【ココヘル325】永遠の愛が育つ恋愛法4?あなたの「好き」を分析!

 

◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 325号 2008.9.19
 
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 こんにちは。あづまです。
 いつも読んでくださってありがとうございます。
 
 
 
★このメルマガは、心理に関する内容を扱っているため、感情的
 ストレスを感じることがあります。ご自分の感情にはご自分で
 責任をもつ姿勢でご利用いただきますようお願い申し上げます。
 
 
◆ 幸せな恋愛と苦しい恋愛。一番の違いは「好き」の中身
 
 幸せな結婚生活につながる恋愛と、
苦しみが待っている恋愛。
この違いは何か?
私は恋愛相談を受けながら、ずっと考えてきました。
そして、あるとき、真実に気づいたのです。
「私、この人のことが『好き』なんです。」
その「好き」の中身が、まったく違うということに。
 
 
 
 同じ「好き」という言葉を使っていても、
幸せな結婚生活につながる人の「好き」と
苦しい恋愛をしてしまう人の「好き」は、
まったく別の感情だったのです。
 
 
◆ 好き=愛
 
 「好き」という感情のひとつ目は、愛です。
ここでは、狭い意味に捉えています。
愛とは、相手の幸せを願う気持ちのことです。
自分から幸せや豊かさを相手に与える気持ちです。
 
好きになった人には、幸せでいてほしい。
楽しい気持ちでいてほしい。安心して過ごしてほしい。
私たちは、こういう「愛」を心の中に持っています。
しかし、もし、「好き」が愛だけで出来ているのなら、
彼が別の女性を好きになり、それが彼の幸せなら、
心から喜んで応援し、見送ってあげられるのが「愛」です。
よほどの聖人でない限り、そういうことはありませんよね?
◆ 好き=依存心
 
 そうです。私たちは、純粋に相手の幸せだけを願うということは
ないのです。
相手がいることで、自分が幸せになりたい。
自分の欲求を、満たしてもらいたい。
そういう「もらいたい」気持ちがあります。
そばにいて欲しい、優しい言葉をかけて欲しい、
プレゼントが欲しい、気持ちを分かって欲しい、
経済的に支えて欲しい、スキンシップが欲しい。セックスしたい。
 
 ○○して欲しい、という気持ちがありますね。
これが、「依存心」です。
 
実は、「好き」には、もうひとつあります。
 
◆ 好き=罪悪感
 
 「好き」に「罪悪感」が含まれているというのは、ピンと来ない
方もいらっしゃると思いますが、相談を受けていると、意外にも
「罪悪感」で相手と結びついているケースがあります。
私は「罪悪感」を少し広く考えていて、
「この人を捨てて、私が悪い人になりたくない」
「こんなに大変な生き方をしていて、かわいそう」
「別れたら、後悔しそう」
 「この人を助けないといけない気がする」
 
 同情とか、放っておけない、助けたい、後悔しそうという気持ち
が強いと、愛や依存心と混ざって、相手から離れられなくなりま
す。
「この人のことが好き!!!」
と言いながら、その「好き」の中身が「罪悪感」「同情」「後悔」
「助けなければいけない」であることが、実は結構多いのです。
 
 
◆ あなたの「好き」の成分分析をしてみましょう。
 
 では、あなたが誰かのことを「好き」と感じるときに、
その「好き」の成分のうち、
「愛」が何%
「依存心」が何%
「罪悪感」が何%
 
 なのか、自己分析してみてください。
 
 愛:相手の幸せを願う気持ち、与えたい気持ち
依存心:自分の欲求を満たして欲しい気持ち、もらいたい気持ち
罪悪感:悪い人になりたくない、かわいそう、助けなければ・・
まず、三つのうちどれが一番強いか考えてみてください。
それは何%ぐらい?
(たとえば、罪悪感が50%)
100%からその割合を引いて、残りのふたつをどう分けるかを
考えてみましょう。
(たとえば、愛が30%、依存心が20%)
 
