中絶経験のあるあなたに

中絶は女性の心にとって極めて重い出来事です。お断りしておきますが、中絶の是非を問うつもりはありません。誰にも言えなかったかもしれません。心の中に辛い気持ちを抱えて、一人で耐えてきたかもしれません。人は、心に抱えた辛い気持ちを吐き出すことで楽になります。

中絶と心の痛み 第1回

 
 こんにちは。あづまです。
 
 今日のテーマは、「中絶と心の痛み」です。
 
 
 最近の恋愛セラピーの相談内容や、寄せられる質問メールに、
 中絶(および流産)の話が増えているので、
 
 今日はその話を書きます。
 
 
 重いテーマですので、読む自信のない方は閉じてください。
 
 
 色々な人が読んでいるココヘルでこんな重い話やめればいいのに、
 でも今日はなぜか、書くことが必要な気がするので書きます。
 
 私もまだ、不完全な知識の中で書いています。
 
 読んでいるあなたを傷つけないように、最大限注意して書いてい
 ますが、きっと不完全なところがあるでしょう。
 
 ですので、読む自信のない方はここで閉じてください。
 
 
 
 大丈夫ですか?
 
 
 では行きますよ。
 
 
 
 
 まず始めに、一冊の本をご紹介します。
 
 癒しのカウンセリング―中絶からの心の回復
 キャンダス・デュ・ビュイ デイナ・ドヴィチ 著 平凡社
 
 この本は中絶で傷ついた心を回復させることに絞った本です。
 こういう本を探していたのですが、やっと見つけました。
 
 読んだだけで実践できる人はそう多くはないかもしれません。
 でも少なくとも解決の方向性は理解できそうです。
 
 興味のある方は読んでみてはいかがでしょう。
 
 
 
◆◆
◆  大人になっても、大きな痛みを伴う出来事
 
 身近な人の死や大きな事故など、命に関わることは、とても大き
 な出来事です。
 
 
 その中でも、中絶は女性の心にとって極めて重い出来事です。
 
 
 お断りしておきますが、中絶の是非を問うつもりはありません。
 
 それに、セラピストの視点から言うと、物事に良い、悪いはない
 のです。本人にとって楽しい、辛い、があるだけです。
 
 
 話を戻します。
 
 
 この記事は主にかつて中絶を経験された方に向けて書いています。
 
 また、そういった経験がないというあなたも、将来直面する可能
 性がありますので、その時に【自分を責めずにすむために】知っ
 ておいて損はない話だと思います。
 
 
◆◆
◆  言えない苦しみ
 
 
 中絶を経験されたあなたへ
 
 誰にも言えなかったかもしれません。
 心の中に辛い気持ちを抱えて、一人で耐えてきたかもしれません。
 
 今では、中絶そのものより、
 一人で耐える心のクセの方が辛いかもしれませんね。
 
 
 人は、心に抱えた辛い気持ちを吐き出すことで楽になります。
 但し、聞いてくれた人が、批判・否定しないで聞いてくれた場合
 です。
 
 中絶の話が出ると、ついつい良い悪いの話になってしまうことも
 あると思います。
 
 だから、言いにくい。
 
 特に、不倫の子を妊娠したなど、あまり格好良くないケースでは、
 外面を気にする人にとっては消したい事実でしょう。
 
 苦しい気持ちを分かってもらって、自分を肯定してもらえれば、
 気持ちは楽になるのです。でも、それが難しいと感じることも多
 いでしょう。
 
 
 辛かったですね。
 
 
 必ず誰かいるはずです。
 
 共感を持って、悲しみに寄り添って話を聞いてくれる人が。
 
 どうしても友人知人の中にみつからなかったら、セラピストを頼
 るのも良い方法です。
 
 
 
◆◆
◆  あづまからのメッセージ
 
 中絶を経験されたあなたへ
 
 辛い経験をされましたね。
 
 もしかして、自分を責めてしまっているかもしれません。
 自分を責めて生きることもまた、辛かったですね。
 
 もう責めなくていいんですよ。
 
 私には、あなたが精一杯生きてきたことが分かります。
 
 
 簡単に心の整理がつくような簡単な課題ではありませんでした。
 人生のとても大きな課題を与えられました。
 
 
 その中で精一杯生きてきましたね。
 
 よく頑張りました。
 
 
 
 新しい命を生み出す奇跡は起こせなかったけれど、
 皆から祝福される妊娠・出産には至らなかったけれど、
 
 
 その中で命の大切さを誰よりも感じたかもしれません。
 
 あるいは、
 
 「自分自身を大切にする」ということの意味が、
 誰よりもよく分かったかもしれません。
 
 
 学びとしては、とても痛かったけれど、
 大切なことを学びました。
 
 
 
◆◆
◆  本当に学ぶべきこと
 
 辛い経験も、上手に学びに代えれば、その後の人生が豊かになり
 ます。逆に学び方がずれてしまうと、長いこと引きずることにな
 りかねません。
 
 そこで今日は、何をどう学んだらよいかをお伝えします。
 
 
 妊娠の段階では、もうせっぱ詰まっていて、
 【生むのか堕ろすのか、どうするんだ!】みたいな
 究極の選択になってしまっていたと思います。
 
 だから、その段階での選択について考えても、やはり同じ結論し
 か出せないのではないかと思います。
 
 
 そんなときは、もう少しさかのぼってみると解決の糸口が見える
 ことがあります。私の恋愛セラピーでもよくやっている方法です。
 
 
 ☆?もうすこしさかのぼってみる?
 
 
 妊娠の前までさかのぼると、あのときに避妊していればとか、
 不倫関係の中でセックスしなければとか、色々後悔することが
 出てくると思います。
 
 
 これは確かに、貴重な学びかもしれません。
 
 
 軽率な行動だったと、反省することは必要です。
 
 
 でも、それだけだと恋愛そのものを避けて孤独になってしまうか
 もしれません。本当にほしいのは幸せな恋愛・結婚ができること
 ですよね?
 
 
 ☆?さらにもっとさかのぼってみる?
 
 
 なぜ避妊しなかったのかということを考えていくと、男性がコン
 ドームをつけるのを嫌がったから、拒否できなかった、嫌と言え
 なかったという理由があるのかもしれません。
 
 【心理学的には誰かを責めても解決しないと強調しておきます】
 
 確かに相手の男性も思いやりがないですが、
 ここできっぱりと嫌といえない女性の側にも心の問題があります。
 
 繰り返しますが、責めているわけではありません。
 
 
 たとえば小さい頃に親に「言うことを聞きなさい」と言われて育
 てられ、極端なケースでは言うことを聞かないと食事を抜かれた
 りみたいな、支配を受けてしまった場合、
 
 大人になっても、嫌と言うのが本当に怖かったりするものです。
 
 
 ここまでさかのぼると、解決策が見えてきます。
 
 
 「私は、嫌と言うのがとても怖くて辛い」
 「人生の山道を歩くのに、人より重い荷物を背負っているんだ」
 「この荷物(怖い感情)を軽くしたい」
 
 
 すると、解決策としてこういう方法が見えてきます(一例です)
 ・子供時代と今は違い「嫌と言っていい」ことを自分に許可する。
 ・ひとりで難しいときは、心理療法を受けて怖さを癒す。
 ・そして、次からはちゃんと「嫌」と言えるような関係を作る。
 
 これが、豊かな人生につながる学びです。
 
 
 
 ☆?別の理由もあるかもしれません?
 
 
 あるいは、不倫をしなければよかったと後悔するかもしれません。
 確かに行動が軽率だったことは反省すべきです。
 
 但し、
 上手に恋愛して幸せな結婚をしている人が立派で自制も利き、
 不倫してしまう人が、我慢や自制が足りないのかというと、
 
 
 そうとも言い切れません。
 
 
 両親が不仲だったり、複雑な家庭で育った子が大人になってから
 不倫をすることが確かにあります。
 
 不倫するクセは、幸せな結婚生活への希望の持てない環境で育っ
 たことと無関係ではありません。
 
 
 幸せな結婚生活という山に登るのに、
 始めから余計な荷物を背負わされているようなものなのです。
 
 
 辛かったでしょう。
 よく頑張ってきましたね。
 
 
 ここまでさかのぼると解決策が見えてきます。
 
 両親から受けたネガティブな心のクセを大人の目でもう一度検証
 し、結婚生活=何となく息苦しいものというイメージを変えると
 決意する。
 
 幸せな結婚生活をしているお手本カップルを見つけて、お互いの
 距離感とか仕草、口癖などを真似して自分の行動パターンに取り
 入れる。
 
 こうやって、心のクセそのものを変化させていく。
 
 不倫に向かう心を我慢するのじゃなくて、
 自然に結婚に向かう心を育てるというわけです。
 
 
 言葉を替えると、
 結婚生活に対してネガティブな想いを持っていること自体が、
 恋愛・結婚・出産に関して、自分を大切にしていないことだと
 気づくことでもあります。
 
 
 これが、豊かな人生につながる学びなのです。
 
 
 
◆◆
◆  あづまからのメッセージ
 
 辛い経験でしたね。
 
 その経験を通じてあなたが、本当に学ぶべきことを一言で言うと、
 
 「自分を大切にする心」
 
 だと思います。
 
 
 きっとどこかで、幸せに対してあきらめがあったり、
 自分の全部を愛せずに、嫌っている部分があったりするのでは
 ないでしょうか。
 
 その気持ちを癒し、自分を愛することを学ぶことが
 あなたの大事な課題です。
 
 本文に書いたように、
 
 あなたは少し他の方よりも重い荷物を背負っているのかもしれま
 せん。ぜひ、自分を苦しめる荷物は手放すと決めて下さい。
 
 
 
◆◆
◆  今日のまとめ
 
 中絶は心の負担の大きい、とても大きな出来事。
 
 人に言えないことが、さらに負担を増しています。
 信頼できる人を見つけて話すと楽になります。
 
 人生をさかのぼっていくと、
 ・嫌といえない自分のキャラが生まれたルーツ
 ・幸せな結婚がイマイチ信じられない自分が生まれたルーツ
 などが分かるかもしれません。
 
