【ココヘル393】自分を追い詰めない(ツイテル18)

 

◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 393号 2009.7.23
 
 あづまです。こんにちは。
いつも読んでくださってありがとうございます。
 
 ツイテルシリーズ
今日は、「自分を追い詰めない」です。
 
 
◆ 「結末」は確かに問題ですが・・・
 
 恋愛相談をしていて、こんなふうに思うことがあります。
 
相談に来られた方は、
最後の「結末」の部分だけを気にしていることが多いんですね。
彼に対して、キレてしまった。
毎日、不機嫌なオーラを発していた。で、彼がキレた。
みたいな「結末」です。
そして、それを後悔しているんですね。
確かに、そういう結末が頻繁に訪れるようでは、健全とは言えま
せん。何かを直さなければいけないことは、ハッキリしています。
ただ、もうそうするしかない、いっぱいいっぱいな状態になって
から「どうにかしよう」としても、難しいことも多いのです。
◆ 実は、幸せな人は意外に「わがまま」という事実
恋愛や結婚生活がうまく行かない女性の方と、
恋愛がうまく行っていて、幸せに過ごしている女性の方で、
どちらが、相手の男性に要求をしているかというと、
実は、幸せに過ごしている人の方だと思っています。
 
 
 幸せに過ごしている方は、
 
 たとえば、恋人同士であれば、
「今週末、どこ行く?♪」
こんな風に、会えるのは自然なこと、ぐらいに思っています。
 
 
 たとえば、夫婦であれば、
「またカレー食べたいな?♪ 作って?♪」
みたいに、素直に頼んでしまうわけです。
 ↑
 ちなみに、家事を頼むポイントとして、相手がこだわっている
  部分を任せるのが上手くいくコツです。
 食にこだわりのある人なら、料理を頼んでみる。
  ファッションにこだわりのある人なら、洗濯を頼んでみる。
  家にこだわりがある人、清潔好きの人には、掃除を頼む。
  というように。
  
  うちは、料理ですね。
 
 
◆ 自分を追い詰めないために、必要なのは?
 
 一概には言えませんが、
「○○して♪」と言えないばっかりに、我慢の日々を送ってしま
い、我慢を重ねて、最後に爆発するので、結局お互いに嫌な思い
をしてしまうというパターンに陥りがちな女性の方は、
×もっと我慢強くなる方向で努力するのではなく、
○怒り爆発の10歩手前で、ゆとりのあるうちに、
 素直に要求できるようになる方向で努力した方がいいのです。
 
 
 
◆ 行動はできるが、察するのは苦手な男性が多い。
 
 女性の方の気持ちとして、
「私の希望を、言わなくても察してくれる人がいい」
というものがあるのは、よく分かっています。
(十分出来てるかというと、ちと微妙ですが・・・)
で、男性の代表として言わせてもらうと、
男性にとって、それはかなり難しいことです。
女性の気持ちを、言わなくても察することが出来る男性と結婚で
きたら、きっと幸せだと思います。
競争率は高いと思いますが、あくまで理想の男性を求めるのなら、
それもひとつの道だと思います。
でも、男性同士のルールでは、
言われるまでは勝手に助けない。
助けを求められたら、助ける。
というのが一般的です。
ですので、男性ルールへ、ちょっぴり歩み寄って、
 
 頼んでみる(機嫌良く!)
ということができれば、上手くやっていける男性の幅が、ぐっと
広がるわけです。結婚対象が広がる、ということです。
 
 
◆ 本当は、結婚前にやっておくべきこと
 
 理想を言うと、こうして要求してみて、相手の様子を見るのは、
結婚前にやっておいた方がいいことなんです。
つまりね、
・察してくれる男性    Sクラス
・頼めばやってくれる男性 Aクラス
・頼んでも絶対やらない。怒る男性。 ランク外
 
 が、いたときに、
頼むのが出来ないから、頼まない。我慢する。
という行動をしていると、
Aクラスの男性と、ランク外の男性の区別がつかない。
 
 
 頼んだら、助けてくれる(Aクラス)なら、見込みありです。
でも中には、残念なことに「女性は利用するもの」ぐらいに思っ
ている男性(ランク外)もいるでしょう。
その場合、頼み事をしてみても、全然ダメ、怒るばかりで何も
やってくれない。最悪。
そういう結果に終わります。
 
 
正直ね、頼んでも何もやってくれないような人と一緒に暮らすの
はすごく難しいですし、しんどいです。
 
 
◆ 既に結婚している私は、別れるしかないの?
 
 既に結婚している方の場合、どう考えるかというと、
「頼み事を喜んでやってくれた時期があったかどうか?」
これを思い出してみて下さい。
 
◇まったく頼み事をきいてもらったことがない場合
そういえば、つきあい始めた当初から、頼み事をしたこともなく、
全て相手の言うとおりに合わせてきた。
その場合は、残念ながら、その相手が変わってくれることを期待
するのは難しいかもしれません。
今からでも頼み事をしてみて、やってくれたら笑顔で喜びを伝え
るなど、やってみる価値はありますが、相当ストレスを伴うので、
覚悟を決めてとり組んで下さい。
 
 
 ◇交際中は、結構私の頼みを聞いてくれたという場合
結婚してから、私が相手に合わせるばかりになってしまったけれ
ど、元々は結構優しい人だった。
この場合は、二人で今の関係を作ってしまったわけで、
あなたが変化すれば、相手も変化する可能性があると思います。
 
相手が不満を言いやすい雰囲気作り、これが始めの一歩です。
 
 一度は愛し合った同士、愛が全く消えることはないと思うのです。
でも、愛以上に、相手に対する不満が蓄積して、
「もう、こいつのために指一本動かしたくない!!!」
という気持ちになることはあります。
それは、愛が消えたのではなくて、
愛を太陽、不満を雨雲としたら、空一面雨雲で覆われた状態です。
雨雲でいっぱいでも、太陽がなくなったわけではないのです。
 
