依存?自立?相互依存?共依存

 

4つの言葉を使って説明するので、混乱しないようによく違いを考えてください。
 
依存、自立、相互依存、そして共依存。
 
依存は、相手がいないと自分の欲求を満たせない状態。恋愛でも「依存型」の恋愛をしてしまう人がいます。これは、「あなたがいないと生きていけない」みたいな状態。甘え上手の人の場合幸せな恋愛を出来る場合もあるけれど、ひとたび相手が冷め気味だと分かるや、相手に嫌われないように相手の望む自分になろうと無理を始めてしまいます。恋を失うのが怖いから自分を出せない。そんな状態です。
 
自立は、自分のことは自分で出来るという状態。恋愛は本来自分一人になってしまえば成立しないものですが、自立的な恋愛もあります。大人の関係というか相手がいなくても平気よ、という感じの恋愛ですが、このケースでも「相手に重いと思われたくない」という失うことへの恐怖が根底にありますから、心から幸せを感じられることはないのです。そして、自立が進んでしまうと「男は裏切るからいらない」「裏切らないのはお金だけ」などの考えに至ってしまうこともあります。自分が愛されることに対する自信のなさが根底にあります。
 
相互依存は、自立した二人が更に高い幸福のためにお互いを必要とする状態のことを言います。この段階に至るとそれぞれがお互いに愛情を与えることが十分に出来るようになっていますから、大切なことは相手の愛情を「受け取る」ことです。受け取ってくれる人がいなくては与えることは出来ないのですから。この段階では、相手の愛情を感謝して受け取ることで、相手を幸せにすることが出来るのです。
 
共依存は、言葉が似ているのでよく相互依存と間違われるのですが、依存の段階の二人がお互いに傷を舐めあっている状態を言います。この言葉がよく使われるケースは、夫婦や恋人の一方がアルコール依存症のときに、もう一方が世話をし面倒を見るけれど、依存側の人間の自立を促すのではなく、自分がいなければ生きていけない状態を作り出して支配する、こういう状態のことを指します。つまり、一見世話をしている自立側の人間も、ダメな相手がいることに依存しているわけです。これを共依存といいます。


 

「依存?自立?相互依存?共依存」への4件のフィードバック

  1. こんにちは。あづまさま
    再び書き込みいたします。
     
    自分の状態は依存から自立の間を行ったり来たりしているな・・・
    と記事を読んでいて感じました。
    依存の関係で、相手の求める姿に固執しすぎて自分が出せなくなり苦しくなったり、
    そしてまた、そんな恋愛疲れのリバウンドから
    また新たに恋をした時、相手に依存しすぎて、もし居なくなったときのショックを恐れて
    「居なくても大丈夫」
    「お金さえあればいい」
    と自分に言い聞かせるように・・・・
     
    バランスのよい相互依存へ到達したことがありません。

  2. mariaさん
     
    カキコミありがとうございます。
    自分を大切にすること、自分に対して「幸せになれるよ」と語りかけることが人生の可能性を切り開く上でとても大切です。
     
    自分が「幸せになれるオーラ」をまとうようになると、自然と寄ってくる人が変わります。人生が豊かになりますよ。
     
    すぐには変わらないかもしれませんが、少しずつ前進してください。応援しています。

  3. あずま様
    レポートを読ませていただきました。一言では言い表せないなんというか、、奥深いものがあるな?と・・・・
    恋愛とか、結婚とか、、異性と良い関係を築くにはやはり、聖母マリアのような無償の愛がないとうまくいかないものなのかな・・そういうふうに考えてしまう自分がなんだかむなしかったりします。うまく表現できません。
    ボキャブラリーなくて・・・ごめんなさい。
    レポートをざっと一通り流し読みしただけでしたので、じっくりともう一度読んでみようと思います。
    有難うございます。

  4. こんにちはリュウといいます。
    当ブログの記事内で、共依存について引用させていたkだきました。
     
    自分が共依存者だったってちょっとショックでした。
    知識としては知っていたのに、自分の夫婦関係がそうなんて。
     
    離婚をすることにしました。
    原因は妻の言葉による(DV)です。
    ブログではあまりに酷いので書いてません。
    一度私の共依存ぶりを見にいらしてください(爆)。

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