 そして、解決の糸口が見えるかもしれません。
 
 大切なのは、自分が背負っている荷物に気づくこと。
 そして、不要な荷物なら、捨てると決めること。
 
 
 ※捨て方が自分では分からないという方は、
  恋愛セラピーにぜひ来て下さいね。
 
 

中絶と心の痛み 第2回

 
 こんにちは。あづまです。
 
 前回もご紹介しましたが、一冊の本を再度ご紹介します。
 
 「癒しのカウンセリング」 中絶からの心の回復
 キャンダス・デュ・ビュイ デイナ・ドヴィチ 著 平凡社
 
 この本は中絶で傷ついた心を回復させることに絞った本です。
 こういう本を探していたのですが、やっと見つけました。
 
 読んだだけで実践できる人はそう多くはないかもしれません。
 でも少なくとも解決の方向性は理解できそうです。
 
 必要だと思われる方は読んでみてはいかがでしょう。
 
 
 
◆◆
◆  やり場のない怒りが、自分に向かう
 
 
 中絶は、心の負担のとても大きな出来事です。
 
 辛い気持ちをどこにも持っていけないと、怒りが湧いてくるかも
 しれません。
 
 何に対して怒りを感じるかは、様々です。
 新しい命を生み出す奇跡を起こせなかった、状況に対して怒りを
 感じるかもしれませんし、自分のふがいなさに対して感じるかも
 しれません。
 
 あるいは、急に態度を変えた恋人に対して怒りを感じるかもしれ
 ませんし、幸せな妊娠が難しい恋愛をしてしまった自分に対して
 怒りを感じるかもしれません。
 
 これは、癒しのプロセスとしては、自然なものです。
 
 怒りをしっかりと感じきる(誰かに共感して聴いてもらうとこの
 プロセスは進めやすいです)と同時に、みな精一杯に生きている
 中での選択をしたと受け入れていくことが大切です。
 
 
 また、誰かを攻撃したり、自分を攻撃する形で怒りを表現するの
 ではなく、今すぐ道は見えなくても「次は絶対に幸せをつかむ!」
 というように決意する原動力につなげましょう。
 
 
 
◆◆
◆  癒しのプロセス
 
 喪失と向き合い、受容していくプロセスでは、感情を整理するこ
 とがとても大切です。
 
 多くの場合、怒り、寂しさ(残念)、不安(恐怖)、悲しみの順
 で感情を感じることが多いようです。
 
 太陽のように温かいあなたの愛情を、
 雨雲のように何層にもなって覆い隠している辛い感情。
 
 これを一枚ずつはがしていくと、再び愛情を感じられる自分が現
 れてきます。
 
 
 
◆◆
◆  感情の詰まり
 
 中絶が心にとってとても大きな負担になることは誰でも直感的に
 は理解できると思います。
 
 ところが研究例の中には中絶が心理的な問題の原因とは言い切れ
 ないとするものもあるようです。
 
 中絶以前から心の問題を抱えていた可能性を除外できないという
 のがその理由のようです。
 
 結論は専門家の研究に任せますが、この見解はとても重要な視点
 を提供してくれています。
 
 
 
 心の浄化能力の違い。
 
 
 
 人の心は辛い感情を感じて、心の澱を涙と共に流す浄化能力を持っ
 ています。
 
 ですが、感情を自由に感じることを制限されて育った子の場合、
 ?アダルトチルドレン(AC)などど言われますが?自分の感情
 を抑え込むことしかできない場合があります。
 
 特に女性は普通に育っても怒りを表現することを抑制されがちで
 すので、怒りを表現できず、癒しが進まないことがあります。
 
 
 詰まっている感情を、意識的に感じるようにすると
 癒しのプロセスが進みます。
 
 
 ほかに、寂しさ・不安・悲しみを感じることも大切です。
 
 怒り・寂しさ・不安・悲しみのうち、苦手な感情がないか、
 詰まっている感情がないか自分でチェックしてみてください。
 
 
 
◆◆
◆  読者さんからのメールご紹介
 
 さて、前回のココヘルに対して実際に中絶を経験された方からの
 メールが届いていますのでご紹介します。
 
 
 ★「許してもいいんだ」という気持ちになりました
  A子さんより
 
>はじめてメールさせていただきます。
>いつも楽しくメルマガ読ませていただいております。
>A子と申します。
 
 はい、いつもありがとうございます!
 
 
>今回の中絶のお話
>涙があふれて止まりませんでした。
>ご迷惑かと思いながら長い文章を書いています。
>お礼を言いたかったので、書かずにはいられませんでした。
>本当にありがとうございました。
 
 そうでしたか。
 私も精一杯書きましたので、こういうメールを頂けて本当にほっ
 としました。メルマガに書くだけでも、結構勇気がいったんです。
 
 
>つい2?3日前のこと、
>仕事のことで、やりたかった仕事なのになぜか楽しくない・・
>と思う自分に気づき、私はこの仕事をして何を得られると考えて
>いたのだろう?と考えたんです。
>でも、解らず・・
 
 なぜか楽しくない。なんだか楽しい気持ちが感じられないという
 ときは、嫌な感情を抑えていることが原因のことがあります。
 感情の鈍麻と言うんです。
 
 
>何かヒントがもらえるかも・・とセルフ・セラピーカードを引い
>てみました。
 
 あづま注
 セルフセラピーカードというのは、これのことなのですが、
 http://s-url.jp/?4915
 タロット占いみたいにしてカードを引いて、そこからアドバイス
 を得るというものです。カード自体が心理学に基づいて作られて
 いるので、怖いぐらい痛いところを突かれる感じなんです。
 私も近いうちに恋愛セラピーに取り入れようと勉強中です。
 
 
>出てきたカードは、「罪悪感」
>このカードについて考えたところ、中絶のことが浮かび、その後
>はもう自分を責めることしか出てきませんでした。
>なんとも思ってないと自分で思っていたんです。
 
>そして癒しのカードから2枚目を引くと、「許し」やっぱりと思
>いました。
>3枚目のギフトのカードからは「愛」でした。
 
>自分を許そうと思ったけれど、出来なかったので、昨日、ハイアー
>マインドに許すことを手伝ってくださいと頼んだところ
 
>今朝、メールを開いたら、
>東さんが、このことを書いてくださっていたので、
>「え?!」と思い、読まないうちから涙が出てきました。
>絶対、見えない力が働いているような気がします。
>ご紹介してくださっていた、本も早速、頼みました。
 
>「許してもいいんだ!」という気持ちになりました。
>本当にありがとうございました。
>あずま様のご活躍、これからも応援しています!
 
 ありがとうございます。
 お役に立てて嬉しいです。
 
 ハイヤーマインドという言葉を初めて聞く方のために解説してお
 くと、自分の中の「自分」と思っている部分のことを「エゴ」と
 いいます。もちろん大切な部分なのですがこれまでの経験に縛ら
 れて発想してしまったり、能力の限界が結構あるんです。
 
 それに対して、ハイヤーマインドというのは、より高い次元のも
 のの見方、解決策の発見ができる部分のことです。
 
 まず自力でやってみて、できないときには、
 ・解決したいという意思だけは自分でしっかり持ち、
 ・現在の自分の力では解決できないことを認め、
 ・ハイヤーマインドに委ねる
  (きっとどこかに解決策があるはずだと信じて待つということ)
 
 こういう姿勢が大切なんです。
 
 
 A子さんは、問題解決に対して、いい姿勢をお持ちです。
 
 
 前回のココヘルは、中絶に対して、誰にも話せず、一人で罪悪感
 を抱えたままになっている女性の方が救いを求める声を上げる
 きっかけになればと思って書きました。
 
 ここまで変化がある方ばかりじゃないと思いますが、まずは自分
 が苦しいということを表明することから解決のプロセスが始まり
 ます。
 
 抱え込まずに、救いを求める声を上げてください。
 
 
 
◆◆
◆  読者さんからのメールご紹介その2
 
 
 一方、残念ながら前回のメルマガの私の声が届かないほど、
 苦しんでいる方もいらっしゃいました。
 
 掲載するのを一瞬ためらいましたが、むしろ応援メッセージを
 送ってもらおうと思い、掲載することにしました。
 
 
 【痛々しい感情がむき出しになった表現があります。
  読んでいて辛くなることもありますので、心が弱っていると
  思われる方は、この先を読まない方がいいと思います】
 
 
 大丈夫ですか?
 
 では、行きます。
 
 
 ★毎日自分を責め続けています
  Sさんより
 
 
>はじめまして。
>ずばりの題名にドキッとして心して読みました。
 
>私は5年前中絶しました。今年30歳になりました。
>その時の相手とは、結婚の約束があったにもかかわらず、昨年末、
>突如音信不通になり逃げられました。
 
 逃げられたのは辛かったですね。
 
 
>中絶後の私は、子供を殺しておきながら親の自分が生きている事
>が恥ずかしく、自分を責め続け、また彼の事も責め続けました。
>毎日泣いていました。
>人と接する事もおっくうになり、親や兄弟に顔向けも出来なく、
>孤独に生きています。
 
 もしかすると、身の回りの誰も、「辛かったね」と言って話を
 聴いてくれなかったのかもしれませんね。
 生きるのが辛かったでしょう。
 中絶そのものよりも、孤独の方が辛かったかもしれませんね。
 
 
>彼だけが世界で唯一そばにいてくれて、会話をし、支え合ってい
>る、そしてそれが続いて行くと信じていました。
 
 あなたが責め続けたにもかかわらず、耐えきれなくなってそっと
 去るまでの間、一緒にいてくれたんですね。ありがたい彼でした。
 
 
>現在、一日誰とも会話する事なく、メールをすることもなく、
>出かける事も無く、死ぬ方法ばかり考えています。
>人と接すると決まって非常に傷付きます。
 
>姿勢がよく、早歩きが癖の私はもうどこにもいません。
>「あどけない顔だね」とどこでも言われていた私も、笑ってばか
>りだった私も、テンポの良い会話が好きだった私も、強気だった
>私も、恋愛に積極的だった私も、
>・・・もう、探してもどこにもいません。
 
