被害者意識, 受動攻撃

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相手を悪者にしない

人を動かそうと思ったら、相手を悪者にしないという考えは、とても強く、しっかりと心の中心に持っている必要があります。

「相手の行動に改めるべき部分がある」

もちろん、このことにフタをしたり、ごまかしたりするのは、この記事の本意ではありません。
改めるべき点は、やはり改めなければなりません。
むしろ、「相手に行動を改めてほしいと思っているのに、それを言わない」という態度が、相手を悪者にすることにつながるという点を、ここでは指摘しておきたいと思います。

結果的に相手を悪者にする態度

「嫌われたくない」などの理由で、思っていることを言わず、不満を溜める
→ずっと溜める
→悶々としてくる
→限界を迎えると、爆発する
→その時に、過去のことを色々と持ち出す。被害者になる。
→すると、相手はもうやり直しの利かないことを言われて、行き場を失う

※その場で言わないのなら、永久に水に流すのが、自分の行動に責任を持ち、相手を悪者にしない態度です。


相手を悪者にしない態度

必要なことは、きちんと、【相手を傷つけないように】かつ【きっぱりと】伝える。
→不満を溜め込んでいないので、爆発もしない。
→あとから、昔のことを持ち出すこともない。
→相手はあなたのことを「つき合いやすい人」だと感じる。


なぜ、その場で言わない習慣がついてしまうのか?

結果的に相手を悪者にしてしまう習慣がついてしまうのは、色々な理由があります。
まずは、「自分が嫌われたくない」という気持ちや、「相手に悪い」という気持ちが強い人の場合、相手に要求をすること自体に非常に抵抗を感じます。

その場合、自分の持っているネガティブな感情を、上手にコントロールできることが必要です。

また、伝え方の問題もあります。
HUG&ACTワークショップなどで、ロールプレイをしながら、自分の伝え方の印象を他人に聞いてみると、意外にも「責める調に聞こえる」とか「あいまいで、ポイントが分かりにくい」などの意見が返ってきます。つまり、自分では「伝えているつもり」なのに、「伝わる言い方になっていない」わけです。

きちんとした伝え方は、トレーニングが必要な分野ですが、今の日本ではそれを教わる機会はほとんどありません。両親がそのような伝え方に熟達していれば、知らず知らずのうちに身についていることもあるかもしれませんが、可能性は低いと思います。

つまり、伝え方を知らない
→うまく伝わらない
→伝わらないのでイライラする
→強い口調や不機嫌な言い方になる
→伝わるが、相手に嫌われたり煙たがられる
→「言わない方が楽だ」という気分になる
→言いたいことを言わないで、呑み込む習慣が出来上がる

→このあとは、溜め込んで爆発する流れに向かっていきます。


大事なこと、まとめ

このコラムでお伝えしたかったことは、
自分を犠牲にして、不満を溜め込んで悶々としても、相手を悪者にすることになるし、
怒りや不機嫌さをぶつけて攻撃するのも、もちろん相手を悪者にすることになる。

そうではなくて、きちんと「伝わる伝え方で、相手に伝える」ことをトレーニングして学ぶことがとても大事で、言うべきことはその場で【効果的な方法で】伝え、その場で言わないと決めたなら、あとから蒸し返したりせず、水に流す。

そういう自分の行動に責任を持つという姿勢を身につけることが、相手を悪者にしないためには、とても大切なことです。

やりにくい相手がいることも、確かに事実なのですが、相手のせいにしている限り問題が解決しないのもまた、事実なのです。自分が加害者にならないことに気をつけるだけでなく、自分が被害者にならないように気をつけることも、大事なことです。

なぜなら、人が誰と一緒にいたいと感じる基準は、
『その人といると、自分が「いいヤツ」に思えるかどうか』なのです。

相手の表面的な要求に従ったとしても、自分を犠牲にして不満を溜め込むのであれば、長い目で見ると相手を悪者にし、結果的に相手が自分から離れていく原因を作ることになります。


相手を悪者にしない(自分が被害者意識にならない)。
簡単なテーマではありませんので、心して実践することが大事です。





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コメント

初めまして、こんにちは。
コラムを読ませて頂きました。

私は職場でよくからかわれるのですが
その中で1人の男性が傷つく言葉を言ってきます。

「他の人は助けるけど、ひばみさんはしゃーなしで助けてやるよ」
「今ここで泣けよ」
「馬鹿で、最低だな」
「みばみさんには謝らなくていいよ」(他の同僚に言った言葉です)

