トップページ > 1b.心理学に関するコラム > 親からもらった一番悪い癖とは【自分の幸せのために努力しないこと】
これは先日ココヘル(メルマガ)に書いた話ですが、とても大事なことなのでこちらにも書いておきます。親との関係が悪いとその後の人間関係や恋愛に悪影響があるという話はあらゆるところで語られていますのであなたもご存じかもしれません。
今日は一般に知られている話とは少し違った観点で親から受け継いだもの・受け継げなかったものについて書いてみたいと思います。
実は、最近感じていることですが、親に愛情をもらえなかったから、とか、母親が不幸な人生を歩んでいて、自分もネガティブな心のクセがついたとか、そういう【トラウマ】的な解釈では問題が解決しないと思っています。(もちろん、過去の辛い経験を軽視するわけではありません)
でも、それより何より、一番大事なポイントは・・・
それが今日のテーマです。
◆◆
◆ 人は苦しければ必ず学び出す
斉藤一人さんの言葉に、こんなのがあります。
もっと悩んで、もっとガマン出来ないところまで行ったら、人は必ず 学びだすんだ。
学びがハンパだから苦しんでるんだ。
で、何が苦しいんですかっていうと、ハタから見てるほど苦しくないからなんだ。
なかなか厳しい。
不幸そうな感じで、不平不満を言っている人がいても、
自分で学んで前に進もうとしないってことは、
ハタから見てるほど苦しくないってこと。
厳しいね。
でもね。
やっぱり自分で前に進もうとしないと、人生は前に進まないように出来ているんです。
そういう意味では、
本当のことを言ってくれて、優しいね。
そしてもうひとつ。
私は常々、我慢強いってことは、不幸が好きってことだよ。そう言っています。だって、問題が小さいうちに行動を起こして対処する人は、不幸が嫌いなんです。我慢ではなく工夫が好きなんです。問題が大きくなるまで行動しない人は、不幸が好きなんです。我慢が好きで、工夫や行動は嫌いなんです。
あなたは、幸せに向かうための工夫が好きですか?
それとも、不幸を我慢するのが好きですか?
◆◆
◆ あなたが親から受けた一番の悪影響
親から学んでしまった一番の悪い習慣は、【自分の幸せのために、自分で努力する】ことの【欠如】ではありませんか?
あなたのご両親は、もしかすると自分の問題を他人のせいにしていたかもしれません。よい夫婦は、たとえ夫が起こした問題であっても、二人の問題として解決に当たります。
これを、夫が起こした問題だから、妻は知らんぷり。とか、逆に、夫が起こした問題を、妻が尻ぬぐい。とか。こういうのはよい夫婦とはいいません。
夫が起こした問題だから70%は夫が始末をつける。でも、たとえ浮気でも、妻の側の冷たい態度とか、何か原因があるかもしれないから、妻の側も30%は自分の問題と捉える。
男女が逆でも同じ。妻がセックスに応じなくて、しかも買い物依存で借金した。買い物で借金したら、70%は妻が責任を取るのが筋です。でも、夫の優しい言葉がなかったとか、何か原因があるかもしれないから、夫の側も30%は自分の問題と捉える。
相手の起こした問題を100%尻ぬぐいするのもおかしいし、
相手の起こした問題を100%知らんぷりするのも冷たいですね。
このサイトの記事「うまく行くカップルの特徴」の中に、相手が起こした問題であっても二人で解決に当たるという項目がありましたが、そういうことなんです。
他にも、色々見習うべきでないことがあったかもしれません。
親が子供を愚痴聞き係にするのもおかしいです。
親が、「子供のために離婚できない」なんて口が裂けても言うもんじゃありません。子供を口実にするなんて、自分が自立できない問題をこともあろうに子供のせいにしているわけです。
いい大人になっても、自分の感情に自分で責任を持てずに、妻に怒鳴り散らしたり、泣いて夫を責めてみたり。
気分で言うことが変わって、考え方が一貫していないのは、日頃から考え抜いていない証拠です。自分の言動に責任を持つという大人としての基本的な態度が欠けています。
子供が楽しそうにしていると、その幸せを吸い取ろうと寄ってきて、愚痴をこぼす親がいたら、子供は幸せに対して恐怖心を抱いてしまいます。不幸ぐせがつきますね。
共通しているのは、
