不倫・一夫多妻

 

大抵、大体の構想を考えてから記事を書くことが多いのですが、
今日は、漠然とこんなことを考えたところから自由に発想して記事を書いてみます。
 
うまくまとまるか、まとまらないか。
 
 
お題は、
「不倫はなぜ悪いことと見なされているのか?」
 
本当のところはどうなのか?
一夫多妻制の下では、二人目の奥さんとして、堂々としていられるのでは?
 
 
まず、一夫一婦制の下では、相手にとって自分だけがパートナーです。
つまり、自分が相手の幸せの元にならなければ、相手は不幸なのです。
 
相手の期待にこたえるのは自分。
 
ある意味、これは重圧でもあります。
 
自分に自信がないとき、気弱になったとき。
「あなたにはもっといい人がいるよ。私じゃなくて」
そういう気持ちになることがあるかもしれません。
 
でも、自分もトキメキがほしいし、
でも、結婚につながる恋愛は、なんとなく不安。
 
 
一見、一夫一婦制というのは、男女平等で良いことのように見えます。
多くの男女はこの制度の下で幸せになれると思います。
その点は、私も賛成します。
 
ですが、この制度は、お互いに相手を幸せにする義務を課すという点、
一人前であることを要求し、そうなれない者は結婚生活を送る資格がない
わけですから、ある意味厳しい制度とも言えます。
 
 
未来の結婚生活に、息苦しさと不安と緊張感を感じる人も多いのでは
ないでしょうか。
 
一方、そのような軟弱な考え方に対して、こんな意見もあると思います。
「親に生んで育ててもらったので、今度はちゃんと子供を育てるべき」
「結婚して子供を育てて一人前」
「お互い我慢して、結婚生活を成り立たせるのが当たり前」
まあ、一面の真実を表しているとは思いますが、それだけでは結局
家族みんなが不幸になってしまいます。
 
その理由は、この記事を読んでいただくとよいと思います。
不マジメ人生のススメ
 
 
まとめです。
 
一夫一婦制という、平等なルールの下でも不倫をしてしまう心。
自ら弱い立場に立ってしまう心。
 
家族を破壊することもある不倫。
 
だから、手放しで肯定することは出来ません。
 
他方、不倫の関係を求めてしまう心は、人間の弱い心です。
その心を理解することは、既に結婚しているあなたの幸せを見つめ直す
ためにも、これから結婚に向かおうというあなたの幸せの形をつくって
ゆくためにも、役に立つと思います。
 
そう、自分の中にある、弱い心を認めることは、
自分に課している縛りから自分を解放することにつながるのです。
 
お題であった
「不倫はなぜ悪いことと見なされているのか?」
からは脱線しました。
でもまあ、なぜを考えるよりも実りのあるコラムが書けたように思います。


 

「不倫・一夫多妻」への7件のフィードバック

  1. 不倫などしてもされても、不幸じゃないかなぁ
     
    本気なら違う結果が・・・とも思うけど
    (本気とあそびのさかいがわからない)
     
    やっぱり・・・

  2.  京極夏彦の小説で昔の結婚形態の話がありましたよ。
     より多くの女性に子を産ませたい男性上位の結婚をする家の男と、より優秀な男の子供を生むためにより多くの男を一夜の夫に迎える女性上位の結婚をする家の女性が夫婦となるとどうなるか?というもの。
     男は女性に絶対の貞操を求め愛人には子供を産ませるが、女性は優秀な遺伝子を求めて一夜の夫を結婚後も迎え入れ、夫との性的関係は皆無。
     男性上位一族と女性上位一族との戦いです。
     結果、自らの血をひく子供を残すための争いとなってゆきます。夫が愛人に産ませた子供と妻が一夜の夫との間に作った子供は家の子供として育てられるが、女性と男性との間には夫婦関係はない。 
     女性上位の一族の妻にとってはどの男の子供も自分の血をひいており、夫は紙面上の飾り。男性上位一族の夫はどうしても自らの血をひく子に家を継がせたいが、そのためには養子に迎えなければならない(妻との子供はいないから)。
     最終的には血の争いは家の争いとなり、子は親を殺し、血の違う兄弟も殺し、根絶やしとなる。
     
