【ココヘル429】質問・要求の言葉を正しく使おう

 

◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 429号 2010.1.8
 
 
 あづまです。こんにちは。
 本年もどうぞよろしくお願いします。
 
 いつも読んでくださってありがとうございます。
 
 
 今日は「言葉を正しく使おう」です。
 といっても、文法の話や敬語の話ではありません。
 
 もっと、実践的なコミュニケーションの話です。
 
 先日のHUG&ACTワークショップからの気づきを
 シェアします。
 
 
 
◆ 「質問」は相手の意図を引き出すために使う
 
 相手に質問をする。文法でいえば疑問文を使うときは、
 どんなときでしょうか?
 
 最もシンプルに考えれば、
 相手に聞きたいことがあるとき、
 相手の考えを知りたいときですよね?
 
 
 ところが、私たちは、気をつけていないと意外にも、
 本来の目的以外に質問を使ってしまうことがあるのです。
 
 当然、思い通りの結果は得られません。
 
 
◆ 相手に要求するときに、質問をしてしまうという【間違い】
 
 たとえば、旦那さんが話を聞いてくれない。
 話を聞いてほしいので、それを要求したいとしますね?
 
 要求(依頼)ですから、本来は「?してください」や、もっと
 打ち解けた、くだけた関係では「?してよ」あるいは、少し弱い
 言い方ですが「?してほしい」と言うべきです。
 
 たとえば、シンプルに行くなら、
 「最近私の話を聞いてもらえないと感じているの。
  とても寂しくて、辛いんだよ。
  前みたいに、ちゃんと向き合って話、きいてほしい。」
 
 
 ところが、要求なのに、質問をしてしまう人がいます。
 
 「私が何を感じているのか、あなたは気にならないの?」
 なんて、質問をしてしまう方、多いんじゃないですか?
 
 もちろん、意図をくみ取ってくれる相手なら、
 
 (そっか、気にしてほしいんだな・・・)
 「あ、最近あまり話をしてなかったね。ごめんね。」
 
 そういう望み通りのリアクションが返ってくるでしょう。
 
 
 しかし、関係がうまく行っていないケースでは、往々にして、
 
 「私が何を感じているのか、あなたは気にならないの?」
  ↓
 「別に。」
 
 なんていう受け答えになりがちです。
 
 これで会話は終了。
 一番言いたかった「話を聞いてほしい」は言えずじまいです。
 
 この質問、ダメな質問なんですね。
 文法的には「気になる」か「気にならない」かを聞いています。
 
 もし仮に彼が「気にしてるよ」
 と答えても、女性の側は納得しないでしょう。
 「え、全然気にしてくれてないよ!」といいたくなる。
 
 つまり、彼がYesと答えてもNoと答えても女性側が納得しない。
 私はこう言う質問を「重い質問」と呼んでいます。
 
 
◆ なぜそうなってしまうのか。
 
 ・相手が気持ちをくみ取ってくれない
 ・気持ちをくみ取ろうという気が起きないほど関係が冷えている
 
 などの原因も、あると思いますが、
 
 
 【要求したい場面で、質問をしている】
 
 という、言葉の使い方の、根本的な間違いをしていることも、
 極めて大きな原因なのです。
 
 
 要求:自分の思いを相手に伝える
 質問:相手の思いを自分に伝えてもらう
 
 
 ほかにも、こんなのがあります。
 
 「何でいつも遅いの?」
 →「仕事が忙しいんだよ。」
  →(ん?!もう!そうじゃくて!早く帰ってきてほしいの!)
 
 「店員さんの気持ち、考えたことある?」
 →「あるよ。店員も仕事だし、いいじゃん別に。」
  →(ん?!お客だからって横暴すぎ。もっと上品にして!)
 
 「私の気持ち、考えたことある?」
 →「あるよ。」
  →(「ある」じゃなくて!優しい言葉がほしいの!)
 
