【ココヘル751】婚難(4)|恋愛ドクターの遺産第三話

 

★女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学 751号 2017.1.26
 
こんにちは。あづまです。
いつも読んで下さってありがとうございます。
 
 
いよいよ今年から、大人の心理学コミュニティー
【ココアミ!】を始めます。
毎月の講座と、会員の交流(たぶん、話の合う人が多いはず)
そんな、学びと仲間作りの場になればと願っています。
 
ココアミ!
http://www.556health.com/sp/cocoami/
無料期間中の動画も本気で語ったものです!
体験だけでもぜひぜひ!
 
 
 
現在は、私の伝えたいセッションの理想を、
小説風にしてお伝えしようと、
作品を書いています。まあ、読みものとして
楽しんで頂ければと思います。
 
本作品は、フィクションですが、
症状、問題の原因、解決の指針などは、
実際に行われたセッションや、あづまの考えを元にし、
リアリティーを大切にして制作しております。
逆に悩みの内容などのディテールは全て入れ替えて
創作し、プライバシーに配慮しております。
作品ですので、ある程度の誇張・脚色がございます。
 
また、少しまとめて、解説を「ココヘル+」の方で書きたいと
考えていますので、物語だけではなく、心理学の学びがほしい、
という方は、そちらも合わせてご活用ください。
 
ココヘル+
http://www.556health.com/sp/e-zine/
 
 
【登場人物】
(現在の人物)
 ゆり子 父からノートをもらった。離婚するかどうか悩んでいる
 幸雄 ゆり子の夫。 仕事はできるが共感力のない人。
(ノートの中の人物)
 恋愛ドクターA ゆり子の祖父(故人) ノートを書いた本人
 なつを ドクターの助手
 かおり 相談者。彼氏いない歴7年 個性派の女性
 
 
恋愛ドクターの遺産(レガシー)
 
第三話 婚難(こんなん)
 
第三幕ー2
 
 
「なかなか彼氏ができない理由。まずひとつは見つかりました。」
「はい。それは何でしょうか?」
「かおりさんが美人だからです。」
 
「えっ?」
「えっ?」
なつをとかおりが同時に声を上げた。
 
なぜ、美人だと彼氏ができないのだろう。不細工だと出来ない、
というのなら、失礼な話ではあるが、話は分かる。なつをは思った。
でも、いま、先生は明確に「美人だから」と言った。
それにかおりさんは実際に美人だ。それが彼氏ができない理由とは
・・・先生は時々私に理解できないことを言うが、今回もそうだ。
 
「あともうひとつぐらい、大事な理由がありそうです。」
ドクターは続けた。
「かおりさんは、自分のことを『男っぽい』と思いますか?」
「え、はい。結構『オッサン』だと思います。」
「なるほど、やっぱり。」
 
先生、言うことが失礼じゃないか、となつをは思った。
クライアントに対して、オッサンだというのが「やっぱり」だとか、
そんなこと言っていいのか、なつをが思った瞬間、かおりの反応は
意外だった。
 
「やっぱり先生、見抜いていらしたんですね。そうですよね。
私もこの『オッサン』な性格は問題じゃないかと、うすうす
思っていたんです。」
 
ドクターは少し考えている様子で、言葉を選びながら話し始めた。
「確かに、女の中の女、女子の中の女子、みたいな女性の方が、
男性から好かれ、選ばれるチャンスの数が多いのは事実です。
かおりさんは、おそらく10代から、もしかすると20代前半
ぐらいまでは、結構男性が寄ってきてモテたのではないかと
思うんですが。」
 
「はい、自分で言うのもアレなんですが、結構モテました。」
「ですよね。若いときは割と男女共に、ですが、相手を見た目で
選ぶ傾向があるのです。」
「わかります。でも、自分に合う人はなかなか居なかったです。」
「以前、私のところに、もう40代ぐらいでしたが、今でも
お綺麗な方が相談に見えたことがあります。その人に、若い頃は
モテましたよね。でも、自分に合わない人まで来て大変じゃ
ありませんでしたか、と質問したのですが、その答えが面白くて。」
「なんとおっしゃっていたんですか?その方は。」
「『無駄モテって呼んでいました。』と。」
「なるほど、私の場合も、私に合わない人がいっぱい来ていた
のは『無駄モテ』だったんですね。」かおりはそう言って笑った。
「そうですね。全然男性が寄ってこない女性から見たら、
『無駄モテ』なんて、憤慨したくなる言葉でしょうけどね。」
 
