自分の一部を好きになるということは

 

 
こんにちは。
恢復セラピストまなみです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、私のインナーチャイルドのお話をします。
 
私はインナーチャイルドを癒すために、色々なワークを行ってきました。
何年間も。
そして、その当時も、完全に癒された。と、言い切れる状態ではないと感じていました。
 
私の心の中で、いつも感じる大きな黒い石。
大きくて、黒くて、いつも私の心を、ネガティブにさせる存在。
 
その名は「ガンコちゃん」
 
私はいつもいつも、ガンコちゃんを心の中から消したかった。
このガンコちゃんさえ居なくなれば、私の心は軽くなるはずなのに。
 
毎回、ワークを行うたびに、ガンコちゃんは現れる。
 
黒くて、大きくて、岩石みたに、心の中にいつも居る。
ときには、ドロドロした真っ黒い泥のようなときもある。
 
何度も何度も、ゲシュタルト療法のワークに現れる。
ワークを行うと、そのドロドロした泥は、カフェオレ色のシェークになるときもある。
せっかく、シェークにまでなったガンコちゃん。
さすがに、もう納得したかと思えば・・・またワークのときに参上する。
まだ居たのか・・・。
いい加減、このガンコさに腹が立つ。
 
ワークを行っているときに、そのガンコちゃんを手のひらに載せて、観察することになった。
正直もう見たくない。
「なんでそんなに、ガンコちゃんはガンコなの!」
 
その時の私の行動課題は、ガンコちゃんを手のひらに載せて見る!
三秒でいいから、ガンコちゃんを見つめる。
本当にそのときは、ガンコちゃんを見るのも嫌だった。
だけど三秒なら頑張れる。
 
私は毎日、ガンコちゃんを見つめた。
毎日、毎日、ガンコちゃんを感じながら、見つめた。
 
そしてまた、ワークを行う日が来た。
もう出てきて欲しくない。
「ガンコちゃんは、素直ちゃんになっていますように。」
 
ところが、
ガーン・・・。
呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ?ん。
ガンコちゃん登場!
もういい加減、やになってくる。
もう、私の胸の中からは、居なくなっていて欲しいのに。
どうして私は成長出来ないの・・・。
と、自分自身も嫌になる。
 
あるとき、カードを一枚引くことになった、
沢山あるカードをじっと見つめた。
ピントくるカード、何かを感じるカードがなかった。
なんで何も感じないのか、逆に不思議でした。
かなり時間をかけて、一枚のカードを引きました。
そのカードに、文字が書かれていました。
 
カードには「頑固」と・・・。
私はおもわず笑った。
これでもか?と、ガンコちゃんが現れる。
私は
「もう分かったよ、ガンコちゃん。あなたがそこに居ることは、ちゃんと分かっている。」
 
これだけ、あなたが私の心の中に居るということは、何か大切なことがあるんだよね?
納得できない、何かがあるんだよね。
伝えたいことが、あるんだよね。
その頃から、ガンコちゃんのことは、ちゃんと見れるようになりました。
あまりのしつこさに、私は観念しました。
 
ガンコちゃんは、今までずーっと、私のことを守っていてくれた存在。
いろいろなことに、傷ついたときにも、ガンコちゃんは私のことを守ってくれていた。
今までず?っと守って、そばに居てくれたのに、私はガンコちゃんを嫌っていた。
「あなたが居なくなれば、私は幸せになれるのに。」
早く消えるようにと、いつも念じていた。
「それは、悲しすぎるよ」
と、ガンコちゃんは抵抗して、いつまでもいつまでも私の心の中に居たのだと思う。
ごめんね。ガンコちゃんを嫌って。
今までず?っと、私のそばにいて守ってくれたのにね。
 
そして、またワークを行う日が来ました。
 
ワークを行っているときに、またまたガンコちゃん登場。
私はガンコちゃんの話をした。
「いつも私の胸のあたりに、黒くて重いものがあるんです。」
「名前はガンコちゃん。」
「いつも心がすっきりしなくてね・・・。」
 
と、私はいつものように話始めた。
そのとき、話を聞いてくれていた人が、こう言いました。
 
「嫌だって言ってるけど・・・。ガンコちゃんの話しをしているとき、楽しそうですね。」
私は驚いた。
 
「え?楽しそう?嫌なんだけど・・・。」
と、いいつつ、私は笑顔だった。
そういえば、笑っている。
何故だか分からないけど、嫌だと言いながら私は笑っている。
その時、私の心が動いた。
心の中から、ピョンとミジンコみたいなものが飛び出してきた。
本当に心の中でピョンと、白い小さなミジンコみたいなものが跳ねたんだ。
ガンコちゃんが私の笑顔に反応したんだ。
やっと、私のこと(ガンコちゃん)を笑顔で話してくれた。と、喜んだのだと思う。
「嬉しいよ。」
と、私に伝え返してくれたのだと思う。
私もガンコだけど、ガンコちゃんもかなりのガンコだった。
ガンコちゃんには負けたよ。
そして私はこう思った。
ガンコちゃんとお友達になれたな。と
私のワークの中に、何度も登場してくれたガンコちゃん。
やっと、ガンコちゃんと仲良しになれそうです。
ときには、喧嘩もすると思うけど。
ガンコちゃん。
あなたを消そうと思っていたことが、勘違いでした。
ごめんね。
そしてこれからも仲良くしてね。
 
今でも、ガンコちゃんと私は、共に幸せの道へと歩み続けています。
 
ガンコちゃん大好きだよ。