トップページ > 1b.心理学に関するコラム > 少子化とメンタルブロック
昨今、少子化の問題がクローズアップされています。
政府や他の機関、あるいは個人レベルで多くの方が少子化問題にとり組んでいらっしゃいます。
恋愛セラピストの立場からは、この問題に別の視点から切り込んでみたいと思います。
このコラムのポイントは、ネガティブイメージを変化させる、ということ。
・子育てに対するネガティブイメージ
・結婚生活に対するネガティブイメージ
・恋愛に対するネガティブイメージ
・異性に対するネガティブイメージ
・人間不信
私たちは、感情レベルで「何となく嫌だ、避けたい」と感じている行動は取らないものです。嫌な感情を感じたくないからそれを避けるわけですね。これが人間の行動原理の根っこの部分です。これを無視して制度で縛ろうとしてもうまくいきません。
よほど社会的な意義を中心に生きている人は別として、少子化問題を解決するために子供を産もう、とか、子供を産み育てることが義務だから(これは思いこみで、生むかどうかは自由です)産もう、みたいな理由で子供を産もうという人はあまりいないと思うのです。強いて言えば、親が望んでいることで、親に嫌われるのが怖いから、子供を産もうということでしょうか。
心理セラピストをしていて強く感じることは、人は感情によって動いている、ということです。
そういった観点に立つと、
・子育てに対するネガティブイメージ
・結婚生活に対するネガティブイメージ
・恋愛に対するネガティブイメージ
・異性に対するネガティブイメージ
・人間不信
このような、人間全般→異性→恋愛→結婚生活→子育てありの結婚生活、と、順に関係が親密になり、かつ負荷も増えてゆく(対応する能力がある人にとってはより幸せになれる)道を進むことに対してネガティブイメージつまり不安や嫌な気持ちを感じているとしたら、補助金とか保育施設の問題ではないと思うのです。
社会学的なことはあまり得意ではないですが、少子化の原因について書かれたどこかの記事で「結婚しているカップルは平均2人以上の子供をもうけている。一方生涯未婚の人が増えている。」という状況を知ったので、この見解を書いています。
未婚の人をほうっておいて、結婚した人にその分頑張ってもらって、3人、4人と子供を産んでもらう方針なら、補助金とか保育施設とか、結婚しているカップルを支援する部分を充実させればよいと思います。
但し、その方針では生涯未婚になる人(恋愛相談の経験からの推測ですが、上に書いたようなネガティブイメージを抱えている人ではないでしょうか)はそのままほったらかし、ということになってしまいます。
私は恋愛セラピストとして、異性や恋愛、結婚生活、子供などに対するネガティブイメージを持っていて、でもそれを乗り越えたいという想いを持っている方々の相談に乗っています。
相談を受けた経験からいえば、子供時代の経験が大きな原因になっている場合が多いです。子供時代両親が幸せそうじゃなかった。これで、結婚生活は苦しくて嫌なものというネガティブイメージが形成されます。両親の子育て(つまり自分が育った環境)がイヤイヤやっている感じだったり、暴力、暴言、愚痴聞き係など、自分が幸せな子供時代を過ごしていなかった場合は、子供を育てること(私の中では「自分の受け取ってきた幸せを分けること」だと感じています)にも積極的になれなかったり。
もうひとつ大きな要因があります。どうも日本では、社会的に立派なことをしている人のみを持ち上げる傾向があるようです。子育てカップルがのんびり子育てできるような仕組み作りをするよりも、子供は託児所に預けて仕事をしなさい、みたいな風潮のことです。
制度として託児所があること自体は良いことだと思いますし、仕事を続けたい女性が仕事を続けられる(あるいは長期休暇後に復職できる)ことはとても大切なことだと思います。
その一方で、心理・感情面のことを言えば、女性の恋愛感情や性欲はリラックスしてゆとりがあるときに開くものです。仕事で忙しいばかりでは女性が「女」でいづらくなってしまうんですね。ここは男女の差があるところです。これは私見ですが、恋愛感情や性欲は人類が生殖をして子孫を残すための大切な感情ですから、ゆとりがあり、従って安全に妊娠・出産して、生まれてきた赤ん坊が生き延びられる可能性が高いときにスイッチが入るように神様が作ってくださった(あるいは進化したと考えても良いです)のだと思います。セックスの負担はその後の妊娠・出産を考えれば女性の方が大きいわけですから、これぐらい、恋愛感情・性欲にブレーキがあることはとても自然なことだと思います。
だから、仕事をしたい女性にチャンスを与えることはもちろん大事なのですが、女性を仕事に追い立てるような風潮は、少なくとも恋愛感情にブレーキをかける方向ですから、少子化にはマイナスに働いていると思います。
また、このような社会環境にあると、女性自身も自分が幸せのために仕事がしたいのか、それとも主婦をしていると何だか社会から取り残され、評価されない感じがして「仕事をしていないと不安」なだけなのか、分からなくなってしまいます。
それぞれの人が、自分らしく生きられることが豊かな社会だと思います。
話を少子化とメンタルブロックの話に戻しますと、恋愛感情が開けない人に対して、ネガティブな観念を外すための手助けをすることと、女性がリラックスして仕事・生活できる労働環境を整えること。これが恋愛心理から見た少子化問題解消の方針ではないかと思います。
具体的な政策に落とし込むレベルでは全くないですが、問題意識を持ったのでコラムとして残しておきます。このコラムは私見であり、仮説を含んでいますので、絶対に正しいと主張するものではないことを最後に付け加えておきます。
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みくるさん
コメントありがとうございます。
そして、ご結婚おめでとうございます。
そうですね。せっかく決断したのですから、今向かっている道を十分に味わえるといいですよね。
ゆったりとした女性性、いい響きです。
幸せな新婚生活になりますよう、お祈りいたします。
投稿者 あづま(恋愛セラピスト) : 2009年03月30日 16:41
温かいコメントありがとうございます。メールアドレスは公開されません。コメントは管理人のメルマガ女と男の「心のヘルス」-癒しの心理学で紹介することがございます。
★「私はどうしたらいいのでしょうか?」と書きたい方へ:今苦しいのでしょうね。書いて楽になるなら、ご活用下さい。自分の力で立てることをお祈り致します。
なお、コメント欄は多くの方に情報提供し、私の考えを知ってもらうことが目的であり、個別相談ではないことをご了解下さい。相談は恋愛セラピー(秘密厳守)で承っております。
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最近仕事を辞めました。春から結婚のため彼のすむ地域へ移住です。ばりばり専門職で働いていたわたしにとって辞める選択はかなりの勇気エネルギーを要するものでした。でも決断くだした今は、自分がどれだけ仕事におわれていたかがよくみえるのです。
わたしの両親もばりばり仕事をこなすひとでした。わたしは反面教師としてきながらまったく別の領域で大成してきました。
さあこれからは、本当の意味でのゆったりした女性性をとりもどすべく・・・・
緊張しながら新生活にむけ「なにもしないこと」を模索してみます。
投稿者 みくる : 2009年03月29日 17:16