心理セラピーが真に役立つとき2【得体の知れない感情の癒し】

 

あづまです。
 
心理セラピーが真に役立つとき1 からのつづきですが、
 
得体の知れない感情というのは、基本的に、乳幼児期のものです。
大人は、自分の潜在意識の中で渦巻いている様々な感情から、意識がある程度切り離されていて、激しく渦巻いている感情と直接接していない、そういう感覚の中で生きていますが、
 
実際には、感情は激しく動いているんですね。
で、それが、乳児期は特に、むき出しのまま、表に出てくる。
 
だから、大人なら、1時間待ちぼうけを食らったら、「なんだよ?まったく?」と、多少腹は立つでしょうが、やり過ごせることでも、
乳児は、泣いているのに1時間待ちぼうけを食らったら、その間悲しみと怒りと…激しい感情を感じ続けるわけです。
 
こうした状況を日常的に経験したことが、
いつしか、自分の感情を表現することを「あきらめ」、(このあきらめのことを心理学的には「抑圧」と呼びます)
そして、あきらめたはずの感情が、未解決の感情として、大人になっても本人を悩ますのです。
 
 
見捨てられそうな場面になると、激しい不安と怒りが湧いてきてコントロールできなくなる。
などは、典型的な反応ですが、
 
これ以外でも、
とにかく、
 
 
得体の知れない、強烈な感情が、
どうも、私だけ、持っているようだ。
 
周りの友達はそういう反応はしないみたい。
 
という症状がある場合、
それは、
 
 
乳児期の、激しい感情が未解決になっていることが原因かもしれません。
ほかに、思い当たる原因がないのなら、
そうみなして、取り組んでみる価値はあると思います。
 
 
こんなテーマは、
やはり、心理セラピーの真骨頂。
なかなか、占いとかコーチングとか、ほかの相談では、
根っこにたどり着いたり、解決したりするのは、難しいと思います。
 
 
次回以降、掘り下げ方の基本について、
そして、解決方法については、結局は、文字で書いたものを読んでも自分で解決できないことが多いですので、あくまで概要になりますが、
 
書けることを、書いていきたいと思います。
 
ではまた!