本人は冗談のつもりで言っているはわかっていますし
他の職場の同僚もいるので
場の雰囲気を壊したくないので
いつも笑って聞いています。

一度だけ本人にメールで
言われた言葉がとても悲しかったと伝えたことがあります。

それでも改善されません。
自分でもどうやって伝えればいいのか分からなくなってきました。
言ったとしても改善されないし
このまま言わないほうが職場だけの関係だし楽でいいのかなと思えてきました。

相手を悪者にしないって難しいですね。
自分の行動をもう一度考えてみようと思います。

投稿者 ひばみ : 2011年9月22日 15:51

ひばみさん

コメントありがとうございます。

うーん。
その対応、よくないと思いますよ。

本気で数年取り組む気、ありますか?
根っこから改善する気、ありますか?

そういうテーマだと思いますので、このコメント欄だけで解決すると思わないで欲しいのですが、ポイントを書いておきます。

まず、悪口を言われて笑っているっていうのは、完全に間違っています。
人間関係においては、真顔になるべき瞬間もあるのです。その時は、絶対に笑うべきではありません。笑うとこちらの真剣さ、気迫が「しゅーっ」と抜けてしまって、相手が本気にしてくれないのです。

私は悲しいと伝えるのではなく「怒っています」と伝えるべきだと思います。
だって、きちんと対抗すべき状況ですから、必要な感情は悲しみではなく怒りです。
但し、怒りに飲み込まれてしまって、感情的になると、それもまた伝わらないのです。
腹の底でしっかりと怒りながら、真剣な顔つきで、あくまで落ち着いて、重々しくて決意に満ちた声で、私は怒っています、と伝える。

それがうまくできないのは、おそらく、ひばみさん自身の自信のなさというか、どこか自分を相手より下に置いてしまう心のあり方が関係しているのではないでしょうか。
それをしっかり改善する事が、きっと本気で取り組んで数年以上かかると思いますが、本当の対策だと思います。

このコラムは、人を動かす、ということをテーマにしています。
正直、いまのひばみさんには、相手を動かし、導くだけの心の体力や成熟度がないように感じます。本当に相手を動かすには、相当自分を鍛える必要があります。そして、相手に対する愛情をもって行動をする必要があります。ひばみさんが本当にそれをやりたいと思っていらっしゃるのかどうか、それも不明だったのですが…


では数年間は解決しないのか、という話になりますが、まあ根本的な意味ではそういう事になりますが、その状況は最近問題になって来ている「職場いじめ」ですから、社内のコンプライアンス委員や、労働組合、あるいは労働基準監督署に、相手にされた具体的な言葉や行動をあらかじめメモしてから、相談してみることをお勧めします。

繰り返しますが、相手を動かすことをいま考えるのは、ひばみさんには、荷が重いのではないかと感じます。

まずは、自分を強くすること、頼れる人や部署・組織を見つけて助けを求めること。
それが大事なのではないでしょうか。

ブログのコメント欄に相談を書いている場合じゃありません。
具体的に行動を起こした方がいいと思いますが。

直接助けることはできませんが、気持ちは、応援しています。
では。

投稿者 あづま : 2011年9月26日 18:23

あづまさまコメントありがとうございます。

コメントを読ませてもらって
私は自分に自信が持てて無いことに気づかされました。
相手に怒りを伝えるのは相手に悪いと思ってしまって
ずっと逃げていました。
もし言ってしまったら、自分は言ってしまったことに対して
言い過ぎたのかもしれないと後悔してしまうかもしれない・・・
そんな風に思ってしまってしまいます。

もし自分が逆の立場だったら
言われたら次からは気をつけようと思うし
言われないようにしようと思うはずなのに。

少しずつですが自分の怒りの感情を出して行こうと思っています。

相談した上の同僚は
言葉ではそう言っているときがありますが
荷物を運ぶのを手伝ってくれたり、トラブルがあると率先して助けてくれます。
行動では優しい人です。
言葉でも優しくなってくれたらなと思うのですが・・・
人を動かすのは難しいですね。

投稿者 ひばみ : 2011年9月29日 10:42

ひばみさん

コメントありがとうございます。
そうですね。人を動かすのは難しいですね。

ひとつひとつ取り組んでいってくださいね。
応援しています。

投稿者 あづま : 2011年10月 3日 20:54




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