 
 答え合わせを見る前に、ちゃんと考えてみてくださいね。
やりましたか?
(やってない人は、もどってやってみてくださいね!)
(答えを見てしまったら、正直に考えられないですよ)
(チャンスは1回きりです)
(本当にいいですか?)
(戻りたい人は、スクロールして、上に戻って考えましょう)
◆ はい、では答え合わせです。
 
 理想の割合は、私が考えているのは、
愛75%
依存心20%
罪悪感5%
という感じです。
少なくとも、愛が半分を超えていないと、うまく行きません。
お互いに、相手からもらいたい気持ち(依存心)ばかり強いと、
奪い合いになってしまって、常にケンカです。
相手のために何かしようという気持ちには、
純粋に「愛」つまり相手の幸せを願う気持ちと、
何か償いをしている感じの気持ち、つまり罪悪感があります。
罪悪感の場合は、大抵、目の前の相手に対してではなく、
 
小さい頃に親が不幸顔をして生きていたので、
それに責任を感じてしまったとか、
 
 やはり小さい頃に家族が貧乏だったり、病気をしたりして、
辛そうな顔をしている人を見ると放っておけないとか、
過去に他人の幸せを願ったのに、それが実らず、傷ついて、過去
の償いを現在目の前の人に対してしようとしています。
 動機が愛でないので、やってもやっても、
自分の心は満たされません。
 
 
 
 さて、では、私はどうでしょうか?
私は、こんな感じではないかと思っています。
愛65%
依存心30%
罪悪感5%
 
 理想に行っていなくても、このぐらいならまあ、うまく行きます。
それと、依存心や罪悪感がゼロになることを目指さないこと。
生きている限り、自分の欲求はゼロになりませんから、依存心も、
ゼロにはならないのです。そこは、受け入れて生きる方が賢いと
言えます。罪悪感はかなりゼロに近くできると思いますが。
 いや?。でもね。
 昔、うまく行かなかった関係の時はね。
愛30%
依存心30%
罪悪感40%
ぐらいでしたね。やっぱり、始まりの段階から、幸せになる心の
状態じゃなかったんですね。納得。
 
 
◆ メールを頂きました
 
 前回ご紹介したA.Aさんからメールを頂きました。
 
 前回こんなご質問に対して、
>別れたばかりの彼が、元カノにまだ未練があって、
>でもその彼の気持ちをふっきらせて
>私に向かわせる方法はあるのか
 
 こうお答えしました。
> 罪悪感を心の底に抱えたまま生きていると、
>傷ついた男性に惹かれてしまいます。
 
 つまり、ご自分の心の中の罪悪感が本当の問題では?
という回答をしたのですが、
 
 
 お返事を頂きました。
 
 
>メルマガで質問に答えていただいた、A.Aです。
>質問に答えてくださり、ありがとうございました!
>びっくりしました!原因が私にあったとは!ずぼしです!!
>カウンセラーってすごいですね・・・!
 
>確かに、私には、恋愛依存の可能性がとても高いことと、
>なんというか、失恋すぐで傷ついていたり、ちょっと頼りなかっ
>たり、ふわ?っとしてる男性を好きになることが多く、
>いったん好きになると、私の気持ちが一人歩きして、
>ぶわ??っと大きくなりすぎて、相手に引かれる。
>まだ相手は私のことなにも知らないのに・・・。
 
>そういうパターンが多いです。
>これは、あづまさんのおっしゃるように子供時代の罪悪感から
>きているのかもしれません。
>ものすごく寂しがりで相手に依存する、好きになる相手も、
>似通っている・・・。今回それに初めて気づかされました。
 
