離婚後の感情

 

 離婚というのは、どんなにキレイ事を言っても結婚の失敗である。ただ、失敗したからといってその先の人生をずっと暗い気持ちで過ごすべきではない。頭では分かっていても、自分をどこかで責めてしまったり、自分は結婚生活を維持する能力がなかったと、低い自己評価をしてしまいがちなもの。私の経験でもそうだった。
 悲しむのはいい。一時的に落ち込むのも仕方ないと思う。無理に前向きに振る舞って、自分の感情を抑圧することは決して幸せにつながらないから。ただ、自分を責めたり自分自身を低く評価する態度は努めて変えていった方がいい。
 心から楽しめることをする。体を動かす。気の置けない仲間と過ごす時間を作る。また、自分の気持ちをうち明けられる相談相手がいるのは幸せなことである。決して馬鹿にしたり責めたりしないで話を聞いてくれて、感情のもつれや悩みを整理する手伝いをしてくれる人。
 こうして、離婚という辛い体験から、また幸せに毎日を生きようという意欲を持てるまで心が回復していくのである。


 

「離婚後の感情」への2件のフィードバック

  1. いつもメルマガを楽しみにして読んでいます。
    ふと、こちらに立ち寄ってみました。
    私は4年前に離婚したのですが、随分、立ち直ってきたものの、ときどき、失敗した自分と思ってしまうことがあります。離婚後の感情を読んで、思わず涙目です。
    とにかく体を動かすことが元気になるポイントでした。
    幸せになりま?す!!

  2. 2年前に離婚しました。離婚は自分から切り出しました。結婚期間は、半年に満たない短い期間でしたが、心から笑えたことはなく、所謂「結婚の幸せ」を感じたこともない、とても新婚とは思えない、冷たい生活でした。今でも時々辛い思いがよみがえって、涙が出そうになるときがあります。
    私自身を取り戻してくれた家族に、とても感謝しています。

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