自分の心の力を育てる

 

心の力を育てるインナーチャイルド癒しという方法のアレンジ版を紹介します。
 
悩みが解決しないとき、それは心の力が足りないのかもしれません。
走り高跳びで、跳び方をどう工夫しても、ジャンプ力不足で跳べない高さがあるように、心のジャンプ力が足りない目標に挑戦しているのかもしれません。
 
でも、悩んでいるということは、あなたに成長の可能性があるということです。
 
そのときに、少し回り道に感じるかもしれないけれど、心の力を育てるワークをしてみることが役に立つかもしれません。
 
元々、催眠療法で人気の手法「インナーチャイルド癒し」と呼ばれるものをベースにして自分でできるようにアレンジしたものです。
 
概要をまず書くと、
1.自分の子供の時の写真を用意する
2.それに向かって、「許可」を与える
3.「よく頑張ったね」「大好きだよ」などの愛情のある言葉をかける
というステップになります。
 
1.自分の子供の時の写真を用意する
 
 インナーチャイルド癒しでは、自分の心(潜在意識)を子供の姿としてイメージします。傷ついた出来事があり、そこで心の成長が止まってしまった心が、子供のままでいると考えます。催眠のワークを一人でやると寝てしまうので、その防止のためにも実際の写真があるとやりやすいです。
 また、自分の分身のようにして大切にしていて、時々話しかけているものがあれば(たとえばぬいぐるみなど)、それを目の前においてやるのも効果的です。
 
2.許可を与える
 
 悩み苦しんでいるときは、心の中に何か「これをしてはいけない」という「禁止」があり、そのために問題を解決する行動がとれないものです。だから「許可」を与えることが何より大切になります。
 「○○ちゃん(小さな頃の自分の呼び名)は、嫌なときは「いやだ」って言っていいんだよ」
 「嬉しいときは、嬉しいって言っていいんだよ」
 「悲しいときは、泣いてもいいんだよ」
 「頑張っている○○ちゃんも、辛くて頑張れない○○ちゃんも、どっちも好きだよ」
というように、子供の自分をありのままに受け入れるような言葉をかけていきます。
 
3.愛情を与える
 
 「今まで、よく頑張って生きてきたね」
 「○○ちゃんのことが大好きだよ」
 「○○ちゃん、かっこいいね(男の子なら)」
 「○○ちゃん、かわいいね(女の子なら)」
 言われて嬉しい言葉をかけてあげます。
 
 最後に、お礼を言います。
 「今まで頑張ってくれてありがとうね。あなたがいるから、今の私がいます。」
 
 
 温かい気持ちになれる、癒しのワークです。