 どれも、文法的には正しい受け答えなんです。
 質問に、ストレートに答えている。
 
 
 確かに上のように答える男性には「女性の気持ちをくみ取るよう
 に努力しなさい」とアドバイスしたいところです。
 
 けれど、女性の側も少し努力をして、要求や依頼をしたいときは、
 要求や依頼だと明確に分かる表現をするように、心がける必要が
 あります。
 
 それができると、男性も行動を起こしてくれますし、必要なもの
 を得られると分かれば、女性の側も幸せな気持ちがよみがえって
 きます。
 
 逆に、それができないと、男性が恋愛初期に頑張っているときは
 何とか関係が続きますが、少しでも愛にかげりが見え始めると、
 女性の側の我慢大会が始まってしまったり、ケンカが多くなって
 しまったりします。
 
 ふたりの信頼関係を維持する力が生まれないのです。
 
 
◆ 質問をしない、相手の話を聴かない、という【間違い】
 
 今度は逆に「質問をしない」ことによる問題です。
 
 HUG&ACTワークショップの中では時間をしっかり割いて
 お伝えしていることなのですが、
 
 相手の考えていることを、たとえネガティブな内容であっても、
 しっかりと聴くことは、とても大切なことです。
 
 いや、ネガティブな内容であればこそ、聴くことが大事だと言え
 るでしょう。
 
 
 問題行動を起こしている相手との関係を改善しようと思ったら、
 相手の考えていること、感じていることを「知る」ことはとても
 大切なことです。
 
 相手が「だんまり」になってしまうと嘆く人は多いですが、
 大抵そういうケースでは、自分がしゃべりすぎなのです。
 
 よくしゃべる人は、聞き役をやってくれる人と結婚しがちです。
 (うちは私がよくしゃべる側ですが・・・)
 
 始めのうちは、それでいいのですが、聞き役側にも、言いたいこ
 とや願い事や夢があります。
 
 人は、自分の心の内にある主張や願いや夢を押しつぶし続けなが
 ら生きることはできません。必ずどこかで歪みが表面化します。
 
 ちなみに歪みは、早く手を打たないと、もっとも深刻な場合、
 セックス(不倫などの三角関係も含む)
 お金(使い方に関するケンカなど)
 病気(意外にも、夫婦の信頼関係の欠如がここにも現れます)
 という形で表面化します。
 
 たとえば、何でも自分(妻)の言うとおりにしてくれるいい旦那
 さんだと思って20年連れ添って来たが、浮気が発覚した。
 
 詰め寄って、責めて、相手の女性とは別れさせたが
 「お前とはやっていけない」「別れたい」と言い出した。
 
 ここに来てようやく「私のどこに不満があったの?」と聞いたが、
 すでに手遅れ。「別れてくれ」の一点張り。
 
 それ以外のことを聞いても「だんまり」で何も言ってくれない。
 
 
 こじれてしまってますね。
 
 こうならずに済む方法があったのか?
 もしあったとすれば、それは、「質問をすること」でした。
 
 
 この奥さんは、旦那さんが何も言わないのをいいことに、
 自分の思い通りに相手を動かしてきました。
 
 何も言わない人にも、心の奥底には欲求や夢があるのです。
 
 それを根気よく「質問」して引き出す必要があったのです。
 (だから、自分から主張してくれる人の方が対応は楽です)
 
 
 あるいは、浮気が発覚したときに【相手を責める前に】
 「私のどこに不満があったの」と質問していれば、
 修復の芽があったかもしれないのです。
 質問をせず、詰め寄って責めて、修復の芽を摘んでしまった。
 
