失恋後の心のケア

 

 失恋したとき、自分の生きる意味がなくなったと感じるかもしれない。失恋によって、これまでいかに毎日大切な人のことを考えていたか、痛いほど思い知らされる。思い出すたびに、まさに痛い。それほどその人のことを好きだったということだ。
 まずは、それだけ人を好きになった自分に「よく頑張ったね」と言ってあげてほしい。涙が出てきたら、思い切り泣いたらいい。涙は心の澱を流し、新しい生活に向かう元気をくれるものだから。
 自分を責めてはいけない。「よく頑張ったね」ただ自分にこう言ってあげればいい。気晴らしに外に出てみよう。歩けば少しは気が晴れるだろう。人間、歩きながら不幸な気分になれないようにできている、と主張している人がいる。オススメはこの本だ。
愛されてお金持ちになる魔法のカラダ
著者の佐藤富雄さんは、歩くことで健康にもなり愛情も得られてお金持ちにもなると書かれている。ちょっと誇張かも、とは思うが、歩いて気分が前向きになることだけは間違いない。
 
 そして、前向きな気持ちになってきたら、また新たな出会いを信じよう。新たな出会いに向かう自分は一回り大人になっているはずだ。そのためにも、別れ際は、どんなに憎たらしくても相手を1人の人間として敬意を持って扱おう。自分の魂のために。


 

「失恋後の心のケア」への7件のフィードバック

  1. 歩きながら不幸な気持ちにならないなんて嘘だ。3ヶ月頑張って元気になろうと努力しているが、ちょっと元気がでたと思って外に出た途端、苦しさで押しつぶされそうになる。元気に成れたような気持ちもあっという間に消えてしまう。外に出ても、気晴らしなどならない、悲しみと苦しみがぶり返されるだけだ。

  2.  どんな原因で元気が無くなったのか書かれていないので、失恋と仮定してコメントしますが、上記の佐藤富雄さんの本には、悲しくなり涙が出たらぼろぼろ泣きながら歩きなさいと書いてあります。
     
     心理学的には、感情を解放することが大事なのです。解放するというのは、穏やかな気持ちが得られるまでその感情を感じ続けることです。
     
     もしかするとあなたは、感情を抑えつけようとしていませんか?そうしている限り、癒しは得られません。
     
     最後にもう一度念を押しておきますが、失恋を想定してコメントを書きました。

  3. はじめまして。相談させてください。夏に失恋してまだ立ち直っていません。
    彼の浮気がきっかけですが、そこまで追い込んだのは私の責任でもあります。
    長い付き合いで彼に甘えていました。またもともと浮気性の人なので別れた事については良かったと思っています。
    ただ彼はその後その女性と付き合い今は一緒に住んでいます。彼女は姑息なやり方で彼を奪い、私にも暴言を吐きました。彼の前では純真な顔をしています。
    その経験が失恋のショックと一緒になって、夏の間は辛く、1ヶ月ほど眠れず、食事もろくに取れませんでした。
    幸い友人が話を聞いてくれ、サポートしてくれているので、今は心身共に少しずつ良くなってきましたが、まだ疲れやすく、ネガティブな感情にがんじがらめになることがあります。
    彼はその後友人として私を助けたいと言ってくれていたのですが、同時にセックスも求めてきたので私の方は辛くなり
    縁を断ち切りたかったので、メールに『死にます』と書いて、その後彼からメールが来ても電話が来ても無視しています。
    別れ際を綺麗にとここにも書いてありますし、私もそのようにしたかったのですが
    1度だけ連絡を取って『元気です。ありがとう。さようなら』と書いたほうが良いのかどうか迷っています。
    アドバイスをよろしくお願いします。

  4. 匿名の方へ
     
    あづまです。こんにちは。
     
    ここは個人相談の場ではなく、不特定多数の方がコメントのやりとりを読んで、それぞれ自分の課題について自分で考える場だということを、まずご了解下さい(個人相談は有料で受け付けています)。
     
    さて、大変でしたね。
    ひとつ気になったのは、結局疑問は、
    >1度だけ連絡を取って『元気です。ありがとう。さようなら』と書いたほうが良いのかどうか迷っています。
    という部分ですか?本当に?
     
    その彼女の「姑息な手段」がどんなものなのかは分からないので、あなたの言葉を信じるしかありませんが、もしそれが本当だとして、そんなことをする女性と一緒になった彼は幸せではありません。私なら一緒にいるのは怖いですね。そして、その心根を見抜けなかった彼も未熟だと思います。
     
    他人を陥れたり、他人に復讐する心を持ちながら生きている人には、平和な心は訪れません。縁が切れてよかったと、私は心から思います。
     
    あなたが反省すべき点は、いくら別れ際だからといって「死にます」など、相手を脅す言葉を吐いたことなど、あなたにも他人を支配しようという心があるところでしょう。私はあなたを責めているわけではありません。でも、そういう心を持っていると、同じ心を持っている人を引き寄せてしまうんです。
     
