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あなたが潜在意識にどんな「禁止令」を持っているかのテストです。

そもそも「禁止令」とは? なぜ問題なの?

そもそも禁止令とは、潜在意識レベルで「これをしてはいけない」とブレーキをかけてしまう「親から幼児期にもらってしまった指令」のことです。生きづらさの原因がこの禁止令である可能性は、それなりに、あります。ですので、潜在意識に禁止令を持っているかどうかは、重大な問題です。

そして、行動についての「禁止」ばかりではなく、「存在するな」「男(女)であるな」「重要であるな」「所属するな」など、あり方についての禁止令も多いものです。そして、大抵、自覚がないので、

「私は居てはいけないのだ(存在するな)」「私はみんなの中心人物になってはいけないのだ(重要であるな)」「きっとまた愛されない(所属するな/愛するな)」などの、世界に対する思い込みとして働きます。そして、禁止令の持ち主の人生に(多くの場合マイナスの)影響を与え続けるのです。

禁止令を外すことが難しい理由

禁止令を外すことが難しい理由ですが、幼児期にセットされてしまったということも、もちろんあるのですが、無意識・無自覚であることが一番の理由だと、私は考えています。

例えて言うと、外せない色眼鏡。想像してみて下さい。子供の頃からある色の外せないコンタクトレンズをつけていて、(目の健康問題はここでは無視することにして)ずっとその色のレンズを外したことがなく生きてきたらどうでしょう。世界はその色だと思っているのではないでしょうか。
たとえ、「存在するな」の禁止令を持っていても、この世界はそもそも、自分がいて良い場所ではない(のが前提)と思っていますから、それが自分の心の中の禁止令によるものであるとは、中々気づかないのです。

禁止令に気づきにくい、もうひとつの理由:拮抗禁止令

禁止令に気づきにくい理由は、先に書いた「無意識レベルで、それが当たり前の前提になっているから」という理由の他に、拮抗禁止令(ドライバー)(読み:きっこうきんしれい)の存在があります。

拮抗禁止令は、名前のイメージに反して、言わば「禁止令を条件付きで解除する指令」のようなものです。

少し例を挙げて説明します。たとえば、ある人が幼児期に両親から受け入れられていないと感じて「存在するな」の禁止令を持ってしまったとしましょう。これは一番重い禁止令ですので、本人も苦しく、無意識になんとか逃れようとします。

ここで、その子が両親から「受け入れられていないと感じた理由」が、両親が非常に忙しくて子供と落ち着いた気持ちで向き合うことができなかったため、としましょう。
両親は非常に競争の激しい業界で忙しく仕事をしていて、必死で頑張っていないと振り落とされると感じながら日々を過ごしていたとしましょう。「頑張っていないといけない」これは両親がいつも自分自身の課題として、持っていた考えでした。

ですが人は、往々にして、自分に対して課している課題・考えに沿って、他人にも接するものです。もちろん子供にも。この両親は、子供が必死に頑張ったときには、「よくやった」と心からの笑顔を送り、褒めたことでしょう。

子供は、ここで、心の中に複合指令を作り上げます。
すなわち、「自分は存在してはいけない(元の禁止令:存在するな)」けれども、「頑張れ(拮抗禁止令)」を守っているときだけは、元の禁止令をキャンセルして良い、と。
この場合の複合指令をまとめると、こうなるわけです。
「私は、頑張っているときだけは、存在しても良い」

当然のことながら、裏返せば、頑張っていないときは、生きている価値なし、という意味ですから、友人知人から「そんなに頑張らなくていいよ」「無理しないで」と言われたところで、その言葉をおいそれと聞き入れるわけには、いかないでしょう。何と言っても、自分の存在価値が、脅かされる重大な問題ですから。(本当はあくまで、本人の中にあるそういう「思い込み」なのですが)