 
 さらに、このあともう一通メールを頂きました。
 
>あづまさま
>たびたびのメールすみません。
>個人的なメールで本当にこんなこと送っていいのかなと思いつつ
>も、でもなにか参考にしていただけたら、と、こんな結果が出ま
>した、とご報告したくて、メールさせていただきました。
>先ほど、あづまさんにメールをしてから、父に「出さない手紙」
>を書いてみました。そうしたら驚くことが分かって。
>私の両親はいつもケンカをしていました。父はなんともたよりな
>く、母はいつもガミガミ・・・。父は母の機嫌取りで忙しく、い
>つも母の顔色を伺っていました。
>私の最初の意識は、母の影響から
>「なんて、頼りなくて弱くてかっこ悪い父。そんなんだから私は
>かっこいい人を好きになれないのよ!」
>と、恨みをたらたら書いていて、だんだん別の感情がわいてきた
>んです。
 
>私はいつも母からガミガミ言われている父を見て、父がかわいそ
>うで、守ってあげたくて、優しくしてあげたくて、優しい言葉を
>かけてあげたかった。
>母からの攻撃を守ってあげたかったんです。大丈夫だよ。って。
>でもそれは、父からの愛情が欲しかったから。父は、母にそこま
>で言われていても、母を愛していていつも母のことを考えていた。
>私は、こんなに父をかばっているのに、どうして母に目が行くん
>だろう。と喪失感、無力感、そして孤独感を持ったんです。
 
 大変でしたね。
「子供時代のトラウマ」というと、暴力をふるわれた、とか、
言葉の暴力とか、親による厳しすぎるしつけ(支配)などに目が
向きがちですが、
どちらかの親を「かわいそう」と思っている気持ち(罪悪感)が
恋愛の悪い癖の原因になっていることがとても多いのです。
私は、カウンセリングで「どっちかの親を『かわいそう』と思っ
ていませんか?」とよく尋ねます。
 
 罪悪感を持っていると、幸せになるための相手ではなくて、
償うための相手を選んでしまうからです。
 
 でも、気づけば、変えていけるんです。
>今も同じことを繰り返してるな?と思いました。
>そうつらつら書いているうちに、まてよ・・・と。父も実は私に、
>不器用なりにいろんなところで助けてくれて、愛してくれていた
>んだ!
>っていうことを気づき始めたんです。すごく温かい気持ちになり
>ました。
>今まで辛かったね。よく頑張って来れたね。もう頑張らなくてい
>いんだよ。優しくしなきゃとか守ってあげなきゃとか思わなくて
>いいんだよ。
 
>そうしなくても、私は愛される人間だから大丈夫って思えるよう
>になりました。
 
>そう、自分を解放してあげられました。
>そして、父にも、ひどいこと思っていてごめんね、ということと、
>愛してくれてありがとう。って素直に思って泣けました。
>今想っている(いた?)彼のことも、それこそ、傷を癒してあげ
>ようとか、悲しい気持ちを癒してあげようとか、守ってあげよう
>とか、思っていましたが、今は、不思議とその気持ちが消えまし
>た。本当に不思議ですね。
 
>彼と、一体一の人間として、まずは友達として彼を知ろうと思い
>ます。彼の傷は彼自身の問題として、付き合って私が何とかしよ
>うなどということは思わなくなりました。
 
>彼自身で心の傷が癒えて、「男としての自信」がみなぎったら、
>彼が本当の意味で魅力的に映ったら、そのとき考えようかと思い
>ます。
 
>まぁ、それと平行して、誰かと出会ったらそれはそれでもいいか
>な・・・と思います。
>あずまさん、癒しの行程は合っているでしょうか?
>今の私の心の中はだいぶ嵐が吹きすさび、それが去ったあとで疲
>れていますが、穏やかに静かに落ち着いています。
>だぶん、自分としては成功したのかなと思います。
>気付きを与えてくださってありがとうございました。
>本当に感謝します。カウンセリングってすごいですね。
>ではお元気でお過ごしくださいね。
 
 A.Aさん、お返事、ありがとうございました。
次回、罪悪感を癒すことの本質について書こうと思いますが、
A.Aさんの取り組み方は、まったく理に適っている方法です。
出さない手紙を書いて、本当はお父さんに愛して欲しかった、
また逆に、お父さんを愛したかった、という「愛」に気づく。
 