>気付くと、背中を丸め足元を見つめとぼとぼ歩き、コンビニの店
>員との対応でさえも恐怖です。
 
 今、この言葉があなたの心に届くかどうかは分かりませんが、
 人生は、いかに許すかという挑戦の連続なのです。
 
 少し厳しいことを言いますが、あなたは許す挑戦を既にあきらめ
 てしまっています。
 
 愛すること、受け入れること、許すこと。
 
 
 人は死ぬ間際に、臨死の質問を受けるそうです。
 (私は科学的にものを考える方なので、脳が自分の人生を瞬間的
  に振り返る仕組みを持っているのだと解釈していますが)
 
 
 その質問とは、
 
 「あなたは愛することを学ぶために、何をしましたか?」
 
 です。
 
 
 もうすぐ死を迎える瞬間に問われるのです。
 やり直しはききません。
 この質問をされたときに後悔しても遅いのです。
 
 
 私からの、心からのお願いです。
 
 死を考えてもいいですから。
 死に方を考えてもいいですから。
 
 その死に際して、臨死の質問を受けますから、せめて後悔しない
 ように、今からでも許すこと、愛することを学んでください。
 
 
>童話「マッチ売りの少女」が、雪が降り積もっている寒い外から、
>暖炉と明るい灯りと温かな笑顔のあふれる親子のいる家庭の窓を
>じっと見つめているシーンがありましたが、その少女の気持ちが
>生きて来て今初めて分かりました。
>パートナーや子供や温かい生活とは一切無縁になってしまった私
>は、ちょうど昨夜、そのようにオレンジ色に輝く温かそうな家庭
>の窓を見上げて立ち尽くしてしまいました。
 
 このシーンを素直に「うらやましい」と言えるようになると、
 あなたもこちらの世界に入れる可能性が出てきます。
 
 
>どこで、間違えたんだろう。
>そう考えると、立ち直れずに自分も彼の事も責めてばかりだった
>自分が結局悪いのです。
 
 あなた自身が悪いと感じているのですね。それも辛いですね。
 まずは、ご自分を許すことから始めてみてください。
 
 
>体も傷付きました。精神状態もおかしくなりました。
>しかし、その後大人になって我慢が必要だったんだ。心に閉まっ
>て一人だけで泣いていたら良かったんだ。
>そうしたら心の孤独にはなっていたでしょうが、本当に天涯孤独
>の身の上にはならなかっただろうと、悲しく思います。
 
>誰にも気遣いのできなくなった状態の私が、自分でも存在してい
>るのかも分からないほど孤独になるのは当然の結果なのでしょう。
 
>精神的孤独なんていうのは、パートナーがいても皆持っているの
>ではないか・・・と私は思っています。自分の心の100をパー
>トナーが100解るわけではありませんので。
 
>どこか共有出来ていたり、持ち合わせていなくとも倍に楽しめた
>り、考えられたりする関係の人が周りにいることが当然のように
>思っていました。
>しかしながら、精神的にも、肉体的にも、実質的にも世界で本当
>の一人になるなんてことは考えもしませんでした。
 
 孤独になったんですね。辛かったですね。
 どのくらいの孤独なのか想像するのみですが、
 自分のことを分かってくれる味方がいないことほど辛いことは
 ないですね。
 
 ★ここから先を読まれる方へ
  Sさんは少し混乱されています。そのまま解釈すると、読むの
  が辛くなると思いますので、読むコツをお伝えします。
 
  話を「堕胎した女」「女性」「男性」と一般化していますが、
  これは「投影」という心の働きです。
 
  「堕胎した女・女性」=Sさん
  「男性」=Sさんの彼
 
  というふうに置き換えて読んでください。
  Sさんも気づいていない、心の底にある痛みが見えるはずです。
 
  そして、Sさんがどんなに辛いとしても、それはSさんの人生
  の課題であって、他人が代わってあげることはできません。
  冷たいと言われようが、できないものはできないのです。
 
  できるのは、応援すること、見守ることだけです。
 
  敬意を持って課題と闘っているSさんを見守ってください。
 
  ★引きずり込まれないこと!
 
 
>堕胎した女が、恋愛する事も、結婚することも、妊娠・出産する
>ことも絶対に許されない事です。
>殺したときの気持ちや後悔や悲しみが昇華することはないですし、
>昇華したらそれは、より罪だと思います。
>一人で強く生きて行くことが出来ない場合は、自分で命を断つし
>かないのでしょうね。
>子殺しをして生きていた方が、おかしかったのです。
 
 Sさんは自分が恋愛することも結婚することも、妊娠・出産する
 ことも禁止してしまったのですね。
 
 Sさんは、自分が苦しむ人生を歩むことで彼に復讐しようとして
 いませんか?もしそうなら、それは、呪いのわら人形です。
 
 
 人を呪わば穴ふたつ
 
 
 呪いが成就して、相手が死んでも、自分も墓穴に入る。
 そういう意味です。
 
 何だか、とても残念な生き方です。
 
 
 
>男性は、自分の体を切り刻まれていません。
>術前、術後の膣や子宮の激痛も知りません。
>5年経った今も、その激痛に襲われることを知りません。
 
 激痛には、本当に同情します。
 継続的に痛いことは、心にとっても最大のストレスです。
 そんな中、よく頑張って生きてきましたね。
 
 痛いのだけは、心の毒です、本当に。
 気休めでもいいから、時には痛みを抑える治療が必要でしょう。
 
 5年経っても痛いというのは、
 何かとても重大なことを抱えていらっしゃるのかもしれません。
 
 幸せな妊娠・出産に対しての希望を失うような・・・
 
 
 安易に「大変でしたね」なんて言えないような気がします。
 
 
 でも、辛いからこそ、
 誰かに分かってもらう必要があるんじゃないですか?
 
 
 
>妊娠初期の体の変化で、お腹の中に確かに新しい命がここにある
>のだと感じる事もできません。
>そんな男性達は、自分の子を堕胎により殺した場合、どんな気持
>ちで生きていくのでしょう。
>無かったこと、悲しかったこと、残念だったこと、そんな言葉で
>片付けることができるのでしょうか。
 
 なんだか、すごく恨みがあるようです。
 ことの詳細は分かりませんが、とても辛かったのですね。
 
 男性でも思いやりがある人は、自分の好きな女性が堕胎で傷つく
 のは「痛い」と感じると思います。少なくとも私は体がぞっとし
 ます。
 
 
>子殺しで傷付いて、引きずって、苦悩しているのはいつも女性だ
>けですね。
>メルマガを書かれている方は男性の上、パートナーとの堕胎の経
>験はございませんか?
>しかも、最後の方に赤ちゃんのお話があったかと思います。
>その部分は不快なので読み飛ばしてしまい詳細は分かりません。
 
>男性は慈しみの心は持ち合わせられない性質なのでしょうか?
>ケアが必要なのは女性だけですよね?
 
 中絶の後心のケアが必要なのはほとんど女性のみだと思います。
 ですが、Sさんの場合、ケアすら拒絶しているように見えます。
 
 許しの道を本人が歩むと決めなければ、周りは本人の心の中に手
 を突っ込んで変化させることはできないですから、助けようがあ
 りません。
 
 「今は許せない気持ちで一杯だけれど、許しの道を行きたい」
 そう助けを求める声を上げさえすれば、周りの人も助けようがあ
 るのです。
 
 
>CMで赤ちゃんが出て来るだけで、反射的に涙がこぼれます。全身
>の力が抜けてしまいます。
>街で赤ちゃんや幼児を見かけるだけで、憎しみの気持ちがあふれ
>ます。
 
>情報を提供する側も街を歩く方々も、皆自分のことだけですね。
>それは当然ですが、そちら側の方が中絶を話題にするのはとても
>苦痛です。
>一向にかさぶたにならない傷口に粗塩を擦り込まれているようです。
>自分でも四六時中傷口を広げているのに、さらに深く、広げられ
>ているようなものです。
 
>最後の方に赤ちゃんの話題を出したのは、究極のイヤミでしょう
>か?
 
 赤ちゃんの話題は、人によって全く受け取り方が違うようです。
 中絶を経験された方の中にも、自分を許し、堕胎した胎児に謝罪
 し、次は新しい命として会おうね、という気持ちになっている方
 もいらっしゃいます。
 
 その場合、赤ちゃんの話題は【希望】です。
 
 Sさんの場合、イヤミとしか思えなかったのですね。
 私としては何だか残念ですが、それだけ辛い気持ちで生きている
 ということなのですね。
 
 
>そんなこと書かなくても、十分自分を責めていますよ。まだ足り
>ないっていうことなんですよね?
>悲しみは止まりません。
 
>S
 
 この一文が、私には一番残念でした。
 あれだけ「自分を責めなくていいんですよ」って書いたのに、
 全く読んでいなくて、
 
 逆の意味に取っている。
 
 本当に残念です。
 
 
 辛い気持ちを抱えて、混乱されているのでしょうから、
 私の言葉は届かなかったのかもしれません。
 
 でも、再度言います。
 
 
 ご自分を責めるのはもうやめましょうよ。
 
 一歩でもいいから、許す方へ進みませんか?
 