    ところで問題は、あなたの心の中にある、罪悪感でしょ?それを癒すことが大事なのです。
     
    今後関わりを持ちたくない相手なら、連絡を取るのではなく、出さない手紙を書いて、そこに「怒り」「ありがとう」「ごめんね」のメッセージを書くと気持ちが整理できます。出さないように。
     
    今回のことで、大切なことを学びましたね。たとえ嫌な相手だったとしても、脅したり責めたりすると傷つくのは自分の心なんです。だから一緒にいる限り愛し、許すこと。そして、荷が重すぎると思ったときは潔く「私には、あなたは荷が重すぎます」と心の中で唱えて、別れることです。
     
    その過程には、どこにも責める話はないはずです。別れた後はきっと悲しいし寂しいし辛いけれど、相手を攻撃したり脅したり、みたいな、自分が罪悪感を感じるような別れ方をしなければ、失恋後の心のケアもぐっと楽なんです。

  5. あづまさま
     
    お返事どうもありがとうございます。
    サイトの趣旨をよく理解しないまま、突然投稿してしまいました事、どうぞお許しください。
     
    彼に一度だけ連絡する件は、私の中では送ってはいけないメールを送って心配させてしまった事
    今まで綺麗な思い出もあったのに、それを最後の最後で汚してしまった事を謝りたいという気持ちがあります。
    でも折角電話番号も変えて縁を切ったのに、また連絡を取るとそのままずるずるして行きそうで怖い気持ちもあります。
     
    出さない手紙というのはよいアイデアですね。自分の気持ちも整理したいですし
    失恋して自分の嫌な面もずいぶん見えたので、色々と書き出してみます。
     
    彼と別れてから、以前からの親友も含めて私の周りの空気が変わってきたのを感じます。良い空気です。
    私自身が嫌な自分でいると、本当にそれなりの人が集まってきますね。
    この夏から秋にかけて、その事が1番勉強になりました。
    「引き寄せてしまった」と心から思いました。私の周りにはいなかったタイプが、友達の振りをして近付いてきましたので。
     
    相手の事を攻撃非難するのも、あずまさんのおっしゃる通りで、それをした後は全部自分に返って来て
    ひどい時は何日間か寝込んでしまいました。その間の気分も最悪でした。
     
    今回の事で、勉強になった点がたくさんあります。
    またあづまさんのアドバイス、大変参考になりました。
    どうもありがとうございました。

  6. 1年半付き合った人に、別れ話をされました。私のことはもちろん好きだけど、他に私より好きな人ができたといわれました。
    今までまったくそんな気配がなかったので、わたしは驚いたのと悲しいのとでただずっと泣いてるだけでした。
     
    私を支えてる感はあるけど、私に支えられてる感がないといわれました。
    私があまりに泣くので、彼はもう1週間だけ考えさせて、といいましたが
     
    それから毎日つらくてつらくて、少し気が緩むと涙が出てくるしちゃんと寝付けないし食欲もないし
     
    今まであまり彼に好きだとかを表現しなかったけど、
    私の中で彼がどれだけ大きい存在だったのかってことをはじめて思い知らされました。
    今までの思い出とかメールとか言ってくれた言葉とかがいつも浮かんできて涙が止まりません。
     
    やらなきゃいけないことはいっぱいあるのに、何もする気にならないし、楽しめません。
     
    もうどうしたらいいのか本当にわからないです。。

  7. 匿名の方へ
     
    辛い別れでしたね。
    このようなときはまず、今の辛い気持ちを全部吐き出すまでは、ほかのことにとり組まない方がいいと思います。
     
    心の緊急事態なわけですから、生きるために最低必要なこと以外はやめて感情を吐き出すことを優先にしてください。
     
    また、この機会にきちんと自分の心のチェックをすることをお勧めします。
     
     
    このコラムを読まれている、他の方にもメッセージを書いておきます。
     
    別れは誰にとっても辛いものです。
    ですが、激しい感情がたくさん出てくる場合、別れの辛さを感じているのではない可能性があります。
     
    好きな人がいて、もう、優しい言葉をかけてあげられない。愛していることを伝えられない。一緒にいることが出来ない。・・・とても悲しい。
    これは、別れの辛さです。
    この辛さは、十分に感じて味わい、できれば誰かに寄り添ってもらいながら気持ちを話すことができれば、次第に癒されていきます。
     
     
    一方で・・・
    この人がいるから自信が持てたのに、またがらがらと音を立てて自信も自尊心も崩れ去っていく。私は捨てられた、私は女として価値がないのでは・・・  こんなに尽くしたのに、何で捨てるの!
    こんな気持ちが出てきている方は、別れの辛さそのものではなく、別れをきっかけにして、それまで心の底に抑え込んでいた「自己否定・自己嫌悪」の気持ちが湧き上がってきているのです。つまり原因は、別れの前から心の中にあったということです。
    これを癒さない限り、次もまた同じことになります。
     
    ですので、この機会に自分がどんな自己否定をしていたか、チェックしてみることをお勧めします。
    そして、特に自己否定の気持ちの方が強いと思われる方は、未来の幸せな恋愛のためにも、この機会に専門家を頼って心の毒出しをしてしまうことをお勧めいたします。

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