     これだけの物語ではないのですが、これを思うと一夫多妻も一妻多夫も理想的な結婚形態に思えるけれども、ひずみの大きさは一夫一妻のひずみに比べると凄まじいものがある。
     一夫一妻は愛情や責任感などの類のひずみに過ぎないが、一夫多妻や一妻多夫血の違う親と持つ子、兄弟、親子が混じってくると家の争い、血の争い、一族の争いへとひずみは非常に大きくなる。虐げられた妻や夫の復讐も凄まじい。
     一夫一妻がちょうど良いんじゃないでしょうか?
     乱交婚のサルによく見られる子殺しは人間の間にも普通に起こる事に思えてきます。

  3. している自分が言うのも変ですが、
    恋するとか、結婚していても・・とか
    美化し正当かするのは卑怯じゃあないですか。
    一夫多妻は倫理として定着している民族が
    行っている血の保存方法で、日本と比較するのは
    間違っています。
    責任が無いから、確保している愛玩品だから
    大事に出来る、優しく出来る。
    本気・・なら、離婚して恋する事でしょう。
    だから、私はコソコソし罪悪感を持っています。

  4. 一夫多妻って権力の象徴!
     
    一夫多妻(現在は複数愛人?)ができるmaleは平等に愛情を注ぐ事ができ、生活力もあり、マネジメントの能力もある人。複数の嫉妬深いfemaleを管理するためには、大奥のように組織だてなければならず、やはり、マネジメント力・頭脳・体力、などの優れたmaleのみに許された特権です。
     
    そういう方の愛人たちは、独り占めしようという考えは到底湧かず、きっと大人物から大事に愛される事を誇りに思うのでしょう。
     
    きっと、オス=male には3種類あります。
    ?一夫多妻を成しえる権力を望み、力のあるオス。
     
    ?一夫一婦制を望み、平和に、堅実に家庭・社会を支えるオス。
     
    ? ?であるかのように虚勢をはり、?であるかのようにメスにちかづく、怪しいオス。
     
    …引っかかって泣いているメスはオスを見抜く力がなかったんです。自分がどのタイプのオスを望んでいるのかみきわめましょう。

  5. 色々なコメントありがとうございます。
     
    まず、一夫多妻という言葉から来るイメージについて書いておきます。イスラム教国は一夫多妻ですが、多くの場合奥さんは一人。時々二人いる人もいますが、それ以上は非常に少ないそうです。まあちょっと考えてみれば分かります。大奥みたいなのは普通は無理だと。
     
    不幸なのにやめられないから不倫するんです。どうしても、一対一の関係に自信が持てない。怖い。結婚が見えてくると腰が引けてしまう。
     
    制度として定着していたら、一夫多妻もOKなんですかね。自分の気持ちより、社会制度を優先するってことですか?これは意外と深い問題だと思います。
     
    一夫多妻制度でも、当然自分の責任で「私一人を大切にしてくれないなら別れる」と言えばいいわけです。制度で守られなければ愛すら確保できないというのでは、寂しいですね。
     
    一夫多妻だとね、男の方が大変だと思いますけどね。だって、二人以上奥さんがいる人がいたら、当然奥さんをもらえない男性がたくさん出ますからね。

  6. 生物界ではゴリラがまさにその一夫多妻で、あぶれて妻をもてないオスのほうが多数派で、大変みたいですよ。
     
    不倫って、妻のある男が「浮気」」してほかに愛人を持ち、その愛人にとっては、既婚者にほれた悲恋が「不倫」ってことなわけですか?夫ある女の浮気はあまり考えないのですか?
    男女問わず、パートナーを「裏切る」っていうことが一番重大な「悪いこと」であって、世の中の倫理はどうでもいいような気がしますが。ただし、いけないことしてるってことそれ自体が刺激的っていうのは困ったことだと思うけど。
     
    乱婚(チンパンジーがそうらしいですね)が当たり前で、パートナーも知っているとなったら、案外、刺激も興味も薄れたりして

  7. 男女が非対称だという印象をお持ちの方が多くいらっしゃるようですが、
     
    実際私のところに来る相談では、既婚男性と未婚女性の不倫のパターンが多いので、こんな記事になっています。
     
    メルマガ「ココヘル」は女性読者が多いので相談も不倫相手になってしまって苦しいというものが多く寄せられます。
     
    バイタリティーがあって、二人を愛してしまう男性も、トラブルの元を作っていますが、
     
    浮気もしない、でも奥さんも大切にしないという、一人も愛していない男性は、世間ではまかり通っていますがむしろこちらの方が重大な問題のような気がします。
     
    話が脱線しましたが。

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