「自分の幸せのために、自分で努力する」という姿勢がないこと。
「他人に何とかしてもらおうとしている」こと。
うまく行く人はね、今日よりちょっぴり良い明日のために、ちょっとだけ努力する。
その積み重ねが、良い人生を作る。それを地道にやってるんです。
よくある困った親のパターンを書いてみました。ひょっとして、あなたを育ててくれた親御さんは、「自分の幸せのために、自分で努力する」ことが出来ない人だったかもしれませんね。
自分が不幸であることをアピールして相手を責める、みたいな。嫌なら自分で何とかすればいいのに、周りのせいにする。このクセ、親から受け継ぐと一番しんどいんだよね。自力で生きる力がつかないから。
大変でしたね。そんな中でよく頑張って育ってきましたね。
◆◆
◆ 幸せって・・・
問題がないことが幸せではない。
問題があっても、それを解決できる力があることが幸せである。
人生って、思い通りに進まないことが多いものです。特に、自分の思いこみが激しいうちはそうです。
小学校の時に漢字の書き取りの練習をしたでしょ?初めのうちは下手くそでも、何度も書いて、少しずつ思い通りに手が動くようになり、字が書けるようになっていきます。それと同じです。人生も練習が必要なんです。
理想を思い描いて、実践して、違ったら自分の中の思いこみを修正して現実を理解する。
これを繰り返しているうちに、次第に心の中の思いと目の前の現実がピタリと合ってきます。
そして、思い通りに物事が運ぶようになっていきます。
親がしっかりしていた人は、親に叱られ励まされながら、こうやって自分で自分の問題を解決する努力をしてきたんです。こういう、自分の幸せのための地道な努力を積み重ねる習慣が身についていないのなら、それこそが、親から受け取り損ねた最大の課題だと思います。大変でしたね。
まとめます。
親との関係がうまく行かなかったから、トラウマを抱えていて、私の人生はうまく行かない。確かにそれも一部かもしれません。
でも、一番の問題は、あなたの親御さんが「自分の幸せのために自分で努力する」という人生の大原則を身をもって教えてくれなかったことじゃない?
今からでも、「自分の幸せのために自分で努力する」というその原則を覚えることが最大の解決策ですよ。
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回避依存に引っ掛かりました。いい歳して情けないです。 若いころ辛い思いして恋愛を避けていました。それが恋愛依存と知らず 結婚も愛情の無いまましました。心の中では恋愛依存が残っていたのでしょうか 浮気になりました。先生のコラムそのままでした。 今まで何にも感じなかったのに別れてから気持ちが不安でたまりません。妻には元々愛情が無いので罪悪感も無くそれがまた異常に思えて自分の気持ちがわからなくなりました。子供にもアタリ気分の高揚が激しいのがわかります。この度お互いの人生で親からの影響があったように思いますが どのように立ち直れば良いのかわかりません。解からないではダメなので 先生のコラム読みながら考えています。 ご意見を聞かせていただければ幸いです。 よろしく御願い致します。
投稿者 ヒロ : 2007年11月27日 00:17
あづまさま
こんにちは。少し疲れていたときにこのHPを見つけ、読ませていただきました。けいと申します。
このようなHPを作っていただきありがとうございます。色々納得し、勉強になる部分があり、自分も幸せになれる気がしてきました!
私の母親も上記の困った親に当てはまるのですが、正直上の文章を読むのが辛かったです。何度もぶつかり、親を謝らせてしまいました。子どもの立場で親を責めてしまったことに対して罪悪感があります。間違っていたとしても愛情を注いでくれていたのは確かなので。
それでも、問題の解決に向け、きちんと母親に私の感情を理解してもらい、母親が自分の課題に向き合えるようになるように、家族で頑張っています。
問題の把握だけでなく、こうやって相手(親)の問題を一緒に解決するアドバイスもコラムで書いて頂けたら嬉しく思います。
おこがましいお願いではありますが、もし機会がありましたら、よろしくお願いいたします!
