彼女が大切にしているものを、大切にする2

 

彼女が大切にしているものを、大切にする1 からのつづきです。
 
男と女は、見た目よりも、中身がずっと異なっています。
 
女性の方が、喜びの感情も、怖れの感情も、男性よりずっと強く感じています。だからこそ、男性とは違う判断をしたり、男性とは違う部分にこだわりを持ったりするのです。
 
多くの男性は床で寝ても割と平気だと思いますが、女性は柔らかく、暖かいものが好きです。寝具にこだわったり、部屋着の肌触りにこだわったりします。
 
また、男性は、幼少時を除き、比較的一匹狼的に行動することが平気ですが、女性は寂しさを感じやすく、恋愛や、そして結婚をしたら「できるだけ彼と一緒にいたい」と思うものです。これをわずらわしいと感じて「自立した女性」を選ぼうとすると、寂しさにフタをしてしまって、感情が素直でなくなってしまっている女性を選んでしまう危険性があります。このような女性は突然キレたりするし、本人が自分の本当の気持ちに気づいていないので、表面的な言葉を聞いていても本心が分からず、男性の立場からすると(女性の立場からしても、だと思いますが)扱いが難しいです。
 
また、一日のストレスの解消の仕方も違います。男性は割と、夜テレビを見たりぼーっとしたりしながら、その日あった嫌なことを忘れていきますが、女性の場合は、感情の記憶力が男性よりも格段に高いため、ただぼーっとして忘れることはできないんですね。
そこで、その日あったことを話します。そして、自分の感じ方を他人(たとえば旦那さん)に肯定してもらえると安心して、気持ちも落ちついてきます。
 
このように多くの部分で男女は違っています。
ひとつひとつ本や文章を読んで学ぶのも、ある程度はよいですが、一番のテキストは目の前にいる女性です。よく観察してください。自分と違っているところを否定しないようにしましょう。
 
彼女の持っている価値観、彼女の持っている怖れ、彼女の夢。
それを、大切にしてあげてください。
 
もちろん、自分を無くして相手に尽くせといっているわけではありません。
相手の希望を叶えてあげられないときは、相手の希望を「それは非現実的だ」「わがままだ」みたいに否定するのではなく、あくまで相手の希望は尊重した上で「今はそれを叶えてあげられないよ。ごめんね。」と素直に自分の限界を認める言い方をすればよいのです。
 
相手に協力するのにも、3段階あるんですね。
・否定しない(消極的協力)
・サポートする(積極的協力)
・一緒にやる
 
協力しないというのは、こういうやりかたです。
・相手の気持ちや夢そのものを否定したり見下したりする
 
一緒にやることが一番尊いわけではありません。
3段階の協力のうち、どれをしてもよいのだと思います。自分のできる範囲で協力すればよい。最低限、相手の持っている想いを否定しないこと。これが大事です。