 
 
◆◆
◆  Sさんへの応援メッセージをお願いします。
 
 正直に言うと、私自身、Sさんの辛い気持ちを少しでも助けられ
 るかどうか、全く自信がありません。
 
 ですので、こんな時ばかり頼ってしまってすみませんが、
 
 Sさんへの応援メッセージを送っていただけるとありがたいです。
 
 
 特に、「私は中絶のあとの辛さから立ち直った」という方からの
 メッセージが頂けたら本当に救いになると思います。
 
 
 
(2007/08/29追記)
 Sさんへの温かいメッセージをたくさん頂きました。
 こちらのページに掲載いたしましたので、ご自由に閲覧されてください。
 中絶からの心の回復 体験談集
 
 


 

「中絶経験のあるあなたに」への25件のフィードバック

  1. Sさんへ
    実は私も経験者です。会社からのメールなのでこっそり書いている為、言葉を省略していますが、できることならあなたとお話したいです。私も辛い気持ちが消えたわけではありません。でも今は悲しみの中にいるだけでは何のためにその子がやってきて短い命を絶たなければならなかったのか・・・わずかな時間であってもその子は存在しました。意味もあったのだと思っています。全てを否定してしまってはかわいそうです。それでは死んでいった子供は浮かばれません。私はそう考えました。都合のいい考え方と思われますか?私は、責められて当然のことをしてしまいました。それでもその経験が私を少しずつ変えてくれたと思っています。「人の経験に無駄なことは何一つないのよ。」と、私の母はいい、私を抱きしめてくれました。できることなら、私もあなたにそういって抱きしめてあげたい。あなたは一人ではないのです。私は母に対して申し訳ないことをしたと心から思っています。なぜなら、自分の体を傷つけることは何より親(特に母親)の悲しみであり、痛みだからです。自分だけが痛みを伴っているわけではないのです。私も自分を許せているかどうかわかりませんが、少なくとも人には話せないまでも事実として受け入れている自分がいます。無理に忘れようとすることも忘れてはいけないと思うことも今の私はしていません。そのことも自分の一部だからです。自分の都合で死なせてしまったわが子に対し罪の意識と同時に感謝の気持ちを持っています。あなたのおかげで今の私がいると・・・大切な存在です。当時私の体はぽっかりと穴が開いた状態でしたが、今は違います。私には8歳になる子供がいます。そして、今二人目の子が私のおなかの中にいます。今もいろいろなことがあります。でもそんな時亡くした子のことを思います。大泣きをするときもあれば、やさしく穏やかな気持ちでありがとうと言っているときもあります。私の中で多分大きく変化したことは、相手を許せるようになったことかな?と思います。あの時自分がきちんと気持ちを抑制できればこんなことにはならなかったと自分を責めている裏に相手を責めている自分がいることに気づいたとき、私は自分を責めることで自分の罪を正当化しようとしていると感じました。うまくはいえませんがそう感じました。自分を責めながら、私は夫や相手の男性を責めていたと思うのです。もしかしたら親までも・・・。でも、結果は自分で招いたことでした。そして、自分は潔癖でもなんでもなくただの「人」だったということにも気づきました。多分それまでの私は、自分に対しても相手に対しても「完璧」(というとかなり語弊がありますが、)を求めるものが多かったと思います。「こうあるべき」とか「こうでなければいけない」と型にはまろうとする傾向がかなり強かったと思います。でもあまりにも大きな代償でしたが、私はきっと変わったと思います。すみません、私表現が下手でうまく伝わるかどうか・・・とにかく自分をこれ以上傷つけないで、あなたは本当に優しい人です。だからこそ、亡くしたわが子を思うなら、笑顔を取り戻して欲しい。子供はお母さんの笑顔が大好きなんです。・・・ごめんなさい本当に衝動的にメールをしてしまいました。とても人事には思えなくて、会社なのにSさんの気持ちを思うと今も涙が止まりません。本当に長いこと苦しまれてきたんだと思います。でもせっかくこうしてめぐり合えたのですから、心を開いてみましょう?・・・それは決していけないことではないんですよ。私はそう思います。気がついたらものすごく長くなってしまいました。すみません。Sさん、私もあなたが笑顔を取り戻せる日が来ることを願っています。

  2. Sさんへ
    メールを読ませていただいて、本当に貴女の辛い気持ちがよく伝わってきました。メールを書いてくださった勇気に拍手です。お話をシェアしてくださって、本当にどうもありがとうございました。また、SKさんのコメントを読んで私も涙がでてきました。きっと皆さん状況は違っても辛い気持ちを抱えているのですね。(私も経験者です。五年位前になります。) このコメントがSさんの励ましになるとはあまり思えませんが、貴女は一人じゃないですよ、私たちはこうしてネットを通してどこかしらで繋がっているじゃないですか、ということは言えるかな、と思って。
    私も未だに相手を責める気持ちは残っていて、「許す」って難しいなぁ、って常に思っています。自分自身を許す、とよく聞きますが、どうしても責めてしまいますよね…。
    私はあづま先生のメールが大好きでとても助けられています。Sさんもきっとお気づきのように、あづま先生のメルマガを読んでいらっしゃるということは何かを探していらっしゃるのですよね、はっきりとした手ごたえのある回答が何から得られるのか、などは人それぞれなので、私もわかりませんが、必ずいつか、少しずつでもSさんの探していらっしゃることは見つかると思います。今はお体も疲れていらっしゃるようですが、本当に小さなことから始めてみませんか。貴女が心のとっても繊細な方だということもメールからよくわかりました。そういう素敵な部分をご自身で認めてあげて、今、こうしてメールを書いたり、ネットを見たりできる環境にいることを感謝したり(きっともうされていることと思います)。そうすれば、そんなことに感謝できるご自身を発見することになりますし、それはやっぱり素晴らしいことです。と、いうことは今はまだ、生かされているんですよ!  だからご自身で命をたつ必要はないんじゃないかな。私もふっと早いところ消えてしまいたいな?、とはよく思うんです。私はSさんよりもずっと年上で、この先、いい人に出会えるかもわからないし(でもそのくせ、あづま先生ご夫婦のような素敵な夫婦にいつかなりたいなぁとは思っているんです)、ましてや、年齢からも赤ちゃんを将来授かれるのかなぁ、など不安はいっぱいです。 でもそれはそれで人生ですよね。私自身に言い聞かせていることですが、人生はいい・悪いと決めることもないし、寿命も人それぞれだし、私もSさんもきっとまだまだ勉強しなければいけないことがたくさんあるんですよ。だから本当に少しずつでも自分を許してあげて、かわいがってあげて、それが周りの人にも波及できたら…(今はまだちょっと無理だけど)、という感じで日々を過ごされてはいかがですか。おそまつな文章でごめんなさいね、でも本当にメールをあづま先生に書いてくださって、どうもありがとうございました。私も独りじゃないんだ、って励まされましたよ。感謝です。どうぞご自愛くださいますように。

  3. Sさん、それからSKさん・Kさんへ
     
    3人のメールを読んで涙がでました。
    私も経験者です。3人の気持ちがとってもとってもわかります。Sさん、辛いね。きっと真面目でやさしい方ですね。私はアドバイスなんでできる程りっぱではありません。だから、ここに書き込むのは辞めようと思っていました。私はまだ私自身つらい道の途中なんです。誰かに聞いてもらう事が癒しとなるのなら・・。Sさん聞いてくださいますか?
     
    私は20歳の時に中絶しました。ほんの2?3回のSEXでした。そのときの私は、とても真面目で潔癖でした。どんな理由があろうと、中絶する人なんて最低だと思っていました。おまけにSEXは結婚してからするものだとも思っていました。そんな私が・・。どれほどの混乱だったか・・。手術の時のことは今でも夢にみる程です。いち・にい・さん・・と数えながら意識がなくなりました。手術に行くとき、ひとつだけ決めたことがありました。「この子を殺すことは、私が決めた。それだけは忘れないようにしよう」手術が終わってそれまで気丈に振舞っていたけど
    泣きました、大声で。それが最大の苦しみだと思っていたんです。でも違いました。苦しみはそこから始まったのです。私は相手を責める事は一度もしませんでしたが自分を責め続けました。部屋には仏壇を買いました。昨日までは、友達と笑っていたのに、その日からなにかとても眩しい気がしました。こんな私を愛する人はいないと思いました。好きな人ができたら、いつもはゆっくりと育てた気持ちも、どうせ中絶した女なんだから、体の関係を拒むのもおかしいなんて思ったり。それなのに、意識のなかでSEXは即中絶に繋がり、怖いものとなりました。
    誰にも言えず、自分を責め、貶め暮らしていたけれど、ある日思いました。私は真面目で潔癖なために人を許す事をしなかった。私は許されない過ちを犯した。ただ、こうするよりどうしようもなかった。私は、過ちを犯す人を許す事ができるようになるために、この過ちを犯したのではないだろうか。そうなれるように神さまがこの経験を私に与えたのではないだろうか。
    人を許す事はとっても難しいけれど、何故か私は序所にそれができるようになってきたと思う。それが私に与えられたコトのように思う。
    許すことで自分が苦しくなってしまったり、そんな時もあったけど、そのとき出会った人にこの経験をはなしたらさらりと「そんなこと、恋愛の延長線におこったことでたいした問題じゃないよ」と言った。無責任なようにも聞こえるけれど、私たちの経験は人からみれば「そんなこと」。そのことにすこしホッとした。
    自分のコトは許せない私だけれど、人を許すことですこし「するべきこと」としているような気がする。
    本当は今でもふっと死のうかな?って思ったりするんです。死んだときに私は罪の償いをするのかな・・と考えてしまうので。今「のうのうと」生きているから。
    あずま先生とSKさんKさんの体験を聞かせていただき、私もいつか自分を許せるようになれたら・・と思う。こんな先輩達がいるから、きっと私もそうなれる。あせらず、その日を待ちながら、今を生きようと思います。
    こんなメールでは、きっとお役に立てないよね。私の人生はまだ途中だから。ダメな時も完璧じゃない時もある。これが今の私です。間違ってしまったけど、とりあえず歩いています。Sさんもまだ人生の途中。死ぬまで生きていきましょう。私もあなたと会いたいな。Sさんは、間違った私を軽蔑しますか?人殺しとよびますか?私はあなたです。

  4. 中絶を経験していない身としてメェルを書くのをためらっていたのですが、私の経験も書かせていただければと思いメェルしました。
     
    私は高校のころ体を売っていました。もちろん妊娠の危険も何度もありましたが。でも私の周りで二人、中絶を経験した女の子がいます。彼女達が妊娠が分かってから病院にいって、亡くなった子供をお墓に入れるまで立ち会わせてもらいました。また私自身病気のため自殺を何度も乗り切ってきました。そんな私から役に立たないかもしれませんが、メッセージを送らせていただきたかったのです。
     
    中絶した彼女達の言葉が私にはひどく重くて、生きるうえで教えられた大切なものなんです。
    「この子を私は殺してしまった、だからこのことは忘れられないと思う。でも、私はその分命の重さ、尊さを知ったよ。他の人たちは知らないかも知れないし、あたしだってセックスするときそれが大事な命に直結するってしらなかった。でもさ、あたしの分身だよ、それが死んじゃったんだ。あいつ(彼氏さん)は許せないけど、あたしも悪かったよ。でももう遅いんだよね、そんなの言ったって。あたしこの子供にしてやれなかった分だけ幸せになって、天国でこの子を抱きしめてあげんだ。一生忘れないでいてあげんだ。あたし心の中で母さんになったんだから。そう簡単に命の大切さなんてわかんないじゃん、この子それを教えてくれたんだもん。死んじゃったけど大事なあたしの子だもん。ありがとうっていいたいよ。」
    そういって彼女笑ったんです、ちょうど中絶してから2年たったお墓参りの日でした。とても印象的でした・・・というか、私自身の性生活も省みるきっかけともなりました。
    それ以来私はまともな生活に近いものにもどることができた・・といいたいですが。
     
