女性には、ごまかしが利かないと思って接するべし

 

女性に接する場合、あなたの言葉と、本心をきちんと一致させることがなにより大切です。
 
男性の場合、男性は、非言語のメッセージに無自覚に反応するにも書いたように、潜在意識で女性の非言語メッセージを受け取っていても、意識レベルではなかなか気づかないものです。
 
しかし逆に、女性は、男性からの非言語のメッセージを、きちんと受け取り、意識化できます。
非言語のメッセージとは「表情」「声の調子」「どの話題で言葉に詰まったか」「反応する話題・スルーする話題」「人生に対する姿勢」などの、言葉にはしていないけれど、心の内に持っているもののことです。
 
身近な例で言えば、あなた(男性)が「お前のことを一番大切にしている」と言いながら、会社の営業成績のことを心配しているとしたら、それは女性にはバレていると考えた方がいい。
 
男女ともに、自分の気持ちをきちんと言葉にすることが大事なのですが、
女性の場合、言わないと男性は分からないから、というのが理由です。
男性の場合、女性は分かっているのだけれど、やはり、責任のある男の態度として、言葉でも表す必要があるから、というのが理由です。
 
男性同士の付き合いであれば、お互い余計な腹の探り合いはしないのが美学です。
相手が言わないのであれば、訊かない。そうですよね?
 
でも、相手が女性の場合、男性に比べてはるかに多くの「非言語情報」を受け取っていますので、あなたが何も言わなくても、かなりのことをすでに女性は受け取っているんですね。
 
だから、どうせ怪しまれていたり、不安に思われているわけですから、むしろそこから先の話をしっかりと言葉で伝えることの方が大事なのです。
 
特に、あなたが、彼女から隠そうとしていることや、一人で全部背負い込もうとしていることなどは、女性は敏感に感じ取っているものです。そして、その「心の距離」自体を寂しく思い、辛いと感じるものなのです。
 
だから、どうせ何となく勘づかれているから、という消極的な理由からも、心の距離を近くしてより親密な関係を築き上げるという積極的な理由からも、悩み事や心配事は一人で抱え込まずに彼女にも打ち明けて味方でいてもらった方がよいのです。かえって彼女も安心します。
 
ということで、女性には「心の中のごまかしが利かない」と思って接しましょう。
口先だけでうまくごまかそうとしても、どっちみち、見破られていますからね。