【ココヘル118】あなたは愛情のサボテンになっていませんか?

 

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◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 118号 2006.8.8
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 こんにちは、あづまです。
 
 今日は、恋愛で満たされない方が陥っているパターンのひとつを
 たとえ話をしてご説明します。
 
 生々しくはないですが、ズバッと本質に切り込みますので覚悟し
 てお読み下さい。
 
 今日の話は、あなたは愛情のサボテンになっていませんか?
 という問いかけなのです。
 
 
◆サボテン・エアープラント
 
 始めに、エアープラントという植物を説明します。これはとても
 不思議な植物で、ふつうの植物のように根を張ることもなく、育
 てるときも空中に吊しておけば水もやらなくていい、という、
 
 手のかからない植物です。
 
 まあ、あまり見た目はキレイではないですけどね。
 地味なんです。園芸屋さんよりも、アジアン雑貨のお店でインテ
 リアとして売っていたりします。
 
 手のかからなさでは、水は少なくともたまにやる必要のあるサボ
 テンの上を行きますね。究極です。
 
 
◆バラ
 
 やはり、花の女王と言えばバラでしょう。美しさと主張の強さで
 は抜きんでていると思います。
 
 実は、バラはとても肥料食いで、他の植物と比較してたくさんの
 栄養が必要なのです。やはりきれいに咲くためにはそれだけのエ
 ネルギーを必要とするのでしょうね。
 
 しかし、そんなわがままで、たくさんの栄養を吸って、優美な姿
 で咲くバラは、人の心を惹きつけてやみません。花屋さんでは主
 役ですね。
 
 
◆あなた自身をたとえるとしたら、どっちですか?
 
 たくさんの栄養(愛情)が当然で、美しく、愛情豊かに咲いてい
 るバラですか?
 
 水をすくうように両手で器を作り、その中にバラの花をイメージ
 してみてください。そしてそれが自分自身だと。
 
 もし何か感情が乱れたら、本当はバラになりたいのかもしれませ
 んよ。本当になりたくないものには、何も感じないのです。
 
 私は、色々な才能のバラを開花させたいですね。
 バラをイメージすると、体の内側から、湧き出るエネルギーを感
 じました。
 
 
 それとも、栄養や水(愛情)がほとんどなくても生きていける、
 エアープラントですか?きれいに咲くことはないけれど、強く
 生きています。
 
 エアープラントをご存じないという方は一度雑貨屋さんなどでご
 覧になるとよいかもしれません。
 
 参考:エアープランツ http://web1.omn.ne.jp/~taki/airplant/
 
 水をすくうように両手で器を作り、その中にエアープラントをイ
 メージしてみてください。または、サボテンをイメージしてみて
 ください。そしてそれが自分自身だと。
 
 私は、エアープラントだと何も感じません。自分とは関係ないと
 いうことでしょうね。
 
 
◆植物も、人も
 
 生きるためにはたくさんの栄養が必要なのです。
 人の場合は、愛情という心の栄養も必要です。
 
 もちろん、人により必要な愛情の量は違うでしょう。
 
 思いっきりわがままに、たくさんの愛情を必要とし、それ以上に
 愛情豊かに生き、多くの人から愛される人間に咲く人もいれば、
 
 たったひとりの相手から愛され、また愛し、小さいけれどしっか
 りと咲く人もいるでしょう。
 
 
◆あなたは、望む愛情を得られていますか?
 
 別にエアープラントやサボテンが悪いというのではないのです。
 
 こうなっていませんか?と問いたいのです。
 
 「本当はバラになりたいのに、あきらめてしまっている。」
 
 あきらめてしまっていませんか?
 
 
◆私たちは、小さい頃、人に親切にしなさいと教わりました。
 
 人に対して優しく、愛情を持って接するのはもちろん大切です。
 
 しかし、
 
 他人に対する愛情(植物でいえば花)を咲かせるためには
 たくさんの栄養(自分が愛されていること)が必要だということ
 は、教わっていない人が多いのではないでしょうか。
 
 人は本来、わがままにたくさんの愛情を欲する存在です。
 
 愛情の補給なくして、自分が尽くし、奉仕する一方では、肥料が
 ないのに無理に花を咲かせて、次第に干からびてしまうのです。
 
 
◆こんな恋愛をしていませんか?
 