相手が不満を吐き出しやすい雰囲気作り、これが始めの一歩です。
 
◆ でも、なんでうまく頼めないんだろう・・・
 
 それは、次回から書いていきます。
 
 
 
◆ 今日のまとめ
 
 我慢の限界を迎えて、彼にキレてしまい、後悔する。
キレるところを我慢して押さえようとするのではなく、
原則は、ギリギリになる前に、相手にちゃんと(穏やかに)要求
できるようになることが大事なのです。
自分を追い詰めないこと。
要求のしかたを覚えましょう。
そして、上手く頼めない自分に気づいてください。
なぜ上手く頼めないか。そのあたりは、次回から書いていきます。
 
 
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 恋愛セラピーは、恋愛心理学、心理療法、行動療法などを活用し、
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「彼氏ができない」・・・原因を探っていったら、子供時代に父
親が厳しくて、「私は男の人に認めてもらえない」という思いこ
みができてしまっていた。
→子供時代に退行して、当時の自分をゆるした(心理療法)
→男性を前にして、自分らしく振る舞えるようになった!
「不倫をしている」・・・過度の孤独感を抱えていて、不倫相手
を探している男性(実は鋭い!)が寄ってきていた。
→同性・異性の友人を増やし、交流を増やした。
 自分の心の安定を○×△で評価し(行動療法)、いい状態を
  キープするようにした。
 →変な男性から言い寄られることがなくなった!
 
 たとえば、こんな風に、友だちに相談するレベルではなかなか思
いつかない、過去の記憶の整理(心理療法)や現在の心の状態の
メンテナンス(行動療法)を提案しています。
恋愛や男女関係の悩みのパターンは千差万別。
なかなか、本質を理解するのは難しいもの。
 
 
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◆編集後記
 
 前回は、圧力鍋の話を書きましたが・・・
レシピを送って下さった方がいて・・・
感謝です!!!
その後、材料と時間が揃わず、まだ次の料理にはチャレンジして
いないのですが、
・玄米を炊く
・サンマの生姜煮
が、次のテーマとして、検討中です。
作ったら誌上でレポートしますね。
 
 
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 前回の記事に対して、ご意見を頂きました。
こちらに、掲載いたします。
 
(前回の記事、ここから)
 ◇社会問題にとり組む人
 
 社会問題や環境問題を考えることは大切なことです。
ただ「絶対正義」になりやすいので注意が必要です。
つまりね、人を責めるために、社会運動をしている。
怒りをぶつける場として使っている。
自分たちの主張に沿わない人たちを「悪者」にしている。
 
一瞬は、気が晴れるかもしれませんが、
同じような仲間が集まってしまうと、あまり楽しくないのでは?
 
 
 どれも、自分が「これが正しい」と思う行動を取るようになって
います。「正しくない人」を責める気持ちを心の底に持っていま
すから、知らないうちにそういう人との衝突も増えますし、
なにより、楽しくありません。
(ここまで)
 
 それに対して、ご意見を頂きました。
Sさん(女性)
 
>初めてメールをさせていただきます。
 
>私は社会人で、仕事の合間を縫って、仲間達と結成した
>環境NGOで活動をしています。仲間も全員社会人です。
>家族も友人たちも、私の活動を温かく見守り、時には支援して
>くれます。
 
>私達のモットーは「多様性」です。人間の多様性?意見の違いを
>認める。様々な環境イベントを企画し、自然環境が守られること
>で、人間が幸せになることを願い、いろんな意見を出しあいなが
>ら楽しく活動しています。
 
>阿妻さんは過去に、社会運動を「人を責めるために」「怒りを
>ぶつける場」にしていたような方とお会いしたので、活動する人
>に対し、このような印象があるのかもしれません。
 
>もちろん、一般論でお話しているのではないこともわかります。
>確かに、あまり融通の効かなそうな、超個性的な活動家も存在
>します。
 
>ですが、いろんなNGOや市民活動をする人達と交流してみると、
>その多くは、どこにでもいる普通のおじさん、主婦、社会人、
>学生などです。
>怒っているように見える人は、実は闘志を燃やすタイプの方だっ
>たりします。
>私の環境NGOの仲間もそうですが、素直で穏やかな人が多いです。
 
>外には別の世界(恋愛、遊び、etc.)を持ちつつ、何か人の役に
>立ちたい、自分達の活動を外に広げていきたいと、少ない予算で
>地道にこつこつ活動をしている人達です。
 
> 【ココヘル392】ツイテル17の中の、「社会問題に取り組む人」
>のような説明は、たくさんいる読者の中で、社会活動をしている
>人に対する印象として、あらぬ誤解を招いてしまう恐れがあります。
 
>長文で恐れ入ります。恋愛については共感することの多い阿妻
>さんのメールですが、今回、上記の説明が少々気になったので、
>このようなメールを差し上げた次第です。
 
>よろしくお願いします。
 
 はい。的確なご指摘、ありがとうございました。
確かに少し、先入観があったかもしれません。
もちろん、社会活動をしている方の多くは、
私がよく使う表現で言えば「幸せのおすそ分け」をしているの
だと思っています。
一部、いや?それは違うでしょ、と思う方がいらっしゃったのを
見たことがあって、怒りをぶつける場なのかな?と感じたことが
あったんですね。
それでは、本人もきっと幸せになれないと思うんです。
表現については、誤解を招かないよう、もう少し工夫が必要だっ
たかと思います。ご指摘ありがとうございました。