婚活(結婚活動)の必須科目2 男女の違いの理解

 

 婚活(結婚活動)といえば、出会いを求めることが一般的です。
 ですが、好きになったからといって、その相手が人生を共に出来るパートナーであるとは限らないのです。ここに気づかず、「婚活=出会い作り」と誤解してしまうと、結婚に至らなかったり、結婚してもその後、苦しい結婚生活になってしまいます。
 結婚するまでよりも、結婚してからの方が人生は長いのですから、婚活も先を見据えて行いたいですね。
 
 婚活のための事前準備、必須科目としては、男女の心理の違いを理解することが大切です。男女の心理の違いは、私も様々な本で学び、さらに実際の恋愛や結婚生活で、ときに痛い目にも遭いながら学びました。基本的には体で覚えるもの、経験を積みながら覚えるものだと思っていますが、一番大原則となる男女の違いは、これでしょう。
 
 男は、「俺はデキル(彼女の役に立てる)、カッコイイ男だ」と思われたい。
 女は、「私は愛される価値がある女」として扱われたい。
 
 よく、男はヒーローになりたい。女はお姫様になりたい、などと表現されますね。
 男性が行動し、女性が受け取る。世界中でこういう習慣が見られます。一見、女性側が依存するだけに見えるかもしれません。でも、このように、男性に役に立ってもらうことはとても大事なのです。
 「男を立てる」という言葉が、「男のいうことを何でも聞く」「男に従う」という意味に誤解されていることもあるようですが、それはとても残念なことですし、幸せに向かわない考え方です。男女が共に幸せになるために大切なことは、「男性に活躍してもらい(=男性が行動面で頑張る)」「それを『すごいね』『カッコイイね』と喜び、感謝する(=頑張っているからこそ彼を持ち上げる)」ということなのです。男性は、自分のすごいところを妻から認めてもらいたいと思っているのです。
 だから、尊敬したり、カッコイイところ、デキルところを認めたりする意味では「男を立てる」わけですが、行動面でいえば、男性がしっかり頑張る(=男性が女性に尽くす)ことが大事なのです。但し男性がダメなところを見せたときは、責めずに水に流す度量も必要ですが。
 そして逆に、欠点探しの名人の女性や、男性と張り合ってしまう女性は敬遠されるのです。
 
 女性が、仕事ができることは、生活を安定させるために役立つ面はありますが、実は、男性を引き寄せる魅力としてはプラマイゼロです。そしてもし、彼からその仕事をほめてもらおうとしたら、ややマイナスだと思います。特に仕事面にこだわりを持っている男性ほど、自分の彼女や奥さんがライバルになってしまうことを嫌いますから要注意です。男性と張り合ってしまう女性は敬遠されるのです。女性の場合、仕事はあくまで「自分のためにしている」と考えておきましょう。
 
 男性は、自分の能力や行動が、彼女や奥さんから必要とされている、と感じるときに力を発揮するし、元気になります。
 
 また、動物のオスとしての男性は、女性の腰のくびれに反応するといわれています。女性の体型は、女性ホルモンが多く分泌されて妊娠可能な状態にあるときほど、腰のくびれ(ウエストとヒップの比)がはっきりするので、それを見極めているといわれています。
 これは、やせればよいという意味ではありません。スリムな女性が好きな男性もいるし、ぽっちゃり系の女性が好きな男性も、女性が思っているよりも多く存在しますが、全体的に細いか太いかにかかわらず、ウエストとヒップの比の好みは7:10ぐらいで常に同じなのです。
 人間は男性も育児に参加して、育児の負担を共有するように進化してきました。そのために、男性の側も女性に尽くした労力が確実に報われる(=確実に子孫を残せる)ようにシビアな目を磨いたのでしょうね。女性側の努力としては、女性ホルモンがよく出るように生活することが大事、ということになります。太りすぎは改善した方がよいとしても、ダイエットのストレスは女性ホルモンを減らすという逆効果のこともありますので、健康的な食生活、リラックスできる時間を取る、ピンク色の可愛いものを身の回りにおく、など、を心がけることが大事です。
 
 さて、一方女性は、記憶が恋愛感情と連動しています。男性が誠意を持って尽くしてくれるかどうかを(無意識に)見極めて「この人、好き」となるのです。
 男性向けのアドバイスとしては、だから、女性には「僕はゆとりがあるから、キミも幸せにしたい」という姿勢を見せて、食事をご馳走したり、プレゼントなどをすればよいのです。いつもゆとりがあることを、女性の潜在意識が理解する(≒好きになる)までに時間がかかりますので、少し継続的にやりましょう。
 なお、女性の側にも、本能的な男性の好みが存在することが知られています。遺伝子の型(研究では免疫の型で調べられた)が近すぎず、遠すぎず、という関係の人を好きになるらしいです。これは遺伝型があまり遠すぎると、今の環境に適応しづらい子供が生まれてしまい、逆にあまり近すぎると遺伝的な多様性がないことから、少しだけ自分と違う人を求めるようになっているようです。遺伝型は、どうやら匂いでかぎ分けているようです。ですので、男性側の対応としては、ある程度頑張って脈がない場合は、本能的な部分で脈なしかもしれませんから、潔く次に行きましょう。
 
 女性向けのアドバイスとしては、自分が意識していなくても、色々尽くされると相手のことを好きになってしまうことがありますから、やばそうな人からは受け取らないことが大事であると同時に、いいな、と思う人からはどんどん受け取って、好きになってしまうことが大事です。
 仕事ができる女性によくあるのですが、何でも自分でやってしまって、男性から受け取らない習慣ができてしまっているために、男性から好かれない、というパターンがあります。しかも、女性は男性に頼ったり、男性から尽くされたりしたときにその相手を好きになる性質を持っていますから、自分で何でもやってしまうということは、自分の恋心も封印してしまうということなのです。これは、もったいないですね。
 誰も好きになれないという女性は、この点を一度よく考えてみる必要があると思います。
 
 また、男性を無邪気に信じられない、男性に対して警戒心がある、など、男性に対するネガティブなイメージをこれまでの人生で持ってしまった場合は、心のお掃除から始める必要があります。
 
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