 ◇問題を抱えた相手に尽くすばかりになってしまう。
 
 ◇私はいつも相手に合わせているのに、
  私に合わせてくれない人とばかりめぐりあってしまう。
 
 ◇自分のことを分かって、察してくれる人がいない。
 
 ◇いつか見捨てられるんじゃないかと不安になり、
  問題を起こして相手の愛情を試してしまう(そして破綻する)
 
 
◆人は、自ら栄養(愛情)を要求し、手に入れる必要があります。
 
 誰かが栄養をくれるまで待っているバラとは違うのがその点です。
 ちゃんと、自分がほしい愛情は、自分でお願いするのです。
 
 愛してくれない、と言う人ほど、
 
 「こうしてくれたら私は嬉しい」
 これを相手に伝えていない傾向にあります。
 
 伝えていないんだから、分からないんです。
 
 
◆それとももう、あきらめてしまいましたか?
 
 もう、愛情はいらない。
 エアープラントになろう。
 
 それで、本当にいいのですか?
 
 
 今日は、「出会いがないのはなぜか」シリーズなのです。
 
 今日のポイントは、「あきらめたから出会いがない」です。
 
 
◆来月も、恋愛カウンセリングを行います。
 
 9/1?3のうち、1?1.5日程度を予定しています。
 詳細が決まりましたら、ご連絡します。
 前回受けて下さった方、前回申し込んで下さったけれどお受けで
 きなかった方を優先しますので、今回はあまり枠が多くないかも
 しれません。
 
 
◆まとめ
 
 他人に対して優しく、愛情豊かに生きるには、
 自分にもたくさんの愛情が必要。
 
 あなたは、自分に愛情が必要かどうか、気付いていますか?
 
 自分に必要な愛情は、要求して手に入れる必要があります。
 
 愛情をあきらめてしまうと、よい出会いもないのです。
 
 
◆あなたは、どう思いますか?
 悩み、感想、応援メッセージなどお待ちしています
 
 azma@556health.com までメールしてください。
 (@を半角にしてください)
 
 
◆次回予告
 
 次回は、「そうは言っても、自分の気持がわからない。」
 
 そんなあなたに、目からウロコの自分の気持ちを知る方法を伝授
 いたします。お楽しみに。
 
 ※例によって、脱線して違う内容になることもありますm(_’_)m
 
 
◆編集後記
 
 SMAPの名曲、「世界にひとつだけの花」では、あなたは
 世界にひとつだけの花で、人と比べなくていいよという内容を
 歌っていますね。
 
 あれって、自分の心の声に従って、咲きたいように咲けばいいと
 いう意図なんだろうけど、
 
 人によっては、比べるのをやめて、あきらめて、現状で満足すれ
 ばいいというように受け取ってしまうかもしれないな?
 
 と思いました。
 
 人と比べるのは、他人の評価基準。
 それはそれとして、
 自分の心の声に従って、咲きたいように咲く。
 
 そういう人が増えてほしいと思いました。
 
 
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(結婚とは)
 
 このコーナーはあづまが気付いた結婚とはなにか?を気まぐれに
 配信するコーナーです。自分が思い描いていた幻想通りにはいか
 ないのが現実の生活。でもそれがいいじゃないの。
 そんな肩の力が抜けるためのメッセージです。
 
 (もう「結婚とは」で始まるネタが尽きました)
 
 
 「相手のわがままは、バラを育てていると思いましょう」
 
 
 愛情豊かに育つためには、たくさんの愛情を受けることが必要な
 ので、きれいに咲いてくれよ(愛情豊かに、素敵な笑顔でいてく
 れよ)と願いながら、少しぐらいのわがままは受け入れるのです。
 
 「今日は、(やりたくないから)ご飯作って。」
 
 「はいはい。やりますよ♪」
 
 
 愛情豊かに育つとね、どうなるか。
 
 私が逆に奥さんに求めるもの。
 それは、精神的な応援です。
 
 自分がやりたいことを一生懸命やるとき、そばで見ていて、認め
 てほしいということかな。
 
 先日も、折角の休日を2日もつぶして個人カウンセリングをやり
 ました。この間メルマガで告知していたものです。奥さんに文句
 を言われてもよさそうなものですが、
 
 「やりんちゃい(やっていいよ:広島弁)」
 
 そう言ってくれます。
 愛情豊かなバラを育てれば自分も自由にわがままを言えるのです。
 
 
 ※「わがまま」と書きましたが、相手のことを気遣いながらお願
 いするんですよ。そりゃもちろん。お互いにね。
 
 
 今日もノロケでしたね。失礼しました。
 
 
(今日のアファメーション)
 
 「やりたくないときは、やらなくていい。」
 
 何かをやりたくないとき、それは、心の声が「やるな」と言って
 いるのです。まあ現実にはやっぱりやらなければいけないことも
 あると思いますが、やりたくない気持ちがあらわれたこと自体は
 悪いことでも何でもありません。
 
 ちゃんと、
 
 「そっか?。私の心ちゃん。やりたくないか?。よしよし♪」
 
 ぐらいに思って、その感情を認めてあげることが大切です。