「共感」できると、女性の扱いは一気に楽になる

 

私が以前はまった罠ですが、一般的に、男性に期待されていることをきちんとこなしていたのに、関係がうまくいかなかったことがありました。
 
デートでおごる。
プレゼントをする。
 
料理もする。
家事もする。
きちんと仕事をして、稼ぐ。
 
 
でも、ダメ。
なぜ? 俺はこんなにがんばってるのに!
 
 
それは、女性の感情をちゃんと受け止める、それができていなかったんです。
 
女性の感情を受け止めるとはどういうことか、もう少し説明しますね。
 
たとえば、彼女が怒っている。まあ何か、昼間面倒なことがあったんでしょう。
 
自分とは関係ない場所で起きたことなんですよ。彼女が自分でやっていたことで、トラブルがあった。それで、マイナス感情が整理できなくなっている。
 
で、彼女は、いかに自分が正当なのか、いかに相手がひどいのか、あなたの前で主張を始めるわけです。
 
ここで大抵男性は【理性的に】コメントを返します。相手の問題もあると思えばそう言うし、彼女の側にも問題があると思えばそう言いますね。
 
それが地雷です。
 
 
彼女が望んでいる対応は、そうではないんですね。
彼女は一生懸命、自分の主張を、あまりうまくない論理で話そうとしている(中には怖いほど論理的な女性もいますが)のですが、本当に表現したいのは、
 
【私は嫌な気持ちをいっぱいため込んでしまっている。助けてほしい】
 
ただそれだけなのです。
表面的な論理に目を奪われてしまってはいけないのです。
 
彼女の話の論理的な内容に、一旦フタをして、その奥にある彼女の「気持ち」「感情」の声に耳を澄ませば、いったいどんな心の声が聞こえてきますか?
 
「私、あのとき、ホント嫌だったんだから」
「すごくみじめだったんだよ!」
「不安で、心細かったんだから」
 
その心の声を、くみ取ってあげて下さい。
それが「共感」です。
 
「そっか。心細かったんだよね。」
 
「うんうん」「そっか」「そうか」「なるほど」などの受け止め言葉に続いて、
「○○だったんだね」と、相手の感情を代弁する言葉を言います。
 
慣れないうちは、
「そっか。みじめだったんだね。」
「何それ!あなたまで私がみじめだと思うわけ!最悪。」
なんてさらに地雷を踏む可能性もあります。
(この場合は「みじめだと感じたんだね」と、事実ではなく「気持ち」について話しているんだということを、誤解なく伝えるスキルが必要だったんですね)
 
それでも、続けていくうちに、相手の感情を受け止める、共感するという「聴き方のコツ」が分かってきます。
 
男性が女性から愛想を尽かされる場合、ほとんどは感情の問題です。
女性の感情を上手に受け止められるようになることで、あなた(男性)の人間関係力は大きく向上します。
 
 
なお、最後に補足ですが、
自分の気持ちを、長々とした状況説明ではなくて、「嫌だった」とか「みじめだった」というような「気持ちを表した言葉」で表現できるようになる、というのは女性にとってのチャレンジです。このようにして気持ちを言葉に出来る女性と出会えば、共感するのも楽だし、つきあいやすいと思います。私はそれが原則だと思っています。
 
それでも、もしも、あなた(男性)が、女性の気持ちを上手に受け止められるのであれば、うまくやっていける女性の範囲が広がります。仕事などで関わる女性との関係も良好に保てますし、彼女・奥さんにできる女性の候補も広がるというわけです。
 
できるなら、やってみてほしいと思います。


 

「「共感」できると、女性の扱いは一気に楽になる」への5件のフィードバック

  1. あづまさま
    このホームページに辿りつくのが少し遅かったかもしれません。
    先日、私が妻に対し行ってきた悪行ににケジメをつけるため”自殺”を宣言しました。
     
    妻には”ショウモナイ”と言われています。
    私も”逃げ”であることは認識しています。
     
    妻の気持ちを受止めきれず。妻の希望も叶えることができず。”愛”とは何かを全く分かることができず。反省もできず。自分をコントロールすることもできず。
     
    この一年余り、必死に妻の気持ちを受止めようと頑張ってきたつもりです。
    でも結果はことごとく失敗。結局、妻の質問の嵐に耐えられず、答えられず、受止めきれず、自分の感情を抑えることができず、その感情を露わにしてしまう。(これが妻の嫌な事の一つ)
     
    いっぱい泣き、仕事も手に付かず、何とかしなくてはと焦るばかりで、脳は空回りし、負の無限ループにハマってしまいました。(これもただの逃げだそうです)
     