 相手が何も言わない人だから、自分の主張だけを通した。
 浮気が発覚したときも、一方的に責めた。
 
 その結果、相手は「別れてくれ」の一点張りになった。
 
 法的には浮気をした方が悪いことになりますから、別れるなら
 慰謝料ぐらいは取れるでしょうが、幸せにはなれないですよね。
 
 
 質問をすべき時に、ちゃんと質問をして、
 ネガティブなものであっても、きちんと相手の意図を聞き出す。
 
 とても大事なことです。
 
 
◆ 言葉を正しく使おう
 
 ◇要求したいときは、要求をし、質問はしない。
 
 一方で、
 
 ◇相手の気持ちを引き出すためには、質問をする。
 
 この両方を、適切なタイミングで行う必要があります。
 
 
 今回の例に挙げたように、私たちは必ずしも、適切なときに要求
 をし、適切なときに質問をしているわけではありません。
 (わたしとて、例外ではありません。日々反省です)
 
 無意識に間違った言葉の使い方をしてしまっているものです。
 
 
 これまでのHUG&ACTワークショップでも、
 
 要求の練習の時に、質問をしてしまい、その瞬間に相手に主導権
 が移ってしまって「あ、しまった」という経験をしたり、
 
 相手の本心(苦情など)を聞き出すワークが、やってみるとなか
 なか難しかったりと、
 
 
 【実際に体験】してみると、
 適切なときに適切な方法で【要求】をし、
 適切なときに【質問】をして相手の本心を引き出す。
 
 これが、意外にできないことに気づかされます。
 
 やはり、トレーニングが必要なのです。
 
 
 ぶっつけ本番で、トレーニングしたい方は、
 実際の恋愛の中、夫婦関係の中でトレーニングしてみてください。
 
 本番の前に、リハーサルしたい方はぜひ、
 HUG&ACTワークショップにいらしてくださいね。
 
 
★次回のHUG&ACTワークショップは1/30・31です。
 http://www.556health.com/archives/2010/01/100130.html
 
★「何を伝えて良いか分からない」方には『内なる声を聴く』
 ワークショップをお勧めいたします(講師:珠帆美汐先生)
 
 これまでのHUG&ACTワークショップでも、
 「相手に何を要求していいのか分からない」
 「相手の前に出ると自分の気持ちが消えてしまう」
 などの悩みが出ました。
 
 そのような場合、スピリチュアルコーチ 珠帆美汐先生の、
 「内なる声を聴く」スピリチュアルコーチングセミナー
 を心からお勧めいたします。
 2/17(水)・18(木)です。
 http://www.556health.com/sp/intuition/
 
★遠くて通えないよ、という方には・・・
 心理療法のワークをまんがにして解説した電子書籍。
 ☆幸せな恋愛・結婚・人間関係を引き寄せるための
  心のデトックスマニュアル
  http://www.556health.com/selfcare/
 も、お勧めいたします。
 
 
◆ 実は、もうひとつ間違いやすい言葉の使い方があります。
 
 それは、ココヘル+の方で、お伝えします。
 ご登録はこちらからお願いします。
 http://www.556health.com/sp/e-zine/
 
 週明け1/11頃配信予定ですので、お見逃しなく。
 
 
◆編集後記
 
 今日はこれから、毎年恒例の「遅い初詣」に行ってきます。
 今年も、鎌倉の鶴岡八幡宮に行きます。
 
 「こすず」のわらび餅を帰りに買おうと思います。
 先日自分で作ったんですが、やっぱり違うんですよね?
 
 スイーツ作りをしていると、食べるお菓子が全部研究材料になり
 ますね。「何をどうやってこの味と食感になるんだろう?」と。
 
 
 ところで、ネットラジオにまた出ます。
 1/11(月)22:00より!
 やり方は簡単です。時間になったらこちらをクリックするだけ。
 http://std2.ladio.net:8100/sachin7110.m3u
 
 今度の対談相手は、濱田真実さん。ボイストレーナーの方です。
 一度お会いしてお話ししたかった方なので、ワクワクしてます。
 
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 応援ありがとう!まぐまぐ殿堂入り! 祝!21000部
 ◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学
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 ◆制作:阿妻靖史(あづま やすし 恋愛セラピスト)
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