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人生がパターン化するとき(禁止令と人生脚本、つづき)

友達に「もう別れなよ」と言われる恋愛パターンの、交流分析的説明【禁止令と人生脚本】からのつづきです。

それで、
禁止令があると、本来すべき行動なのに、取れない行動が出てくるわけ。

それを避けて【他の方法】で何とかならないか、試行錯誤し続けるんだけど、本来すべき行動が、とても重要なもので、本質的なものだったりすると、

何ともならない、ってことがあるわけ。


たとえば、上記の記事の例を使うと、

自分の気持ち、自分の決定に自信を持ち、
他人と意見が対立しても、自分の意見を言う、
結果、相手との距離が離れても、
その結果を引き受ける(=誰も責めない)。

という行動パターンがあれば、

もう終わってる恋に、いつまでもしがみついたりしないものなんですが、

この行動パターンがないものですから、
いつまでも、いつまでも、いつまでも、
ずるずる行っちゃうわけ。


あ、ちなみに、いま、
「そうそう、ズルズル行っちゃうなんてやめたほうがいい!」
って強く思った人は、逆に、

いつも、バッサリ切っちゃう方ばかりやっていて、
粘り強く相手との関係を育てる、
という行動の方にブレーキがかかっている可能性があるから、
そっちはそっちで、要注意ね。
根っこに「所属するな」「愛するな・近づくな」の禁止令があるかも。


で、話を元に戻しますと、

他人と意見が対立しても、自分の意見を言う、
というような部分って、結構勇気と、
心のエネルギーと、

日頃からの、自分の安全な居場所が、
必要ですよね。


で、難しいから、
それを避ける。


ずっと(多くの場合無意識に)避けている行動があると、
人生がパターン化するんです。


起こりがちなシナリオを、
単純化して書きますね。
ここでは、自分が女性だという前提で書いています。


上記の記事で書いたように、
・私は存在してはいけない
・但し「他人を喜ばせ」ている時だけ、存在してもよい
という複合指令があるとします。


するとたとえば、以下のようなパターンが出現します。


【順調のステージ】
(1)基本的に、相手の気持ち中心で日頃から行動している
(2)気持ちを分かってほしがっている男性が現れると、
   どうも、気になってしまう。
(3)相手から「オレに興味あるの?」と思われる
(4)(「自分の気持ちに従って自分から男性を誘う」こと
   はしない、という行動パターンも手伝って)
   そういう男性から、言い寄られることが多い。
(5)相手から求められる(=期待される)ことが、
   自分の存在理由なので、相手の期待に応え続ける
【黄色信号のステージ】
(6)でも、ずっと続けるとしんどくなってくる
   しんどくても、相手の期待に応えることが自分の
   存在理由なので、さらに頑張って期待に応える
【どんでん返しのステージ】
(7)限界を超えたときに、「どか〜ん」と爆発、
   突然自己主張を、極端な形でする。
(8)相手は「ぽかーん」または「えぇぇぇっ!?」
   結局真意は伝わらず、ガス抜きにはなるかもだけど、
   ふつうはこじれるし、本質的には何も解決しない。
【絶望のステージ】
(9)自己嫌悪に陥る。相手のこともめんどくさくなる。
(10)一旦、落ち着くかもしれないが、結局いつか、
   (5)あたりに戻って、繰り返す。
   いよいよ別れたとしても、結局(1)から同じパターン。


それで、
人生脚本というのは、
こういう風に進行すると、考えられているんです。
(厳密に言うと、大きな人生脚本を徐々に進行させる、
 小さな脚本(=ミニスクリプト)の説明です)

上の、(1)〜(10)も、

【順調のステージ】(但し実は無理をしている)
 (私:OK、あなた:OK、と、表面的には感じている)
   ↑ここでの「私はOK」は「他人の期待に応えている」からOK
    というような、条件付きのOKであることに注意。

【黄色信号のステージ】(無理が限界に)
 (私:OKではない、あなた:OK。限界になってくる)

【どんでん返しのステージ】(相手を責める)
 (私:OK、あなた:OKではない。限界を超え相手を攻撃。)

