【ココヘル662】その寂しさは幼少期のものではない(ベストパートナー8)

 

★女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学 662号 2015.5.7
 
こんにちは。あづまです。
いつも読んで下さってありがとうございます。
 
 
さて。
今日の本文。
 
 
私のセラピーでは、
本に書いてある知識などをまず当てはめて考えて・・・
 
ということを、
 
【しない】
 
のを大事にしています。
 
先入観を排して考えることが大事、
ということです。
 
 
色々本を読むとね、
 
やれ幼少期の環境がどうとか、
やれ毒親がどうのとか、
アダルトチルドレンかどうかとか、
 
書いてあるでしょ?
 
 
そういうことを前提に、
ものを考えない、
ということを、
 
セラピーの時の自分に課しています。
 
 
※過去は関係ない、という意味ではありません。
「根拠があやふやなうちに決めつけない」という意味です。
 
 
 
なぜこの考えが大事かというと、
 
兄弟で、
やはり似たような人生になっちゃう人もいるけど、
 
 
同じ親に育てられたはずなのに、
片方は、とてもネガティブ、
人付き合いが苦手で、
なかなか結婚もできず・・・
 
でも、もう一方は、
結構早い段階で親に反発し、
(そういう意味では、育て方に問題は、
 たぶんあったのだろうけど)
友達と過ごす時間がすごく増えて、
ていうか、家に帰ってこなくなって・・・
 
いつの間にか、
結婚もして子供もできて、
「で、子育ての問題? 何が?」
 
って感じになってる。
 
 
っておうち、ありますよね?
 
 
つまりね、
親の影響って、
 
決定論的なものじゃないわけです。
 
 
毒親に育てられると、
苦しむ子が多い。
 
それは、事実だと思う。
 
 
でもね、
 
じゃあ、全員か?
ていうと、そうではない。
 
 
そしてもっと大事な問いは、
そういう親に育てられても、
 
解決していく人もいるわけ。
解決しない人もいるわけ。
 
 
本当に大事な問いは、
 
たとえ毒親に育てられたとしても、
解決していった人と、
いつまでも解決しない人の違いは何?
 
という問いです。
 
 
おっと、
少し今日の本題から脱線してきた。
 
 
 
今日伝えたいことは、
ここです。
 
 
本当に、いつまでも、2,3歳の頃の、
未解決の感情が、解決しないままなの?
 
ってところ。
 
 
私は、
本当にそういう人もいると思ってます。
 
でも、
違う人も結構多いように感じます。
 
 
 
では、少し具体例を挙げながら説明したいと思います。
 
 
親は、叱るばかりで冷たかった。
ほめられた記憶はほとんど無い。
 
しかも、気分屋で、気分で叱ったり、叱らなかったり。
普遍的なルールが与えられたというより
「機嫌を取れ」がルールだった。
 
大人になっても、父親は横暴だし、
母親は依存的で、
 
いつも面倒を見ないと二人とも機嫌が悪い。
 
子供である私が、親二人の、
子守役みたいなものだった。
(今もそう)
 
 
そういう環境だったので、
心の奥には、いつも孤独感、
誰にも分かってもらえない感じ、
不安、焦りなどがある。
 
【本に書いてあるとおり】←【ここ間違い】
 
 
私は、アダルトチルドレンだと思う。 ←【ここ微妙】
 
承認不足もいっぱいあるし、 ←【但しここはあってる】
 
未解決の感情もいっぱいある。 ←【あってるけど微妙(後述)】
不安定になりやすいし、怒ると手がつけられない。
(↑親じゃなくて自分のことね)
 
 
 
っていう自己分析をしている人が、
いたとするでしょ?
 
 
 
で、セラピーでも、こういう訴えを聞くことは、
もちろん、結構あるわけなんですが、
 
 
正直、ホントにそうなのか??
って考えながら、聞いてます。
 
 
別に、
自己憐憫やめろとか言いたいわけでもないし、
冷たく突き放したいわけでもないです。
 
私もプロフェッショナルですし、
何とか解決したいと本気で思ってます。
 
 
 