そして、「頑張らなければいけない」という指令(これは「拮抗禁止令」)を守り続けることで、元の禁止令と直面することを避け続けるわけです。これが、禁止令が見つけにくいもう一つの理由です。
言葉を替えると、別の指令を守り、禁止令と向き合わなくて良い条件を作り出すことで、禁止令の存在にフタをし続けているので、見つかりにくい、ということになりますね。

もちろん、その副作用として、頑張り続けないといけない、などの、行動面の制約が生まれてしまいます。しかも、苦しくても止められないので、今度はそれがうつの原因になったり、体を壊す原因になったりと、別の問題を作り出すのです。

(ここでは一例を挙げましたが、禁止令には12種類あり、よくある拮抗禁止令には5つあります。単純計算で12×5=60パターン。全てのパターンを網羅的に記事にすることはできないことを、ご了承下さいませ)

禁止令を効果的に見つける方法

先に書いたように、禁止令は「潜在意識レベルである」「拮抗禁止令によって覆い隠されている」という二つのガードがかかっているので、見つけにくいわけです。
そこで、禁止令を効果的に見つけるためには、まず、より表面にある拮抗禁止令から見つけて行く方法が効果的です。

本心理テストの目的

本心理テストの目的は、以下のステップを踏むことで、自分の中にある禁止令を発見するヒントを得ることです。そのステップとは、
(1)拮抗禁止令(ドライバー)を発見する
(2)ドライバーと組になった、複合指令を発見する
(3)複合指令の形から、禁止令を推測する
始めから禁止令を探すよりも効率的な方法です。

本心理テストで得られるもの

この心理テストでは、最終的に、あなたの中にある禁止令の候補が得られます。もちろん、潜在意識レベルにあるものなので、結果が出てもピンと来ないこともあるでしょうし、ずっと後になって「やっぱりそうだった」と気づくこともあるでしょう。
その場合でも、闇雲に探すよりは、ずっと効率よく禁止令を探索出来ると思います。ご自身の人生をより良くするために、ご活用頂けましたら幸いです。

テストを行う上での注意点

このテストは、最終的には潜在意識レベルにある禁止令を見つけることを目的としたものです。頭の中にある雑音を静かにして、直感に従って答えることが大切です。「こんなはずはない」「こうに違いない」など、思考が先立つと、これまでの人生でパターン化された思考にはまってしまい、新たな発見が出来なくなってしまいます。たとえ今まで思ってきたことと違っていても、直感から出てきた答えを大切にして進めて行って下さい。

以下の設問のうち、当てはまるものを選択して下さい。

■きちんと完璧にできていないと不安になったり、他人に見せられないと感じる
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■他人から「完璧主義だね」と言われることが多い
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■姿勢が良く固い表情。よそ行きの声。生真面目な雰囲気を持っている。
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■他人の期待に応えなければならない、というプレッシャーを感じる
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■他人から「もっと自分の気持ちを大切にしなよ」と言われることが多い
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■低姿勢、前かがみ、あるいは、他人のために笑顔を作り、優しい言葉をつむぐ傾向がある
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■頑張っている自分でいないと落ち着かない。ゆるむことは許されないと感じる。
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■他人から「いつも大変そうだね」または「そんなに頑張らなくいいよ」と言われる
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■努力努力が口ぐせ、厳しい表情。結果よりむしろ「頑張っている」ことにこだわってしまう。
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■寂しい・悲しい・凹んだなどの弱いところは他人に見せられないと感じる
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■他人から純粋な賞賛ではないニュアンスで「強いね」と言われることが多い
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■腕組み、後ろ手を組む。強そうな低音の大声。無表情。
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■時間を無駄にしてはいけないと感じたり、時間に追い立てられている感じがする
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■他人から「せっかちだね」「ゆっくりしなよ」と言われることが多い
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる

■話し方が早口。途中で話を中断する。早足で歩く傾向がある。
あまり当てはまらない  時々当てはまる  大抵当てはまる