    もう、自分をポジティブに持ち上げることが自分でできません。疲れました。
     
    妻に対する愛はなく、依存100%であったと・・ココで再認識しました。
    私に愛は元々なかったのだと。
    僕は異常な人間です。(間接的に言われ続け、今はそう認識)
     
    本当は死にたくなんかありません。死ぬんだったらこうやって助けを求めたりしません。
    八方塞がり、万事休す・・といったところです。
     
    妻は他に男を作ると宣言しました。(過去数回拒否しましたが、もう限界)
     
    自分が何なのか、分からないです。
    自分を失ったこと、自己嫌悪に陥っていること、妻に訴えても「私が傷ついてるの」で一蹴されます。
     
    私はただの弱い人間です。愛することも償うこともできない。
     
    申し訳ありません。グチャグチャと書いてしまいました。
    妻には心の休息が必要なのだと思います。
    僕の存在は妻を苦しめます。
    だから消えます。(逃げます。)

  2. チキンさん
     
    コメントありがとうございます。
    あまり、解決というか、アドバイスを求めていらっしゃるわけでもなさそうですので、簡単に。
     
    私は、一方が加害者、他方が被害者という構図になっているときには、
    加害者側は、自分の行動や感情の表現方法を改め、相手を傷つける方法ではなく、助けを求める形を学ぶ必要があるし、
     
    同時に、被害者側も、被害者であることをやめる必要があると考えています。
     
    双方が努力して、お互いに無害者になる必要があると言うことです。
     
     
    また、心の中で被害者だと思っている人が、はた目から見ると攻撃的だったり、
    自分が相手を傷つけてしまっている、と罪悪感にさいなまれている人が、はた目から見るとどう見ても被害者側だったり、
     
    自分が果たして加害者側なのか、被害者側なのか。
    そういうことも、様々な視点から、よくよく客観的に見て、考える必要があると考えています。
     
     
    そういう視点で見ると、チキンさんと奥様の関係は、本当はどうだったのかな。
    そんなことを考えてしまいました。
     
    まあ、私のひとりごとですので、読み流してくだされば結構です。

  3. はじめまして。
     
    聞き手になっているうちに疲れてしまった男です。女性というより「小さな子供」のようにとらえてまずは共感しようと心がけていたのですが,恋愛対象の女性にはやはり理想を求めてしまったり,疲れている時などには反論したり説教くさいことを言ってしまったりします。
     
    いま僕が想いを寄せている女性は,ここしばらく体調や仕事の調子が悪いようです。いつしか僕に感情をあらわにすることが減っています。余裕があるとき以外は僕を避ける(本人には避けているつもりはないのかもしれません)ことで僕を大切にしてくれているのかもしれません。そんなときは僕に限らず人と接触することを自体を減らしているようです。
     
    当然,恋愛としては発展ていませんし,彼女もそれを望んでいません。それでは寂しいし自然消滅してしまいそうな気もしたので,ときどき食事に誘ったり移動のサポートをしたりしていました。その合間には感情をぶつけられることも多く,なんとなく都合良く扱われているだけのように感じてしまうことも増えていました。それでも,彼女が恋愛する余裕ができるまで支えたり見守りたいと思っていました。彼女も彼女なりの表現で僕を大切な存在と認めてくれたり感謝を伝えてもらっていました。
     
    この1-2週間ほど,いまは誰とも会いたくないと伝えてきた彼女が心配になり,2-3度ほど電話をしてみました。僕には単に彼女に会いたいという気持ちもありましたが,彼女が外に出て気分転換をしたり話をしてくれたらすこしは楽になれるのではないかと思い,最後に連絡した時に食事に誘ってみました。
     
    ところが,やはり「誰にも会いたくないって言ったのに」「次にいつ会えるかは分からない」と言われてしまいました。「事情があったら聞くよ」「じゃあしばらく会えないね」と口にしてしまったのが地雷を踏んだようで,「理由なんて言いたくない!」「二度と会わないなんて言ってない!」とひどく怒られてしまいました。事情を話してくれないので共感さえも許されませんでした。
     
    僕は哀しくなり,自分の気持ちを説明してみましたが受け入れてもらえず否定されるばかりだったので,つい怒りがこみ上げてきてしまい,彼女にひどいことを言ってしまいました。
     