ではこれからも楽しみにしております☆
けい
投稿者 けい : 2007年12月10日 11:30
hikaruさん
コメントありがとうございます。
一番大事なことは、自分と他人が別の人間であることを認めることです。
怒りの感情の下に、もしかすると感じる必要のない罪悪感があるかもしれません。
多くの場合、「親を幸せにできなかった」という罪悪感ですが、子どもの時に親を幸せにできるわけがないので、感じる必要のないものです。
だから、怒りを感じて罪悪感をはねのけようとしているのかもしれません。十分にはねのけてみることですね、まずは。直接対決は大抵意味がないので、紙に気持ちを書いてみるといいです。
心理療法を受けてみるのも手です。
ヒロさん
コメントありがとうございます。
最近私は、「辛い出来事は、心の癒しのためにある」という言葉をようやく心から信じられるようになりました。
辛い出来事は、心の奥底に閉じこめてきた過去の感情を表に出してくれるのです。その時に感情つながりで過去の辛い出来事を乗り切ってきた自分自身をねぎらって涙を流してください。
一人で難しければ、セラピストなどの専門家の力を借りることをオススメします。
抱えているネガティブな感情が解消されると、本当に愛情にもとづいて考え、行動できるようになります。まさに、辛い出来事をきっかけにして心の癒しが進んでいるわけです。
但し、辛い出来事があったときに心にフタをして我慢したら逆効果になりますので要注意です。
けいさん
こんにちは。コメントどうもありがとう。
あくまで、自分の問題を解決することに意識を向けることが大切です。
自分の問題と相手の問題の区別がつかない人が多いようですので、ヒントを書いておきます。
子どもに愚痴聞き係をさせる習慣は、親の問題。
その親の元で育って、罪悪感を持っている心は自分の問題。
子どもの感情を理解できないのは、親の問題。
親に感情を理解してもらえなくて苦しいのは自分の問題。
つまり、親にも問題はあるけれど、大事なことは自分の「感情」を解決しましょう、ということ。親の人生は親のものですから、他人が肩替わりすることはできないのです。
ここで、そもそも解決できるわけがない、他人の問題を解決しようと空回りすると、自分まで苦しくなってしまうのです。
上の例で言えば、
・すぐ罪悪感を感じてしまう弱い心を、しっかり癒し、育てて、他人の問題を冷静に見守れる強い心を育てよう。
・親以外に、自分の気持ちを理解してくれる人を作って、感情面で親から自立しよう。
こうやって自分の問題を解決することが大切なのです。
もちろん、けいさんのようなやり方を否定するわけではありませんが、結局親次第になっちゃうでしょ?そっちの方が結局難しいよ、と言いたい。
自分で変えられないものに自分の人生を委ねたままでいいの?あと何年そのまま耐えられる?
と、問いたいです。
投稿者 あづま : 2007年12月16日 11:49
小さい頃から母の愚痴を聞いてきました。姉は私の事を嫌っていました。
カウンセリングを受けてきた中で、幼い頃の経験が自分の人生に影響している事を知りました。
いろいろあって、自分でも頑張ってきたつもりですが、今更私にはもう何もありません。
今更家族を恨む気もないけれど、私は一生、人を愛する事はないと思います。
家族を恨む元気も、自分の人生変えようとする元気ももう私の中にはありません。
人と接する事が億劫です。もし万が一結婚できて、子供を産むような事があっても、私は子育てが面倒で子供を殺してしまうような気がします。
投稿者 あああ : 2008年08月03日 22:07
あああさん
色々大変だったのですね。
よく今まで頑張ってきましたね。
人と接することを、本当に全く求めていないのなら、この記事にコメントすることも、必要ないわけですから、
きっと、心のどこかには、温かい人とのつながりを求めている心があるのですね。
恋愛や結婚、子育てを旅にたとえると、山を登るようなものです。それなりに、心の体力が必要です。
むしろ、まずは心理学ワークショップ(人を批判しない、お互いに温かく受け入れ合うというルールを決めてコミュニケーションする)などに参加して、少しずつ人とのつながり、人の温かさを経験してゆくことが、ひとつの解決策として、わたしはよいと思います。
もちろん、それをするもしないも、あああさん次第ですから、誰も強制することは出来ません。
気が向いたときにでも、検討してみてはいかがでしょうか。
投稿者 あづま(恋愛セラピスト) : 2008年08月05日 11:40
ありがとうございます。
心理学ワークショップ参加した事何度かありますよ。
正直変な宗教団体の儀式に参加したような気分で怖かったです。入り込めませんでした。
お世話になったカウンセラーの方もいましたが、その方にも見捨てられちゃいました。
一人で静かに生きて行こうと思います。
レスありがとうございました。
投稿者 あああ : 2008年08月08日 16:06
言葉でこういう風に考え直しなさいと言われても、すぐに変えられるわけがない。
いくらかは本を読みながら自力で改善してきましが、自覚できないと修正のしようがない。癖って厄介です。
あと10年はかかるかな。それまで生きていればいいのだけど。
ちなみに、親よりいい点を取るのを攻められたので、もう勉強できません。