罪悪感を癒す一番のクスリは自分の中の愛に気づくこと。
 
後に続く人のよい教科書になると思い、
今回は、ほぼ全文掲載させていただきました。
 
 なお、表面的に真似だけしても効果が出る人と出ない人がいます。
A.Aさんは、ご自分の中にある愛に気づく直前まで来ていたの
で、一気に変化が起こったのだと思います。
出さない手紙を書いてみても怒りや不満ばかりしか出てこない、
あるいは、怖れの感情ばかり出てくるというような場合は、
専門家のサポートがあった方が、解決が早いと思います。
 
 
◆ 今日のまとめ
 
 幸せな結婚につながる恋愛と、苦しくなってしまう恋愛。
その違いは、「好き」の中身にある。
「好き」は「愛」「依存心」「罪悪感」からできていて、
愛75%、依存心20%、罪悪感5%ぐらいが理想。
少なくとも愛が半分以上ないと、うまく行かない。
次回以降、罪悪感がある場合、依存心が強い場合はどうすればよ
いのかを書いてゆきます。乞うご期待!
 
 
◆ 次回以降に配信予定のテーマ
 
 次回以降、運命の相手と永遠の愛が育つ恋愛をするためにはどん
なことに気をつけたらよいのか、それを引き続き書きます。
 次回は「罪悪感の癒し方」です。
 
 
 ・何回目のデートで体の関係を持っていい?
 ・複数の相手とつき合っていいの?
 ・彼が急に冷たくなる?
 ・恋愛するのによい心の状態とは?
 ・心が揺れる。結婚に向けて迷いが生じる。
 ・男が「結婚したい」と思う女性は?
 ・こんな女性とは結婚したくない
 ・女を「結婚したい」と思わせられる男性の行動は?
 ・男をほめるときに気をつけること。
 ・許すこと。謝ること。
 
 永遠の愛が育つ恋愛をするために、こんなこと
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 基本的に個別のご相談は「恋愛セラピー」で承っております。
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 ※送って下さったメールは、ココヘル誌上でご紹介することがあ
 りますので、その点ご了解下さい。個人が特定できる部分は割愛
 して掲載しますのでご安心下さい。
 
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 なお、このメールに「返信」するとあづまに届きます。
 
 
◆編集後記
 
 来週、江ノ島水族館に行くことにしました。
あと、あの辺に「珊瑚礁」っていうカレー屋さんがあるんですが、
そこでお昼を食べようと思っています。
ローカルネタですいません。
今、本の原稿が大詰めを迎えています。
最後なので、気合い入れて仕上げています。
内容は、とても濃いものですが、どんなタイトルにするか、
どんなテイストにするかが、まだイマイチ決まっていません。
お楽しみに!
┏━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━┓
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「【ココヘル325】永遠の愛が育つ恋愛法4?あなたの「好き」を分析!」への2件のフィードバック

  1. あずまさん、いつも為になるお話をありがとうございます。
     
    もし、私に相手の人の笑顔をいっぱい見たいという欲求が強くあって
    相手の笑顔に依存していたらやっぱり、うまくいきませんか?
     
     
    何かあった時にトラブルを乗り越えられないでしょうか?
     
     
    私は、今、彼への愛が50パーセント、依存心が50パーセントくらいかな?と感じているのですが、今後、うまくいくためにアドバイスがあったらお聞かせいただけると嬉しいです。
     
    では、これからも楽しみにしています。

  2. ラッキーチャンスさん
     
    コメントありがとうございます。
    うーん。その割合なら、大丈夫じゃないかなぁ。
    二人の関係が良好なときは、大丈夫だと思うんですよね。
     
    そして、相手の笑顔を見たい。素敵ですね!
     
    トラブルがあったときには、適切な対応を知ること。
    そして、将来また笑顔が見られることを目標にして今を頑張ること。
    でしょうね。
     
    まあとにかく、過剰に心配することではないので、今はまず、良好な関係を楽しんでいくのが、大事だと思いますよ。
     
    応援しています。では!

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