でもね。
 
 
想定原因が間違っていると、
解決方法も間違ってしまって、
 
 
結果、なが???いこと、
一生懸命取り組んだあげく、
解決しませんでした(>_<)   ってなっちゃうから。     それ、とっても残念なことじゃん。 努力は報われた方がいいでしょ。     そういう理由で、   本当の理由にたどり着きたい、 そう考えているわけです。     でね、先ほどの話。     どこに、論理の飛躍があって、 問題があるのかというと、           承認不足もいっぱいあるし、 未解決の感情もいっぱいある。 不安定になりやすいし、 怒ると手がつけられない。   まあこういう現状認識があったとして、 そこは、実際そうなのだから、 議論の余地はないと思うんですね。     で、   Q1ではその承認不足らしきものは、   いつ作られたものなの?   Q2その未解決の感情が作られたのは、   いつの、何の体験なの?   Q3 Q1やQ2の答えが幼少期のものならば、   なぜ解決せずに今に至っているの?     このQ1からQ3の答えを持つことなく、 問題に取り組むことは、     解決を運任せにしたも同然     だと思います。       たとえばね、 父親が暴言を吐くタイプの人で、 子供の頃、いつも叱られていた。 怖かった。常に警戒していた。 ↓ そのころの感情が未解決になっている。   これね、   記憶って、思い出すと感情を伴うわけ。 感情を伴って思い出すと、   思い出して感じた分、 たまってた感情は薄まるの。   その分、軽くなるわけ。     「子供の頃、いつも叱られてた」って 【すらすら言える】としたら、   その記憶、何度も何度も、 思い出したことがあるってことだよね。   だとしたら、普通は、 思い出すと感情を伴うし、すると、 そこで感じた分、感情が薄まる。   そう、解決していくんだよね。       ・・・話の全体を見ると、おかしいわけです。     たぶん、 本人の想定と、 本当の原因が違うんだと思う。       今日、上のケースのタネアカシまで書こうと思ったけど、 長くなってきたので、 タネアカシは次回。     ・・・だけだとちょっと不親切で、 不完全燃焼な感じなので、   少しだけヒントを書いておくと、       繰り返し出てくる感情が、 幼少期の感情じゃないとしたら、 いつの感情?   てハナシ。   これね、 自分で、大人になってからも、 作り続けている感情だと思います。   自分でネガティブを作ってるの。 いつもね。   そこ、止めないと。       というような話を、 次回書いていきます。       次回もお楽しみに。   ではまた!           ★Lのマメ知識   ワンタイムパスワード   銀行のサイトなどでは、 ログインパスワードとは別に、 キーホルダーみたいな「トークン」と呼ばれる 小さな電子機器に表示される6桁程度の 番号を入力しないと、   資金の移動を伴うような操作(振り込みとか) はできないようになっているところが多いです。   これも、RSA暗号の仕組みを利用している ようです。(詳しくないが)   内部に「秘密鍵」にあたる情報が入っていて、 その秘密鍵と現在時刻から作り出される番号が 表示されるようになっていて、   サーバー側では、正しい番号かどうか、 照合できる、とまあそういう感じ。   これ、トークンがないと、まぐれ当たりする ことはまずないですから、   セキュリティーとして無敵かと思いきや、 そうじゃないみたいです。     ユーザーを偽のサイトに誘導する →そこでID、パスワードを入力させる  →それを盗み、かつ、それを使って   本物のサイトにログインする   →本物のサイトを、ユーザーに向けて表示   という形で、 ユーザーと銀行サイトの間に入ってしまうんですね。   そして、いよいよ、   ユーザーが資金移動のため、 ワンタイムパスワードを入力 →その番号を取得!!!  →その番号が時間切れになる前に、   (お金を犯罪用の口座に送金するなどの)   狙いの操作を実行!    ↑これって30秒とか1分とかなので、   かなりの早業です。     というやりかたで、 実際にアメリカなどでは、 お金を抜き取られるなどの被害が発生している とのこと。     暗号を「破る」よりも、 べつの方法で「かいくぐる」方が、 犯罪の成功率は高いようです。     暗号の安全性を心配するよりも、 こうした、抜け道に気をつける方が、 大事なのかもしれません。     最近、銀行のサイトにログインすると、 やたら、 「ログイン直後にワンタイムパスワードを  入力するよう促されたら、入力してはいけない」 という旨の注意書きが表示されます。   本当に、 気をつける必要があるってことでしょうね。     ★脳トレ的クイズ   今回はお休み(*^_^*)       ★あづま式 恋愛眼力トレーニング(DVD教材)   ●不倫に悩んでいる●ダメンズとの恋愛が多い ●恋愛が続かない●彼氏がなかなかできない ●恋愛でいつもイライラしてしまう、などの悩みは、   繰り返しているとすれば、あなた自身のメンタルにも、 課題があるはず。   メンタルトレーニングによって、 運命の彼を引き寄せる心の土台を作りましょう。   DVDを見ながら自習できるようにしました。 http://www.yume-maru.jp/mental/top/index.html
 
 
 
 
 
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◆編集後記
 
GWは千葉県にある私の実家に帰省してました。
動物園に行ったりして、のんびりすごしました。
 
帰りに気づいたんですが、
首都高のC2(中央環状線C1の外側にある環状線)が、
湾岸線Bまでつながっていたんですね。
でも、急に通ってみる自信がなくて、今まで通り、
レインボーブリッジを渡ってしまいました。
つぎは、通ってみるかも。
 
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