なぜ夫婦の話し合いはうまく行かないのか-ダンマリ・逆ギレ夫の対処法

 

浮気をした夫。
借金を作った夫。
仕事ばかりで家庭を顧みない夫。
 
行動を直してもらおうと、話し合いに臨む妻は多いのですが、
「ケンカで終わる」
「逆ギレされた」
「だんまりを決め込んで話してくれない」
など、
「全く話し合いにならない」
という結末になることが往々にしてあります。
 
こういう状況を知人や友人に説明すると、
「そんな相手、別れちゃいなよ」と言われたり、
逆に、
「相手を変えようとするのはダメだよ」と言われたり。
 
 
長期戦になる心づもりをして、
旦那さんから承認をもらえなくても、友達やプロのカウンセラーなど、支えになってくれる人を確保した上で、関係の修復に臨む必要があります。
 
基本的な手順としては、
・明るい話ができる関係を取りもどす
・相手の不満を聴き出す(決して否定しないが、肯定もしなくてよい)
ここまでで、相手にとって自分が「味方だ」という関係を作ります。
そして、
・適切な感情表現でお願いする
それでもだめなら、
・ハッキリと要求する
 
という手順になります。
 
手順を逆にしたり、不満を聴き出しながら要求をするなど、複数の手順を同時にやろうとすると、話し合いにならない状態の夫は、精神的に不安定なことが多いですので(女性の目からはそう見えなくても)、うまくいかなくなってしまいます。
今週は、明るい話ができる関係を回復しよう。
今週は、相手の不満を聴き出すことに専念しよう。
今週は、いよいよ、相手にお願いをしてみよう。
そんなふうに、本当に慎重に、ゆっくり進めていくことが必要です。
 
 
なお、この状態のときに、とても難しいことがあります。
それは、夫がいっぱいいっぱいの時、妻の方もいっぱいいっぱいになっていることが多いのですが、その妻の気持ちを受け止めさせること。これは、一旦あきらめた方がいいです。
 
もっと、関係の改善が進み、表面に表れた問題の解決も済んでから、改めて、もっと仲良くなるための提案としてお願いしてみることをオススメいたします。
 
根本的なことを言えば、夫の側にも低い自己評価などの問題があり、楽にうまく行っている夫婦と比べたら、妻の側の精神的負担が大きくなっているのだと思います。それはそうだとしても、現状を受け入れた上で、何をどうするかを考えていくこと以外、道はないのです。
 
もちろん、これだけの道のりですから、「私には無理」と思うこともあるでしょう。それも一つの道です。でも、別れを選ぶにしても、十分に悩み、自分にできる行動を起こしてから別れることをオススメいたします。
 
感情にまかせて別れると、気持ちが落ち着いてきた頃に後悔することになりますので。
 
相手に要求するだけの話し合いだとうまく行かないとお嘆きのあなたへ。
まだご主人さんに愛情を持てるのであれば、工夫をしてみてはいかがでしょうか?