    知り合いの女性に相談すると,一人の女性としての立場から「そっとしておいてあげるしかない」「あなたのしようとしたことは間違ってないけど押しつけちゃダメ」というようなことを言われました。その女性は僕と彼女のこれまでのことも知っていたので,「あなたは優しすぎる」「まだちゃんとした彼氏でもないのに甘やかしすぎ」とも言われました。
     
    相談に乗ってくれた女性は「彼女はどうしてあなたにそこまで甘えたり,つながりを保とうとするのかが分からない」とも言っていました。それは僕も分からないので彼女に聞いたことがあったのですが,彼女も「分からない」と言います。なお,彼女は他に気になる男性はいないと僕に言ってくれていて,それは嘘かもしれないと疑ってしまったこともありましたが,他の男性の気配を感じたことはありません。
     
    あづまさんの書いたものを読ませていただき,「見捨てられるのが怖いのかな」「本当は寂しいのかな」と考え,僕なりの表現で彼女に確かめてみたこともあったのですが,彼女はそういう気持ちが奥底にあるわけではないと言っていました。
     
    いまの彼女は思春期の少年のように自立や脱皮のため or 目の前のトラブルや悩みに焦っていて,いろいろなことを顧みる余裕がないだけにも僕には見えるのですが,それも僕の勝手な想像に過ぎません。
     
    これ以上彼女にこだわっていたら,僕自身の心の問題の方が大きくなりそうで怖いです。ちょっと距離のある友達でいれば良いのでしょうか。彼女の心理や,僕側のこれまでの問題・これからとっていくべき姿勢などについてご解説・ご助言いただけたら有難いです。
     
    なお,彼女には身寄りがない環境で育ち,仕事も不安定です。それを知ったのは僕が彼女に恋心を抱いた後のことでしたが,僕は結婚も視野に入れて彼女の生活や仕事を安定させてあげたいと考えたこともありましたし,彼女が自分の力でそれらを安定させるのを待ってから彼女と恋愛ができるかもう一度考えた方が良いかもしれないとも思っていました。

  4. タカさん
     
    コメントありがとうございます。
     
    正直、コメント欄だけでその方の状態を分析するのは不可能です。
    ですので、責任は持てませんが、思ったことを書きます。
     
    その方は、何か、人を信用できないメンタリティーになっているようですね。
    つまりまだ、恋愛をする段階になっていない、ということじゃないかな。
     
    タカさんは、本当の愛情でその彼女を包んであげるのであれば、父親のように、見返りを求めずに関わり、そして最後は、別の男性の元へと旅立っていっても、後ろを向いて涙を拭いて、そして笑顔で送り出す。
     
    そのぐらいの気持ちで関わることが必要だと思いますよ。
     
    やれるかなぁ。
    やれないんじゃないかなぁ。
     
    私なら、できないと思うけど。
     
    ま、一度よく考えてみて下さいな。

  5. あづまさま
     
    ご返信ありがとうございました。前回に書き込んだ際は彼女への戸惑いや怒りが入り交じっており,相談というよりも愚痴になっていた気がします。
     
    僕もあづまさんとまったく同じように考えていました。最初は恋人や友達になりたいと思ったのではなく,彼女の良き父親や一歩引いた先生のような存在になりたい・なるべきだと思いました。今まではそれができていた面もありましたが,実際は私にも恋人や友達であって欲しいという気持ちもあり,それがうまく自分の中で処理(?)できなくなってきていたと思います。
     
    彼女は他人だけでなく彼女自身,そして人間関係そのものを信用していないように見えます。恋愛できる段階にないとは僕も出合って間もない頃から感じていました。彼女には良いモデルとなる家族や人間関係がなく,むしろ人間不信を促すような環境を選んでいるようにも見えます。そこから引っ張り上げてあげたいとも思っていましたが,僕が背伸びしすぎていたかもしれません。その結果,「彼女に共感する」ことよりも,様々な面で「僕に共感して欲しい」気持ちの方が僕の中で大きくなってしまっていたのだと思います。
     
    自分でも矛盾していると思いますが,僕は「彼女ともし結婚したら」ということを考えていた一方で,彼女が早く(僕ではない)いい男性と幸せになって欲しいという気持ちもずっと抱いていました。彼女なりに僕に好意を寄せてくれていたのかもしれませんが,僕とは恋愛も結婚もできないことを彼女の方がよく分かっていて,上手に一線を引かれていた気がしています。
     
    ・・・今回も独り語りになってしまいましたが,的確なご分析とご叱咤,ありがとうございました。これ以上は関わることも笑顔で送り出すこともできなくなってしまったかもしれないのですが,彼女を信用し彼女にも信用されるようになりたいと思います。

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