    私は中絶をしなかった代わりに、自分自身を殺そうと何度も何度もしました。病気になって、おそらくSさんも似たような状況かもしれないと思ったのですが、毎日死ぬことと外の世界から逃げることだけを考え続けていたんです。私は悪い子だ、死ななきゃいけない。って。でもあるとき気が付いたのです。これだけ死ぬことに近づいたわたし、幸せな家庭も何もなくて、ぐちゃぐちゃの状態の私だから、きっと何か見つけたんじゃないだろうかって。明日の朝、いや、次の瞬間さえも生きていないかもしれない私って、裏を返せば生きることがどんなに難しいか。普通の人は普通に生きているけれど、それが当たり前だと思っているけれど、本当はすごくすごく難しくて許すなんてできなくて、自分であり続けるのが死ぬほど、それこそ「死ぬほど」大変だって分かったんです。そんな私が今まで生きていたってことがすごい・・そう思った時、がんばって生きてきたね、私。今つらくって罪びとの私でも、神様が許してくれたから生きてるんだよね。いままで生きてこれたんだから、もうちょっとだけ生きてみようよ、生きててくれた私にありがとうって言いたいよ。私が死んだとき、泣く人がいたら余計私は罪びとになっちゃうよ。そんなのイヤだよ。私が死んだとき、周りの人にシアワセのこしてあげたいんだよ。だからまだあたし死ねないよ。
     
    そうやって今私はどうにかまだ生きています。
     
    もしSさんがいなくなっちゃったら、おかあちゃんやおとうちゃんとか、Sさんが心配でそばにいて手を握って一緒にいたいあたしは泣いちゃうよ。あたしはSさんにいて欲しい。つらいんなら一緒に泣きたい。Sさん、メェルを送ってくれただけで大変だったと思うけど、でも一緒に共有させてくれて私はありがとうっていいたい。
     
    役に立ったかどうかわかりませんが、私の話を読んでくれてありがとう。不快な気持ちにさせてしまったらごめんなさい。Sさんがつらい経験をしていても、それでも生きていてくれるといいなって思ってます。

  5. SKさん、Kさん、KKさん、gkdさん
     
    あづまです。
    一人一人の経験はとても重いもので、軽々しくコメントできるものではありませんが、
    まずは、心からお礼を言いたいと思います。
     
    コメントしてくださって、本当にありがとうございます。
     
     
    私がメルマガでわざわざ(気持ちが乱れる人もいるに違いないのに)中絶のことを
    書いたのは、孤独の中で悩み苦しんでいる人が多いと感じていたからです。
     
    大丈夫だよ。
    乗り越えた仲間もいるよ。
    一緒に闘っている仲間もいるよ。
    一人じゃないよ。
     
    これを伝えたかった。
     
     
    私自身は、男ですし、自分で妊娠することのない体です。だから体験からお話し
    することはできないですが、こうして「声を上げてください」とお願いすることはできます。
     
     
    こうしてコメントを寄せてくださった皆さま。
    そして、このコラムとコメントを読んでくださっているあなた。
     
    多くの方々の温かい心を感じます。
     
    ありがとう。
     
     
    悩んで、今は暗闇にいるように感じているあなたへ。
    あなたは、独りではありませんよ。
     
     
    コメントを下さった皆さま。
    再度お礼を申し上げます。
    書くだけでも辛い気持ちを思い出したかもしれません。
    それでも、コメントを寄せてくださって、本当にありがとう。
     
     
    ありがとう。
    (これしか言葉が見つかりません)

  6. あづまさん、いつも心温まる、癒し、自分を見つめるきっかけとなる内容のメルマガをありがとうございます。あづまさんの呼びかけにわたしも応えたいと思います。
     
    わたしもSさんやほかの数多くの女性と同じく中絶経験があります。24歳のときでした。今はもう40代です。私自身が通った苦しみはやはりSさんのように激しいものでーーほとんど誰にもいえなかったからーーもうこのように人生は生きていけないと思うことが多かったです。一人で泣くことも半狂乱になって泣くこともありました。相手のことも結局心から許すことはできなかったと思います。別れるまで。中絶の手術の前の1週間、そしてその後何度も、いろいろな夢を見ました。妊娠などしていなかったという夢、出産を希望している彼の言葉の夢、そして出産している夢、出産の喜びに泣いている自分の夢。自分を許すことは長い間難しかった。でも、わたしは大切な母と妹がいて彼らのためにも死なずにしっかり生きていかなくてはと思い、会社も変えたり、新しい学校に通い始めたりと、生きることに目を向けるようになりました。だからといって痛みがなくなりませんでしたがーーとくにお酒を飲むとまた同じ涙が出て精神が不安定になるということが多かったです。それと、いつも自分の顔を鏡で見て、中絶後のわたしは違うって意識し続ける自分がいました。もう無邪気じゃない、罪を犯した、永遠に消えない影がわたしの顔に出ているなどとね。ただもうあの時は前を向いて生きていくことが精一杯だったと思います。それでもいつか赤ちゃんを自分でもう一度産めたらという希望は持っていました。子供づれをみるのは常につらかったですよ。嫉妬もしました。
     
    29歳で結婚し、その時わたしは思いました。ああ、あのときつらい選択したけれど、今はこの夫に会えた、と幸せを感じ7年間の結婚生活がありました。その中で、わたしは癒されていったと思います。夫にそのことを話して、彼は本当にわたしを慰めてくれたし心から受け入れてくれていました。それでもですよ、35歳くらいのとき、友人夫婦と一緒にお酒を飲みすぎたときに不覚にもブラックアウトしてしまい、自分で何を話したかとか覚えていないんです。でも後から夫から教えてもらったのですが、(夫だけが内容を理解できた)わたしは、中絶のことを泣きながら話していたというのです。自分は二度と許されない罪を犯してしまった、二度と取り返しのつかないことをしてしまった、子供を持つ権利などないのだとか、泣きながら繰り返していたというのです。後からきいて驚きました。だってそれはきっと潜在意識のものだから。実際の生活では幸せだと思っていたし、わたしは幸せになるって思っていたから。
     
    その結婚生活が破綻し、つらい離婚騒動を経て、前に続けていた学びを再開し、今はプロフェッショナルな道を歩んでいます。離婚の真っ只中にいたときは、中絶のことがまた自分を責めてきました。しかし、愛していた夫を失ったこと、彼と憎しみあったこと(今ではもう憎しみなどまったくありません)、死ぬことを何回も本気で考えたこと、精神がおかしくなったこと、その後の恋愛もつらかったこと、人生はもうだめだなってあきらめかけたこと、そういう場所から立ち直って来た時に、中絶のことはわたしのなかで浄化されて昇華されたって気がするんです。中絶はあの時は、そしてその後の10年間以上も,これ以上の苦しみなど存在しないと思ってきましたが、その後に、それよりもーーわたしにとってはーー つらい、もっと心をめちゃくちゃに傷つけることを乗り越えなくてはならなかったことを通して、中絶の経験が自分の心の中の博物館に入ったって思うのです。わたしにとっては中絶を実際に癒す場になった大事な結婚、それが破綻した時の苦しみが本当に大きかったのです。今ではこんな年でも、まだ家庭をもつことをあきらめてません。
     
    中絶して知ったこともたくさんあります。自分の弱さ、です。きつい言い方ですが、そんなに苦しむほどの命を、ではどうして守れなかったか?っていうことです。わたしは守らない選択をしたのです。
     
    それから、離婚からの回復は、サイコセラピストとの真剣なセラピーと、それから、助けてくれた家族の深い愛を再確認したこと、残った友人の親切でした。それから、外国に暮らしていることもあり、(日本にいても同じことだと思いますが)苦しみにはいろんな種類があり、みんな乗り越えようとがんばっているし、そうじゃない人もいる。ただつらいのは自分だけじゃないって言うことを気づかされる機会も与えられていたと思います。
     
    本当にとりとめがない文章でごめんなさい。きちんと書いてまとめてからって思いましたが、そうすると、きっとわたしは、やっぱり送るのやめようってなってしまう気がして。
     
    Sさん、わたしはあなたより年上ですが、同じ経験をしています。自分を呪ったし相手も呪い尽くしましたよ。その後救われたと思ってその救いだと思ってたものも失いましたよ。それでも、今は人生が好きですよ。できるだけ長く生きたいですよ。わたしの愛を受け取ってくれるパートナーとめぐり合いたいし彼から思いっきり愛されたいですよ。生きている以上は可能性がありますよ。いつも。明日はいつも新しいです。陳腐な表現だけど。母が言ったんです。(母はわたしよりももっといろいろなつらい経験を通ってきた人です)「今はね、あなたはもう自分は二度と笑うなんてことはないって思っていると思うわ。でもね、信じてね、必ず、あなたが心から笑っている日が来るっていうことを。わたしが保証する。わたしはそうやって乗り越えてきたんだから」って。
     
    Sさん、生きていてください。いつかSさんが中絶で苦しんでいる女性を励ましているときがくるとわたしは信じています。どん底にしばらく落ちるのは当たり前だと思います。それほどの痛みなのですから。でもすこしずつ、前をみてみてください。Sさんの愛を受け取りたい人はいっぱいいますよ!