「そうですね。」そう言いながら、かおりは何だか嬉しそうだ。
「モテる側の悩み、というのもあるんですよ。でも、大体、
モテる側は少数派ですから、孤独だし、この悩みを分かって
くれる人は、なかなか居ないんです。」
「そう!そうなんですよ!」かおりはひときわ大きい声を出した。
 
ああ、分かってもらいたいポイントを先生が明確に言葉にした
ということなんだな、なつをは思った。先生は若い頃モテたの
だろうか、とか、私はあんまりモテなかったなぁ、とか、色々な
考えがぐるぐると頭をめぐり始めたが、先生とかおりの会話に
興味を引かれ、思考を止められた格好になった。
 
「先生は、おモテになったのですか?」なつをの訊きたかった
ことをかおりが質問したのだ。
「いえ、私は、見ての通り平凡な見た目ですし、モテたりは
しなかったですね。」
「でも、美人がモテたときのお気持ち、
本当に良くお分かりだから・・・」
「ああ、そうですね。その理由については多分今日の話の役に
立つはずですから、少しお話ししましょう。」
「興味あります。お願いします。」いつのまにかニコニコ
しながらかおりはドクターの話を聞き出した。
 
「実は、大きくアッパークラス問題、と私は括っているんですが、
「美人」「できる人」そして「セレブリティー(有名人)」、
の問題、というのがあるのです。」
 
「・・・はい。」
「私はこのとおり、ハンサムな方には入っていないのですが、
小さい頃からできる子でした。小学校では一番、みたいな感じで。
そうすると、色々嫉妬されたりもしました。単に面白いから
一生懸命考えて発言しただけなのに「お前は分かってるから
いいけど、少しは周りの気持ちも考えろ」的な反発を受けた
ことも、多々ありました。そして、当時そういう反応をする
周りと、うまくやっていく能力はなくて、絶えずストレスは
ありましたね。」
「嫉妬されることは、私もありました。」
「そうなんです。美人、出来る人、セレブリティーの問題と
いうのは、表面的には少し違うように見えますが、構図と
しては似ています。一般的に言って、不細工より美人の方が
いい、勉強や仕事はできないよりはできた方がいい、貧乏な
家の出より、いいところの生まれの方がいい、というように、
アッパークラスに入っているんですね。そして、恋愛の問題
として考えた場合、出会いの質が悪くなる。自分に合わない
相手が寄ってきたりする、という面で共通点があります。」
「そうなんですね!・・・私の場合はどうなんでしょう?」
「かおりさん、あなたの場合、元が美人。すると、若い頃は
たくさんの男性が言い寄ってきます。これはこれで、かなり
面倒ですよね?」
「はい。正直に申し上げますと、そう思っていました。」
「すると、自然と男性との距離を取る姿勢が身につきます。」
「わかります。」
「その逆は、男性に親しげにどんどん話しかける、気さくな
キャラ、ということになりますが、そっちに行ったら、もっと
大変なことになりそうなので、距離を取る、と。」
「はい、やってました。大学時代は『付き合いが悪い』とか
言われることが多かったです。でも、そういう意見を取り入れて
飲み会に積極的に参加すると、男子の注目を一手に集めて
しまって、一部の女子から睨まれたり・・・。」
「そうですか。それは大変でしたね。別に自分の責任で
そういう顔になったわけではないのに、なんだか舵取りが
難しい立場に置かれる。」
「すごく分かります!確かにそうでした。」
「そして、できる人問題でも、同じようなことが起きます。
今度は、みんなが『構えて』しまうんですね。女性の場合
とくに、男性が寄りつかなくなります。失礼な話ですけどね。」
「分かります、分かります。でも、私の場合、それで丁度
よくなったな、という感覚はあったのですが・・・」
 
「そこが、もうひとつの罠、なのです。」
「もう何を言われても驚きません。」少し苦笑しながら、
かおりは言った。「先生、続けて下さい。」
 
(つづく)
 
 
 
こちらにもアップされています。
まとめ読みには便利かも・・・
あづまやすしのサイコロジーな毎日
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◆編集後記
 
今日は配信が遅くなりましたm(_’_)m
隔週木曜は、健康のために体操教室に通っているんですが、
今日は体操して、お腹空いたのでお寿司食べて帰って
きました。健康になったんだか、なってないんだか。
 
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 ◆女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学
 祝!TBS・日テレ・フジテレビ出演(目指せNHK!)
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