【絶望のステージ】
 (私:OKではない、あなた:OKではない。
  絶望と自己嫌悪にひたる。何も信じられない)


人によっては、どんでん返しのステージ(正しくはVC:反抗する子供、といいます)
を飛ばして、簡単に絶望のステージに「どーん」と毎回落ち込む、
というような場合もあります。

あるいは、黄色信号と、どんでん返しの間を、
何度も行ったり来たり行ったり来たりして、
いよいよ限界を迎えると、絶望のステージへ、
というパターンもあります。


ここで、お伝えしたいことは、

・そもそも、自分に出しているOKが、かなり「条件付き」である
・相手に意見をちゃんと言う、と言っても、平常心では言えず、
 いよいよ煮詰まったときに(どんでん返しのステージで)、
 極端な形で言っている

というパターンがあるとき、
それは、安定した人生にならないパターンだよ、
ということです。

この例では、相手に意見をちゃんと言う、ということが、
「自分の中で、できない行動」になっているパターンを紹介
しましたが、
これは「他人を喜ばせよ」という指令があるときのもの。

他にも、特に典型的なパターンをあと4つ挙げておくと、
・完全であれ    (そのときだけ存在して良い)
・頑張れ、努力せよ (そのときだけ存在して良い)
・強くあれ     (そのときだけ存在して良い)
・急げ       (そのときだけ存在して良い)

「完全であれ」は、いわゆる完璧主義的なもの。

「頑張れ」は、努力至上主義者。
 自分が頑張っているかどうかが、なぜか基準になっちゃうの。
 楽して結果が出る「効果的な方法」なんて、目が行かない。

「強くあれ」は、怖い、寂しい、悲しい、みたいな弱々しい
 感情を出してはいけない、という意味。怒るのはOKのことが多い。

「急げ」は要するに「時間を無駄にするな」ってこと。
 ちょっと異常な感じがするときはこの指令があるのかも。


このように、指令(別の言い方:拮抗禁止令、ドライバー)に従っている
ときだけ、自分は存在していい、なんていう複合指令を持っていると、
それを、やめられないんですね。


だから、
その指令をやめようとするのではなく、

なぜその指令に従うことをやめられないのか。
やめたら、何と直面しなければいけないのか。

そこを、ちゃんと探ること、
そこに、ちゃんと向き合うことが大事なんです。


大もとの根っこ。

指令に従っているときだけ、
私は存在して良い(そうでないなら、存在価値なし)
みたいなルールを、自分の中に持っているかどうか。

それを、ちゃんと見つけること。

そして、大もとの方を癒す取り組みを、
コツコツすること。

それこそが、
パターン化した人生のパターンを変えること、
になるのです。


まあ、セラピストの中には、

無理矢理その行動をやらせる

というような、荒療治が好きな先生もいるようですが。
(それはそれで、ポリシーなので否定はしませんが)


私はあくまで、本質的な変化が起きれば、
行動の変化は、無理なく起こるもの、
という前提に立って考えていますので、
無理矢理ってのは、避けています。

そして、本質は何か、そこに常にフォーカスする、
本質的な変化をしっかり促すことを考える。

そういう方針で、解決の道を作ります。


ちょっと難しい話でしたかね。
ひとりで取り組むのが難しいときは、
セラピストを頼ってみてくださいね。


そもそもね、
「他人を喜ばせよ」や
「頑張れ」
「強くあれ」
「完璧であれ」の
指令を持っている人って、
(上に上げたものの、ほとんどですが)

他人に頼ったり、迷惑かけたり、
他人にゆだねたり、
他人に自分のダメなところを見せたり、
他人に自分の弱いところを見せたり、
することが苦手なんですよね。

セラピーで、他人に頼る体験をする。
そのこと自体が、今までのパターン破りになります。
(特に、人に頼るのが苦手な人の場合)


パターン化した人生に、
変化をもたらしましょう。

その場合、結局いつか、
自分が苦手としている行動に取り組むことになります。


結局いつか、ね。

いつやるの?


今、、、ですかね?

強制はできないけど。
一応聞いてみた。


ではまた!


参考記事:

人生脚本の書き換え方(提案)
人生脚本 【じんせいきゃくほん】





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