  7. ここに投稿された皆さんに  もうすぐ還暦を迎えます。4人の子どもたちを出産し、育児を楽しみました。しかし、私も中絶しています。その事実は消えることはありません。どんな言葉も解決してくれないでしょう。許してもらえるものでもないし、どんな言い訳もないでしょう。ただひたすらに、4人の子どもたちを育てました。事実は消えないけど、自分を責めても何も生まれない。次に生まれるお子さんを一生懸命育てましょう。お母さんになりましょう。そして、男の子なら、女性を大切にするように育てましょう。子どもたちに、安物でないSEXの巣晴らしさの語れる親になってみせましょう。中絶を選択するしかなかったわが身を、先ずは成長させましょう。立派な母親になって、天国に行き、抱いてやれなかった我が子を抱き締めてやりましょう。私はずーっとそう思ってココまできました。身も心も一つになれる人って、出会えますよ。そのためにも悩んでないで素敵に自分を磨きましょう。テクニックなんていらない。心です。自殺して、その子のところに行けば、余計に情けないですよね。

  8. こんにちは。
    中絶した事の苦しさとか、自分を責める事がひしひしと文面で感じられました。
     
    すごく辛いでしょ・・・
    すごく悲しいでしょ・・・
    すごく自分を責めちゃうでしょ・・・
    すごく相手を恨めしく思うでしょ・・・
    すごく自分も嫌いになってるでしょ・・・
     
    でもね、天国に行った赤ちゃん・・・の幸せは、生きていても願えるんですよ。
     
    お墓(水子地蔵)には参ってますか?
    供養してあげてますか?
     
    それはあなたの責任というか、あなたしか出来ない事だよ。亡くなった事はもうどうする事も出来ないけど、せめて赤ちゃんが天国で幸せになれるよう、
    親のあなたの愛を届けてあげられた方が赤ちゃんだって、幸せだし許してくれますよ。
     
    今、自分の痛みだけしか考えられないかもしれないけど、ほんの少し自分の赤ちゃんとしてお腹に来てくれた事、感謝できたらなと切々に思います。
     
    自分の事や相手のこととか、今は許せなくてもいいじゃない。そんなの無理しなくても、・・・。
     
    赤ちゃんの供養だけはあなたしか出来ない事だから、生きている間・・・どうぞ、愛を届けに行ってあげてね。
     
    赤ちゃんからのメッセージがきっとあるはずだよ。

  9. 追伸
     
    もう、大丈夫!
     
    これからも大丈夫!
     
    口に出して言ってみて!!
     
    あなたの体も大事にしてあげてくださいね○o。..:*・(uωu人)・*:..。o○

  10. 私も中絶経験者です。
    辛い気持ち、責める気持ち、よくわかります。
    しかも、人に言えることではないからこそ、辛いんですよね。
    私、死ねばその子に申し訳が立つとさえ思い、何度も命を絶つことを考えました。
    でも、そこまでの勇気もなく、かといって罪悪感もすごい。
    そんな中で、再度妊娠したときは、中絶によりを失ってしまった子供の分まで(生まれてくるはずだった)子供を愛そうと思っていたのに、流産。
    20代前半で2度、命を失いました。
    私には子供を産むことさえ許されないのか・・・と思い泣きくれていた時、当時結婚していた人から言われたのは「俺だってつらいんだからいつまでの一人でかなしんでいるなよ!」というコトバ。
    支えてくれていると思っていた人から突き放された瞬間は、傷つくのも苦しい思いをするのも女性だけなのだと思い、もう誰にも頼れないと思い、一人で水子を供養しにお寺にいきました。
    供養を始めた瞬間、涙が止まりませんでした。
    人前であんなにも泣くとは思いませんでしたが、同時に体がふっと軽くなったのを覚えています。
    そして供養を終えたあと、住職から言われた言葉が今でも私を支えています。
    「水子さんは、あなたを恨んでなんかいません。望んであなたの元に来たのですから、うらむはずはありませんよ。でも、あなたが悲しんでいると水子さんも悲しいのです。いつまでも悲しんでいたら、水子さんはあなたが心配で心配で安心して天国に行くことができません。天国に行けないと言うことは、いつまでたっても生まれ変わることができないんですよ。供養をした、それで十分あなたの気持ちは水子さんにちゃんと届いています。だから、今度はあなたがちゃんと水子さんを天国に送ってあげてください。また生まれてこられるようにね。水子さんは生まれてこられなくてもほんの少しでもあなたの子供だったんです。不思議なもので、子供は親を恨むことはありません。幸せになってほしいとだけ願うものです。水子さんが安心して生まれ変わってこれるように、あなた自身も幸せになってください。できれば、1年に一度はお参りに来てあなたが幸せになった顔を見せてあげてください。水子さんが喜びますから。そして、いつか新たな命を手にした時、水子さんの分まで愛情を与えてあげてください。いいですか?水子さんのためにも幸せになるんですよ。」
    その日から私の意識は変わりました。
    生きていくことが供養になると知ったから。
     
    その後、流産の危機を乗り越えて無事第1子を出産しました。
    今元気に育っております。
    ただ一つそのころと変わったのは、第1子と二人での生活をしているということ。
    すべての妊娠に関わった男性(結婚相手)は第1子出産後に女性を作り駆け落ちしました。
    現在は判決離婚によりシングルマザーとなっていますが、あの時住職さんに言われた「水子さんのためにも幸せになるんですよ」という言葉を胸に、私が子供を大事に育て幸せに暮らしていくことが水子さんの最も大きな供養になると信じて毎日をすごしています。
    失った命はもう元には戻らないけれど、もし聞き入れてもらえるなら、水子さんにまた生まれ変わるためのチャンスを与えてもらえないでしょうか?
    急に笑顔になって、と言われても辛いですよね。
    自分を許すんだよ、そういわれても頭では理解できても感情が追いつきませんよね。
    まずは、水子さんを見送ってあげてください。
     
    それから・・・。
    あなたが死ぬことが供養になるではありません。
    あなたが不幸になることが供養になるのでもありません。
    あなたが幸せになることが、『命の尊さを身をもって教えてくれた』水子さんにとって一番の供養になるのです。
    それを忘れないで下さい。
    もう十分苦しみました。これ以上、自分を苦しめないで下さい。生まれてこれなかったお子さんのためにもね。
    そして、水子さんの分までしっかりと生きていってください。
    あなたが笑顔を取り戻し幸せになる日がくるのを心より願っております。

  11. Kです。
     
    皆様の投稿、本当にありがたく拝読させていただきました。皆様がいろいろな思いを抱えつつも、一生懸命生きている様子に本当に助けられています。
     
    (Sさんへのメッセージの場だということは承知していますが、もしよろしかったらどなたかアドバイスをいただけたらと思います…)
    実は質問があるのですが、水子さんの供養、というのは、お寺に行かないと、できないのでしょうか。
    私は外国に住んでいて、宗教も違います。
    きっと「水子さんの供養」というのは心理療法ワークショップなどで行っている別の方法でもできるのだろうな、とは思うのですが、確かではないので…。
    私が受けたカウンセリングではクライアントのもろもろの思いを風船に詰めていました。が、私にはピンと来ませんでした。
     
    …ここに投稿していいものか迷いますが、させて頂きますね。
    皆様がこれからも一歩ずつ(ゆっくりでも)確実に幸せへの道を歩まれていくことを心からお祈りいたします。

  12. Sさんへ一言。
    私も、全てを諦めていた時期があります。
    結婚すること。出産すること。家族を持つこと。恋愛をすること。
    誰かを愛すること。誰かに愛されること。
     
    いい人が現れるよ、とか、いいことがあるよ、と声をかけてもらっても、
    全くそう思えませんでした。
    完全に心を閉ざしていました。
     
    一般的な幸せの形なんて、必要ありません。
    結婚しなくたって、子供がいなくたって、幸せな人は幸せです。
    でも、自分に嘘を吐くことは不幸です。
    例えば、本当は温かい家庭に憧れているのに、
    「こんな私だから、そんな夢は持ってはいけない」と思うことです。
     
    救いを必要としない限り、残念ながら救いは訪れません。
    自分の心を閉ざしている限り、何も変わりません。
    いくら「きっといいことがあるよ」って言われても、今は信じられないと思います。
    誰に何を言われても、ダメなときはダメです。
    今はそれでかまわないと思います。
     
    でも、いつか、そんな後ろ向きな自分が嫌になった時に、
    「こんな私ですが、助けて下さい」って、心から祈って下さい。
    「誰かに愛される資格なんてないかもしれない、でも、誰かに愛されたい」と、強く願って下さい。
    その時、必ず救いは訪れます。
    これは私の実体験です。
     
    今は無理でも、いつか、
    救いを求められる日が来ることを祈ってます。

  13. こんにちわ。私も経験者です。
     
    私も長い間自分を責め続けました。
    つい最近まで、自分の事が許せずに、
    幸せになってはいけない・・と考えていました。
     
    もちろん、今でもその感情が全く無いかといえば
    そうでもありません。
     
    私は自分の自信の無さと無知がそういう結果を招いた
    と思っています。
     
    うまく言葉で表せませんが、
    苦しみから抜け出す方法が分からない状態が
    一番苦しいのだと思います。
     
    私の経験ですが、長い苦しみから抜ける方法を知れば
    中絶の問題だけでなく、人間関係、仕事など
    色々なところが順調に回るようになりました。
     
    苦しみの中で見つけたのは、本当の素直な自分を
    自分自身が知らなかったという気づきでした。
     
    問題は中絶した事だけではなく、
    今までの人生全てに繋がるものだったのです。
     
    私にそんな気づきを与えるために
    命を使ってやってきてくれたのだと・・・
    だから、感謝しかないです。
     
    苦しみに引き戻されそうになっても
    感謝の気持ちが私を救ってくれています。
     
    Sさんや今苦しんでいる方に言えることは
    今、苦しい思いをしている自分をしっかりと見つめてください。
    苦しいのは当然です。
    後悔があったり、恨みがあったりしてもいいんです。
    前向きになれなくてもいいんです。
     
    あなたの苦しみを理解できるのはあなただけなんですから・・・
     
    傷ついた自分を受け入れて、許してあげませんか?
    苦しいのも、悲しいのも、悔しいのも
    当たり前の事なんです。
    間違ってなんかいないのですから・・・
     
    中絶という事実が消えてしまう事はありませんが
    そこから、あなたにしか出来ない学びや成長があるんです。
    勇気を出して一歩進んでみませんか?
     
