見る・聴く・触れることの大切さ

 

男女の違いを考えるときに、私がよく引き合いに出す例があります。
 
職場で上司が、部下に仕事を丸投げしたとします。
「キミのことを信用しているから。この仕事は任せたよ。」
 
部下が男か女かによって、この一見の受け取り方は真逆になります。
 
男性の不安は「俺は役に立っているのか?」というものです。
女性の不安は「私は気にかけてもらえるのか?」というものです。
 
男性はこういう状況下で、一人で大変な面もありますが、もしやり遂げれば、むしろ充実感を感じるものです。「自分がやり遂げた」と。
 
女性はこういう、自分一人に全部責任が覆い被さってくるような状況が苦手です。放っておかれて孤独感を感じて、辛くなってしまうことが多いのです。
 
 
さて、このような男女の違いを踏まえて、夫は妻に何をしたらよいのでしょうか。
 
基本は、妻を精神的にひとりぼっちにしないことです。
 
では夫が何をしたら、妻は「ひとりぼっちではない」と感じるのでしょうか?
 
 
それは、妻が「視覚」「聴覚」「触覚」のどのタイプかによります。
視覚的なタイプの人は話すのが速く、物を買うときも見た目を大事にします。仕事では読む・書く・デザインするなど、視覚に関わることが得意です。
聴覚的なタイプの人は話す速さは中ぐらい、物を買うときは人に相談したりします。仕事では資料があっても説明された方が分かりやすく、話し合いを通じて理解していきます。
触覚的なタイプの人は、話す速さがゆっくりの場合が多いです。物を買うときに着心地・使い勝手などの触った感じを大事にします。仕事では、実際に体験して理解していきます。
 
視覚的なタイプの場合、笑顔を見せる。
聴覚的なタイプの場合、話を聴く。
触覚的なタイプの場合、体に触れる(なでる、マッサージするなど)。
 
もちろん、全部やった方がいいのですが、もし優先順位をつけるなら、相手のタイプに合わせた部分は欠かさずやった方がいいですね。
 
そうやって、「私はひとりぼっちではない」と感じた女性は、感情豊かで笑顔が優しく、女神のようになっていきます。逆に孤独にされて、満たされず、不満やイライラを募らせた女性は、とげとげした感じになっていきます。
 
いずれにしても、妻の幸せ度は、夫の側に返ってくるのです。
 
見る・聴く・触れるを大切にして、
夫婦円満を図ってください。