【ココヘル136】私はなぜ怒ってしまうのか4?(感情のコントロール)

 

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◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 136号 2006.10.17
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 こんにちは。あづまです。
 
 
 今日から読んで下さっている方、ありがとうございます。
 もしまだこれをダウンロードされていないようでしたら、
 ぜひ読んでみてくださいね。
 
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 さて。
 前回、自分ルールがどこから来るのか、と予告したとおり、どう
 して自分の行動パターンがいつも決まっているのかを書きます。
 
 同じような状況で怒りを感じてしまう、など。
 
 
◆心の中に、いくつもの声が聞こえませんか?
 
 自分の中にいる二人の自分を意識してみましょう。
 二人以上いる場合もあります。
 
 
 こんな感じで。
 
 あなたがとても緊張したりストレスを感じたり、または、
 怒りを感じたときはいつでしたか?
 
 そのとき、目の前に誰かいましたか?
 
 そのシーンを思い出してください。
 そして、そのとき感じた感情を「ぐ???っ」と感じてみてくだ
 さい。
 
 どんな感じですか?
 体に感覚が出てきていませんか?
 
 胸がぎゅーっと押さえつけられるような苦しい感じ、
 胃のあたりがざわざわ、むかむかするような嫌な感じ、
 
 みたいに、自分で言葉にしてみてください。
 
 
 その体の感じをもっとしっかり感じてみましょう。
 ふか?く感じてみましょう。
 
 
 そうすると、どうなりましたか?
 
 何か、声みたいなものが聞こえてきたりしませんか?
 
 
 聞こえてこない場合は、体の感覚にこう質問して下さい。
 
 あなたは、どうしてそこにいてくれているの?
 否定的に聞くのではなく、何の役に立ってくれているのか、
 引き出すように聞きます。
 
 もうひとつ質問してみましょう。
 どんなときに、この感覚が出てくるのかなぁ。
 昔もこの感覚を感じたことはあったかな。
 
 何か声みたいなものが聞こえてくるかもしれません。
 それは、親にしかられたような感じかもしれませんし、
 何かとても辛い思い出かもしれません。
 
 
 
 たとえば、こんな感じです。
 
 ある人の前に出ると胸が苦しくなって、緊張してしまう。
 
 その感覚を「ぐ???っ」と感じてみた。
 
 胸の苦しい感覚にどうしていてくれているのか聞いてみた。
 
 すると、
 
 あなたが無理をしないように、メッセージを送っているのに、い
 つも分かってくれない、という胸の感覚からの声が伝わってきた。
 
 どんなときにこの感覚が出てくるのか、記憶を探ってみると、
 
 小さい頃にお母さんの前で感じた気持ちに似ていることが分かっ
 た。
 
 そのお母さんの声は、
 「ひとに優しくしなさい。あんたはいつも自分勝手なんだから!」
 だった。
 
 てなかんじです。
 
 
 これを解説すると、
 
 小さい頃に母親から、他人を優先しない子は認めないというメッ
 セージを受け取り、自分を優先すると罪悪感を感じるようになっ
 てしまった。
 
 ある人の前に出ると(きっとその人のやりかたが他人を罪悪感で
 コントロールするようなやり方なので)小さい頃の、自分が認め
 られなくて寂しい、不安、という感覚と共に罪悪感がよみがえっ
 てくる。
 
 一方で、自分の体に出てきた感覚は、本来の自分の気持ちで、そ
 んなに自分をないがしろにして他人ばかり優先したら心がスカス
 カになってしまう、それ以上無理してはだめ!という自分を守る
 声。
 
 ということになります。
 
 
 今のはあくまで一例です。
 一人一人、違うパターンが出てくると思います。
 本当は、みんなに個人セッションをしたいぐらいの気持ちです。
 
 
 あなたは、どうでしたか?
 
 
 そして、自分の中にある相反する声についてですが、
 
 体の感覚からの声は、あなたの中の小さな子供、
 一番根本にある、生まれ持った感情です。
 
 子供のときはこの感情の赴くままに生きていたかもしれませんが、
 大人になって置き忘れてしまいやすいものでもあります。
 
 
 過去の記憶をたどったときに出てきた声は、
 あなたの中の他人。
 この世の中で生きていくためにあなたが身に付けたものです。
 
 大人になっていくにしたがって、「○○しなければいけない」が
 増えていきますよね。
 
 この社会の中で生きていくためにあなたが学んだルールです。
 但し、必ずしも必要なルールばかりではなく、あなたの思い込み
 もたくさんあるのです。
 
 子供の頃は親に気に入られるために必要だったけれど、
 今はもう必要ないものだってあります。
 
 でも、小さな頃に身に着けたルールを頑なに大人になっても守っ
 ていることが多いのです。
 
 
 そして、
 
 
 あなたの中にある、
 小さな子供の声
 他人の声
 
 どちらの声を大人のあなたは聞いてあげていますか?
 
 
 きっと、片方に偏っているのではないでしょうか?
 
 私の場合は他人の声のほうでした。
 
 もしあなたが、考え事をするときに、
 「○○しなければいけない」「○○すべき」こういう言葉を使う
 ことが多いのでしたら、昔の私と同じですね。
 
 あなたの中の他人の声にばかり耳を傾けています。
 
 
 すると、あなたの中の小さな子供は、苦しくなってしまうのです。
 (書いていて、あいたたた・・・です)
 
 
 ちなみに心理学的にいうと、
 小さな子供→エス(快楽を求め不快を避ける心の働き)
 他人の声→超自我(社会規範などを学習して取り込んだもの)
 大人の自分→自我(エゴ・論理的に考えたり判断する働き)
 といいます。自我だけが意識的な働きで、それ以外は無意識的で、
 感情の動きを通じて意識にメッセージを送ってきます。
 
 
 まあそんな話はいいのですが、
 とにかく、自分の中に三人いるのです。
 
 
 体の感覚、つまりあなたの中にいる小さな子供の気持ちに対して、
 「今まで守ってくれてありがとう。」
 「今まで嫌っていてゴメンね。」
 「これからも一緒に成長していこうね。」
 それを言ってあげてください。
 
 それが言えると、とても気持ちが楽になりますよ。
 
 
◆次回予告
 
 次回は、私の過去の話を書こうと思うのですが、
 ちょっとプライベートな内容なので、変更するかもしれません。
 あしからず。
 
 お楽しみに。
 
 
◆編集後記
 
 中島勇一先生のグループセッションHEART。とてもためになりま
 した。学ぶことがたくさんあって、まだ頭の中がぐるぐる回って
 いるようです。とてもよい経験でした。
 
 今回のメルマガはちょっと中島先生に影響されて書きました。
 
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(結婚とは)
 
 今日はお休み
 
(今日のアファメーション)
 
 「格好悪くたって、私は私。」
 
 格好悪くたっていいのです。
 今日生きていることに、目を向けてみましょう。
 
 そう、あなたはあなたです。