    それと、お寺に供養に行けない方や
    行く気力や勇気の無い方には
    インターネット申し込みで供養してくれるお寺があります。
    こちらでリンクを貼って良いか分かりませんので
    「春名寺」で検索してみてください。
     
    (管理人追記)
    春名寺さんのURLはhttp://homepage3.nifty.com/harunaji/です。
    このコメント欄はシステム上、リンクを貼ってもクリックできませんので、
    ichiyさんのお名前の部分を「春名寺」さんへのリンクにしました。

  14. Sさん、そして自分が犯した罪と思って苦しんでいるみなさんへ
     
    私も経験者ですが、当時は私も「殺してしまった」という思いにただただ涙があふれた時期がありました。けれど、選択したのは自分自身であり、そのときの彼ではないのです。「彼がいなければ産めない」という判断は、もうすでに自分の責任から逃げていると思います。ひとりでも「産む」という選択もあったわけですから。
    私はそこで相手を憎むことをやめた気がします。すべて自分が受け止めて行こうと。もう済んでしまったんです。どんなに後悔したってその子の命は帰ってこないんです。だったら自分は「これからどうすればいい?」と私も必死に考え、この世に産んであげられなかったけれど「私には子供がいるんだ」という思いで生きて行こう、「この子を絶対忘れない」、忘れたらそれこそこの子に恨まれると思い心に決めた気がします。
    この世には親から愛情をもらえず、淋しく命を落とす子がどれだけ多くいることでしょう。もしその子がこの世に生まれて来たら、幸せだっただろうかと思います。当時私も若干二十歳で、たとえ親に助けられ、育てられたとしても本当に愛情を注げたかどうかわかりません。次にいい人が出来たら、その子を疎ましく思ったかも知れません。ひとそれぞれ、子供を産むにふさわしい時期があるのではないかと思います。産むだけがすべて正しい選択ではないことを受け入れてもいいのではないでしょうか。「産む」=「幸せ」では決してないです。子供は親から愛情を一杯受けて育って行くことが幸せなんだと思います。
    だから産んであげられなかったことを悔やむのではなくその子を愛してあげられる自分になってください。
    私はその10年後男の子を生みました。今16歳です。
    何の子育ての苦労もなく、いいえむしろその子と歩んできたこの16年間はとても楽しくて、幸せでした。この子をお腹に宿したとき「あの子の生まれ変わりだ」と思いました。
    だから自分ばかり責めても、その子は帰ってきませんよ。もう一度、あなたをお母さんとして選んで、産まれてきてもらえる人になってくださいね。

  15. Kさんへ
     
    これは全くの私見なので、一意見として聞いてくだされば幸いです。
     
    水子の供養はお寺・・・ということは、仏教にかかわりがあるのかと思います。
    ですが、もともと「水子を供養するためにお寺に出向かなくてはいけない」という教えは仏教にはないはずです。
    そもそも、お寺の存在も仏像も全ては後付けであり、お盆やなどの慣習も江戸時代に始まった、金銭がらみの慣習ですので、本来ならば行わなくても何の支障もありません。
     
    水子供養には、お墓参りなどの慣習と同じように、「それを行うことによる安心感・自己懺悔」 は得られると思います。そういう意味ではセラピーといえるかもしれません。
    ただ、外国に住んでいらっしゃるKさんがわざわざ日本まで来て、とか、仏教徒ではない宗教の異なる方が自分の信仰を変えてまで行うならば、それはセラピーにはならない可能性が強いかと思います。
     
    それよりも、自宅に仏壇がある方なら毎日手を合わせ、ない方でも自然の中や静かになれる環境で心の中で毎日手を合わせてあげるほうが、たった一度、または年に一回訪れて行う水子供養よりも、ずっとずっと意味のあることだと思うのです。
     
    お経は僧侶やお寺独占のものではありません。自分でお経を唱えることが出来る方は、毎日、心静かに唱えることも供養への一つの道だと思いませんか。
     
    水子供養は、赤ちゃんの霊を追い払うものではないですし、それをしないからといって罰せられる種類のものでもありません。これをしなくちゃいけない、ということはないと思います。
    どうぞ、自分の心を見つめて自分にとっても赤ちゃんにとってもセラピーとなる道が見つかりますように。

  16. こんにちは
     
    私も中絶経験者です。
    毎晩泣き暮しました。
    パートナーは泣く私を抱きしめるでもなく声をかけるでもなく・・一人で泣いていました。
    (悪気は無かったと思いますが
    心の痛みはわからなかったようです。関係はやはりそれから悪くなりました。)
     
     
    エコーで見た赤ちゃんの姿・・・
    頭から離れませんでした。
     
    でも ある時、
    赤ちゃんの魂は必ず天上で待っている。
    無くなったのは肉体であって
    魂は天上で待っている。
    今回は赤ちゃんの肉体に不都合があったり
    お母さんの肉体や精神や状況に不都合があって
    その肉体では生まれて来れなかったけど
    必ず待ってる。
    と聞いたのです。
    宗教的かもしれませんが(宗教ではなかったですけど)
    本当に救われました。
    その日から
    赤ちゃんを作ろう!って
    そのことに気持ちが向きました。
    そして
    その後、2度流産しましたが
     
     
    38歳でしたし
     
    今世だめなら
    来世できっと親子になれる
    と考えるようにしました。
     
    結局・・それから授かって、その時の子どもが
    今は小6です。
     
    Sさんも
    こんな風に考える事によって
    少しでも気持ちが和らげば。。
    と思ってメールさせて頂きました。
     
    あづま先生へ
     
    いつも楽しみに拝見しています。
    心が癒されるし勉強にもなるし
    ファンです。
     
    ただ・・・
    今回の中絶の話題の
    編集後記に赤ちゃんのことを書かれるのは・・
    もちろん平気な方が多いのかとも思いますが?
    私は悲しい気持ちになりました。
    私自身は日頃は
    他のメルマガで赤ちゃんの話題を読んでも、
    お友達の赤ちゃんを見ても、
    ただただほほえましいと思っていますが
    この話題で
    まだ苦しみの中にいる方の気持ちを
    思うと
    胸が痛くなり、ほほえましい気持ちで読むことが出来ませんでした
    せめてこの週だけでも
    ご自身の赤ちゃんの様子を
    書かなくても。。と思いました。
    Sさんが辛いと言っていたNO2
    にも また赤ちゃんの様子が。。
     
    幸せに産んでもらってすくすく育つ赤ちゃんの様子は
    やはり この号で書かれるのは
    (翌号からはかまわないと思いますが)
     Sさんは辛いのではないでしょうか。
     
    少なくとも私は辛かったです。
     
     
    生意気言ってすみません
    先生のファンである事には
    変わりないので
    これからもメルマガ楽しみにしています!

  17. 2つ上のあかりさんと似たコメントになります。
    私は中絶の経験はありませんが、
     
    >現在、一日誰とも会話する事なく、メールをすることもなく、
    >出かける事も無く、死ぬ方法ばかり考えています。
    >人と接すると決まって非常に傷付きます。
     
    >姿勢がよく、早歩きが癖の私はもうどこにもいません。
    >「あどけない顔だね」とどこでも言われていた私も、笑ってばか
    >りだった私も、テンポの良い会話が好きだった私も、強気だった
    >私も、恋愛に積極的だった私も、
    >・・・もう、探してもどこにもいません。
    >気付くと、背中を丸め足元を見つめとぼとぼ歩き、コンビニの店
    >員との対応でさえも恐怖です。
     
    >童話「マッチ売りの少女」が、雪が降り積もっている寒い外から、
    >暖炉と明るい灯りと温かな笑顔のあふれる親子のいる家庭の窓を
    >じっと見つめているシーンがありましたが、その少女の気持ちが
    >生きて来て今初めて分かりました。
    >パートナーや子供や温かい生活とは一切無縁になってしまった私
    >は、ちょうど昨夜、そのようにオレンジ色に輝く温かそうな家庭
    >の窓を見上げて立ち尽くしてしまいました。
     
    この全く同じ症状を6年ほど前に私も持ち、毎日自殺を考え、それも親や親戚、周りの人に迷惑がかかると思って踏み切れず、Sさんと同じく、マッチ売りの少女の幻影を見ましたので、一言言わせてください。
     
    Sさん、つらいですよね。
     
    でも、このつらさ、中絶だけが原因ではないかもしれませんよ。だって、私は失恋だけで上記のような症状になりましたから。
    今思えば、セラピストや精神科での治療が必要だったのかもしれませんが、恥ずかしさやプライドがゆるさず、そんな苦しい状況を2年以上つづけました。
     
    で、どうやって脱却したかというと、体の動くままに行動するのです。
    たとえば、誰かを見て羨ましいと思ったり、憎しみが沸く、それは、自分が本当はそうなりたいからだと思います。
     
    じゃあ、そうなれるように、夢を思い描いて、がむしゃらにアタックすればいいじゃないですか!?
    自分で行動しなければ、何も始まりませんよ?
    「果報は寝て待て」といいますが、アレは大嘘です。
    「チャンス(幸福)は自分でつかめ」が本当です。
     
    失礼な言い方かもしれませんが、あなたの人生は、すべて、あなた自身が選択し、決断したことなのです。
    彼のせいでも誰のせいでもない。
    あなたの責任なのです。
    だから、あなたが決断してとった行動には、自信と責任を持ってください。
     
    彼や過去の自分を責めていても何も始まりませんし、他人を責めるのは、筋違いだと思います。
     
    赤ちゃんのように、他人を恨み、憎むのは、責任転嫁、他力本願ともいえませんか?
    その彼を選んだのもあなただし、堕胎を決めたのもあなたでしょう?
     
    これを言われると、めちゃくちゃ腹が立ちますよね??
     
    私もそうでした。
    でも、それが事実だと、ちょっとは認められるようになったとき、過去の苦しみが、全部、あなたの底力、馬力、生きる知恵、強さへと、めきめきと生まれ変わってくるんですよ!!!
     
    あなたの経験は、決して無駄ではない。
    試練のときは、必要だから訪れるのです。
    そこから、吸収し、学び、生きる土台にしてください。
     
    あなたの助けやアドバイスが必要な人が、この世にはたくさんいます。
     
    とにかく、なりたいあなたをイメージしてください。
    笑顔になれる方向に、素直に進んでください。
    そうすると、不思議と、それが実現します。
     
    私は、それを実行して、今、信じられないくらいの数々のものを手にいれ、とても幸せな生活を送っています。
     
    今は、もう、マッチ売りの少女の幻影を見たり、自殺したいという願望もありません。
    強い憎しみの気持ちも消えました。
     
    それは、自分に素直になって、やりたいことをやっているからです。
    自由=幸せ だと思います。
     
    Sさんが、ご自身を解放なさって、呪縛から自由になり、やりたいことを存分に楽しむことができるようになることを、心から願います。
     
    そのエネルギーを、今後の自分の目標達成のために使いましょうよ。ね?