何度もやってみましたが、昔を思い出して、気が狂ってしまいます。
しかし、世に出るのに無知でいることも恐怖です。前にも後にも行けない辛さ。
こうしてニートができました。
投稿者 モガク人 : 2009年09月18日 15:05
モガク人さん
コメントありがとうございます。
本当は人によって伝える内容を変えなければならないけれど、ブログの記事ではそうはいかないのです。
私は、モガク人さんは、この記事を真に受けない方がいいと思います。
書いておいて、真に受けるなでは無責任ですから、少しその根拠を解説しておきます。
まず、人を「人のせいにする人」「自分を責める人」に分けてみます。もちろんこれは、同じ人であっても状態が変わることがあり、固定的なものではありませんので、他人を責める状態・自分を責める状態、と考えてもいいです。
そして、この記事は、親を責めて、自分の不幸は親のせいだ、といっている「人のせいにする人」に向けて書いています。
モガク人さんは、どうやら、ご自分を責める傾向を持っていらっしゃるようです。
その場合、さらに自分に厳しくするのではなく、勇気を出してありのまま自分を受け入れ、ゆるす取り組みを一生懸命やる方が、物事が好転すると思います。
もちろん、その過程では、他人の助けやプロの手を借りることも有効かもしれません。
投稿者 あづま(恋愛セラピスト) : 2009年09月21日 00:20
はじめまして。とても勉強になります。また、とても励まされます。
これからも勉強させていただきながら、ゆっくりですが、前向きに頑張ってゆきたいです。
私の両親もお互いや、環境に対する不満が多く、朝から晩まで愚痴のない日はありません。私の存在がそうさせているのだという罪悪感があり、これまで私のできることであれば、家族の要求はできる限りかなえようとしてきました。
しかし両親の不満は解消することがなく、私自身も精神的に不安定になり、現在休職をしております。
先生のお話はす~っと胸に入りました。少し遠くから家族と私自身をみてみると、それぞれの課題があり、本人にしか解決できないことだと思いました。今までは家族内の個人の課題を混同してしまっていたように思います。
急に100%変えるのは難しいので、気が付いたらその都度、ひとつひとつ解決していきたいです。
私も、温かい家庭をもち、いろいろありながらも楽しく家族と生きていくのが夢です。いつか実現できるよう頑張ります。
長い文章を読んでくださり、ありがとうございました。
これから寒くなりますが、どうぞご自愛ください。
投稿者 みゅ : 2009年11月17日 19:59
みゅさん
コメントありがとうございます。
そうですね。
それぞれの人には、それぞれの課題がある。そうやって、「少し遠くから」見られるようになることは、とても大事なことです。それが「自己を確立する」ということなのです。みゅさんは、すでに一歩踏み出されましたね。
これからも、ひとつひとつ解決していってくださいね。
応援しています。
投稿者 あづま(恋愛セラピスト) : 2009年11月21日 23:25
こんにちは。アメブロのほうでいつもお世話になっております。
これって、別のコラムにもあった、
変えられないものを受け入れる落ち着きを
変えられるものを変える勇気を
そしてそのふたつを見分ける賢さを
っていうのと同じですよね。
問題のある親の元で育ってしまった事実は変えられないし
それ自体は受け入れるしかないけれど、
そのことによって自分に生まれた考え方や行動の癖は
勇気をもって望めば変えられるんだなって思います。
わたしも独学でいろいろ勉強するうちに数年前よりずいぶん生きていくことが楽しくなりました。でも、最初のきっかけはまさにこれなんです。
変えられないことを嘆いても仕方ないし、
変えられるものはあるってことを認識したときから
自分が、人生が変わっていったと思います。
あの時に自分が奮起したことがよかったんだと、
再確認できて嬉しかったです。
ありがとうございます!
投稿者 こめ : 2010年05月15日 16:16
温かいコメントありがとうございます。メールアドレスは公開されません。コメントは管理人のメルマガ女と男の「心のヘルス」-癒しの心理学で紹介することがございます。
★「私はどうしたらいいのでしょうか?」と書きたい方へ:今苦しいのでしょうね。書いて楽になるなら、ご活用下さい。自分の力で立てることをお祈り致します。
なお、コメント欄は多くの方に情報提供し、私の考えを知ってもらうことが目的であり、個別相談ではないことをご了解下さい。相談は恋愛セラピー(秘密厳守)で承っております。
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はじめまして。
こちらのコラムは読んでとても参考になり、
勉強させてもらっています。
「自分の幸せのために努力しないこと」
これは今の私の中で大きな問題になっています。
両親とのことが関わっていることはわかるのですが、
どうすれば、自分の幸せのために努力できるようになるのでしょうか。
怒りの感情が邪魔をしているように感じるのですが、
目標を達成するのにネガティブな感情はあまり必要ないですよね。
とてもむずかしいです。
投稿者 hikaru : 2007年10月27日 23:26