  18. 追伸:
     
    Sさん、望めば叶いますよ。
     
    「求めるもの救われる」という言葉をいつも頭において、将来のなりたい自分をいつも思い浮かべてください。
     
    必然的にそれが叶いますから。
    まるで、奇跡のように。
     
    でも、自分で望んで、それに近づけるように行動したんだから、それは奇跡ではなく、なるべくしてなるのです。
     
    だから、ポジティブにいきましょう。
    人間には、魔法の引力のように、頭にあるイメージをひきつける能力があるんです。
    それは、ネガティブであってもひきつけてしまうそうですから、明るい方向へ突き進むしかありません。
     
    残された人生、笑った者が勝ちです。

  19. Sさんは、いまのままで十分だと思います。
     
    Sさんがこのようなメールを送ったことも、人とのコミュニケーションを遮断することも、幸せになることを望まないことも、それでいいと思う。
     
    傷にふれないように、ふれないように、今はそれしかできないんだと思う。
     
    そうしながらも、幸せになることだけは諦めないなんて、やろうと思ってできることじゃない。
    諦めちゃうよ、普通。
    死にたくなって当たり前。
     
    逃げて何が悪い?
    人を憎んで、自分を憎んで何が悪い?
     
    立ち直ろうとなんてしなくていい。
    立ち直るってのは、立ち直りたくなったときに、気が付いたら立ち直っているものだよ。
     
    私にもSさんやみなさんと同じ時期があっただけにそう思う。
    人を憎んで、自分を憎んで死にたくって、幸せになることなんて諦めて、、、そんな毎日がなにより自分を癒してくれた。
     
    みんな往々にしてそうなんじゃないかな?
     
    Sさんは今のままでいいと思う。
    十分だよ。

  20.  どうしても気になって読み直してみました
     
     現在浮気から別居状態にあり、単身赴任中で、中絶を経験した事のある女性と半同棲状態にあります
     
     ナンだか女性の敵みたいですね
    「浮気したら、絶対離婚!」と言ってた家内
    「正直に言いなさいよ!罪は罪と認めなさい」と迫った家内
    犯罪者である事を認め、離婚を要求した自分・・・・
    「絶対別れてやらない」と家内
     
     そんな家内もその昔、私でも判る妊娠の兆候に対し、「妊娠してない!旅行に行く!」の我儘行動・・・
    結局流産・・・・私自身心がつぶれる想いをしました
     
     生命が絶たれたこと
     気が付いていたのに止められなかったこと
     気が付いたら我儘三昧を許していたこと
     
    Sさんの文章の運びを見ていると・・・
    なんだか自分の家内の言動に似ていて
    最初は胃がムカムカする感じで読んでいましたが
    現在の彼女との会話を思い出し・・・・
    又、心の迷路にはまり込み、
    周囲を見渡す事なく、壁を乗り越えようとあがいている姿が見え、
    私自身が、現在に至るまでに救えなかった家内と
    何故かオーバーラップし
    つい、書き込みをしてしまいました
     
     妊娠はSEXの延長線上にあり、
     SEXは男と女の共同作業です
     共に喜びを得るべく一緒にする行為でしょ
     偶然生命を宿した時・・・
     望むか望まないかを選択してると思います
     そこに行き着く前に自身の我儘で流産は?
     男だって辛い時は辛い事をわかってください
     僕は「次にもう一度会おうね」と納得しました
     家内は1年ほど引きずっていましたし
     事あるごとに僕に辛い言葉を投げていました
     
     そう! 僕自身も偶然の受精でできた人間で
     生きながらえてきたんです
     これが事実であり、これを受け入れています
     それで イーンダヨ! じゃないでしょうか?
     
     自分の事実を認めず地獄を覗き
     その事実を恨みに代えて地獄に生きるなら
     昇華して欲しいですね
     
    あづまさん 長々と申し訳ありません
    また、乱文お許し下さい 今後もご活躍祈念しております

  21. 私は、最近中絶をしました。
    他に、同じ思いをした人の話しが聞きたくこのコラムを発見しました。
    妊娠がわかったときは本当にどうしようということしかなく、今の段階で産める状況ではありませんでした。でも、気持ちは少しづつ産みたい、この子を殺したくない、という気持ちでいっぱいになりました。妊娠がわかった次の日に相手に伝えました。最初は、迷っていたのですが、今はやりたいことがあるといわれ、やはりおろすしかなかったのです。中絶手術はとてもあっけなく終わりました。その後、相手の人と連絡がとれず一度に二つ失った気持ちに陥り、毎日ただただ泣くばかりでした。しばらくして、相手の人と会ったのですがどうしても自分のこと、赤ちゃんのことを考えているとは思えず、本当につらいです。でも、最終的におろすことを決めたのは自分なので、少しの間だけでもいてくれた赤ちゃんに謝っても謝りきれない・・・一生忘れることができない、忘れてはいけない、あの子を犠牲にして生きている自分が情けない。でも、自分がこれから何かに向かって一生懸命生きなければあの子に申し訳ない、いつもあの子のことを頭において頑張らなければならないと感じることができました。
    好きな人との子どもでよかった、産めなかったけど短い間あの子といることができてよかった。もう一度私のお腹に戻ってきて顔を見たいです。

  22. Sさん、つらいですよね。
     
    私も今、つらいです。先日、中絶したばかりですから。
     
    私は独身ですが、彼とは不倫の関係だったので、
     
    私が中絶手術をした後も、一緒にいてくれることはありません。
     
    中絶して、ひとりで家にいると、孤独で、さみしくて、どうしようもなくて、
     
    ただただ泣いています。
     
    産めなかった赤ちゃんに、ごめんね、ごめんね、と謝っています。
     
    シングルマザーの道を選ぶ勇気はありませんでした。
     
    泣きすぎて目はお岩さんみたいに腫れて、肌はボロボロ。
     
    でも、いまはつらいし、悲しいし、苦しいし、寂しいし、どうしようもないけど、
     
    次は必ず、好きな人の赤ちゃんを産んで、幸せな家庭を作りたいという想いのほうが正直強いです。
     
    そして、窓の外のマッチ売りの少女を、うちに招き入れてあげたい。
     
    いつか子供を産んで幸せにするには、まず自分が幸せな状態でないといけないから、
     
    まずは私が幸せになろう、と決めたんです。
     
    将来の赤ちゃんのために、私は強くなって、幸せになろう、と。
     
     
     
    でも、「通りすがりの者」さんがおっしゃってるように、
     
    Sさんは変わらなくても良いとも思います。
     
    Sさんの現状をありのまま、
     
    メールで気持ちや経験をシェアしてくれただけでも、
     
    その勇気にありがとう、って思います。
     
    私に何が分かる!?って思われるかもしれないですけど
     
    文面からは、痛いほどつらくて苦しい思いをされてるのが伝わってきました。
     
    無理はしないで、
     
    無理して変わろうとしなくてもいい、
     
    でも、Sさんがちょっとずつでも、楽になれたら、
     
    昔みたいに楽しく笑えるようになれたら
     
    やっぱり私はうれしいです。
     
    まとまりのない文章になってしまいましたが…
     
    こちらにいらっしゃる皆さんに
     
    さらなる癒しと幸せが訪れますように
     
    お祈り申し上げます。

  23. コメントを書いてくださった皆さま
     
    温かいメッセージありがとうございます。
     
    人が人に優しくできないとき、
    それは、心が痛くて苦しいからだと思います。
    私たちは、そんな自分をさらに責めてしまうことがあります。
    あるいは、そんな相手を責めてしまうことがあります。
     
    責めるのではなく、「辛い」と言うことが、
    心の中の闘いを終わらせる始めの一歩になります。
     
    どうか、皆さまが
    安心と自信と自由を感じてこれからの人生を過ごされますように。
     
    管理人より。

  24. 初めて、コメントします
    私は一年前に中絶をしました。相手は今も付き合っている彼氏です。付き合って一ヶ月で妊娠、相手は産んでも良いと言ってくれましたが、私は素直に喜べませんでした。不安や恐怖、他人や両親の目の方が怖かった。中絶した事も、妊娠に対して恐怖しか感じれなかった事も、今の私を苦しめています。彼の事もたくさん責めました。情緒不安定な私の隣りにいたいという彼と別れる事さえ出来ません。支離滅裂で、他の方に比べたら低俗な悩みだとわかっています。でも独りになるのが怖い。中絶をした私は、他の人を好きになったり、ましてや結婚なんて出来ないでしょう。両親からはよく中絶は絶対にダメだが、できちゃった婚も最低だ、と言われてきました。初めて好きになった人は、彼女がいる人でしたが何故か迫られ、初体験、次の日には周りから無視され、中傷され続けました。きちんと付き合った最初の人は浮気性、私の誕生日は別の人と過ごしていたり。それからは、誰かを好きになる事はなく、迫られたら自分はきっとそうゆう対象なんだ…としか感じれなかった。
    そして妊娠、中絶。今の彼は良い人、でも今だに私は誰かを好きになるという事が出来ません。ただ、もう他には誰も居ないだろう…と。最低の人間だと思います。自分を守る為だけに、子供を殺し、人を傷つけて生きてきました。
    幸せにはなれません。生きること、諦めたい。弱い人間だと思います。ゆっくりだだ人の目を気にせず眠りたい。

  25. Yさん
     
    コメントありがとうございます。
     
    Yさんのこれまでのご経験、私には想像もし切れないですし、適切な言葉も思い浮かびませんが、
     
    最後に書かれている、「ゆっくりだだ人の目を気にせず眠りたい。」
    そこに、何とかたどり着いてほしいと願うばかりです。
     
    きっと深い癒しが必要だと思います。
    Yさんが幸せの道を行かれることを、心からお祈りいたします。

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