【ココヘル337】恋愛2カ月目!魔の時期の乗り越え方

 

◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 337号 2008.11.13
 
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 こんにちは。あづまです。
本の原稿の締切や、妻の不調(つわりですのでご心配なく)のた
め、メルマガの発行日が乱れていますが、ご理解いただけますと
幸いです。
 
 いつも読んでくださってありがとうございます。
 
 
 
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★このメルマガは、心理に関する内容を扱っているため、感情的
 ストレスを感じることがあります。ご自分の感情にはご自分で
 責任をもつ姿勢でご利用いただきますようお願い申し上げます。
 
 
 今日は永遠の愛が育つ恋愛法の第13回目。
 
 恋愛が始まって2?3カ月頃、魔の時期がやってきます。
 
それは・・・
 
◆ 魔の時期
 
 恋愛が始まったばかりの頃、ふたりはとにかく幸せです。
相手の欠点も見えないし、今まで欠けていたものが満たされ、
世界は色鮮やかになり、何を見ても美しく、感動的です。
しかし、大体2ヶ月をすぎた頃から、
暗雲がたちこめたような気分になることがあります。
今日のテーマは、この「魔の時期」の過ごし方です。
 
◆ 魔の時期の症状1 相手が嫌いになる
 
 この時期には、今まで完璧に見えていた相手のことが、急に嫌に
なったり、欠点が目につくようになったりし始めます。
本当のことが見えてきたわけですから、ある意味正常に戻ってき
たとも言えます。
誰かを好きになるときには、自分が持っていないものを持ってい
る人に憧れることが多いと思います。劣等感の裏返しです。
はじめはそういう人と一緒になれたことで、天にも昇る気持ちに
なりますが、いざ交際が始まってみると、相手は素敵だけれど、
自分は何も変わっていないことに気づきます。
いや、うすうす気づいているけれど、直視したくないというか。
劣等感を感じるのは、嫌なものですからね。
すると、心の中でバランスをとろうとします。
確かに彼は、仕事もできるし、私と違って冷静で落ち着いている
けれど、
服のセンスがイマイチだし、
髪には時々寝ぐせがついているし、
魚の食べ方が汚いし・・・
といったような感じで、無意識のうちに「欠点探し」をします。
そうして、「理想の彼氏」だったものを、
心の中で「自分と釣り合う程度の彼氏」にしてしまうのです。
逆に、自分が劣等感を感じなくてすむような、「格下」の相手を
選ぶ傾向のある人は、元々彼の「欠点」を分かってつきあい始め
ているわけですから、ラブラブな感じが少し醒めてきた頃に、
その欠点が目についてしまいます。
いずれにしても、相手の嫌な部分が見え始めるのです。
ここですぐに別れてしまう人は、当然のことながら
永遠の愛を育てることができません。
 
 
 
◆ 魔の時期の症状2 自分が嫌いになる
 
 もうひとつの症状は、自己嫌悪が出てくる、というものです。
自己嫌悪だけではなく、色々な感情が出てきます。
恋愛が始まった頃はいつも幸せだったはずなのに、
2カ月たった今は、
なんだか不安定な頃の自分が戻ってきてしまったようだ。
 
あるいは、
彼といるときだけは大丈夫だけど、ひとりだと寂しくて不安。
 
 
 こんなネガティブな自分では、嫌われてしまうのでは?
いつか愛想を尽かされてしまうのでは?
こんな私、嫌だ・・・
症状1の方で書いたような形で、まともに「劣等感」を感じてし
まうこともあるかもしれません。
このような場合も、あきらめて別れてしまう方はいらっしゃるの
かもしれませんが、むしろ「我慢して」「いい人を演じて」恋愛
を継続される方が多いのではないでしょうか。
でも、根本原因と向き合わずに表面だけ取り繕っていると、
やはり、本当に心から満たされる愛にはたどり着きません。
 
 
◆ なぜ、急に憂うつになるのか?
 
 人間の感情の基本ですが、
大人になって感じる感情の強さの90%は
子供のときの未解決の感情。
という考え方があります。
「子供時代」に限定するのは限定しすぎですが、
過去に身内が亡くなったときの悲しみや、以前の失恋や離婚、
そしてやはり、影響が大きいのは中学生ぐらいまでの辛い経験。
こういうものに、私たちは日頃フタをして生きています。
心理学の用語でいうと「抑圧」といいます。
抑圧という言葉の印象が「力で抑えつける」という感じなので、
勘違いしやすいのですが、「ぐ?っと我慢する」意味ではなく、
 
無意識の中に閉じこめて、フタをして、見ないようにする、
そんな意味です。
そしてしだいに、閉じこめたことさえ忘れてしまいます。
これが、「抑圧」です。もう忘れているのです。
 
 
 しかし、なくなったわけではないのです。
フタをした感情は色々なきっかけで表に出てきます。
よくあるのは、このような場合です。
・似たような出来事をきっかけとして、過去の傷が開く
・催眠療法などを体験すると、過去の記憶が開く
・恋愛で幸せになると、過去の傷が、癒しを求めて出てくる
心理療法では「トランス・ワーク」と呼びますが、(浅いものも
含めて)催眠状態を使ったワークをすると、フタをした過去の想
いを表に出して浄化しやすくなります。
だから、私のセラピーの基本は、こんな感じです。
記憶の底に閉じこめた辛い感情を表に出してしまい、浄化する。
すると、今まで苦しかった行動が、なぜか楽にできるようになる。
そのために、話を聴いたり、ワークをしたりしています。
感情は、
◎セラピーの場で表に出すのが、一番安全。
○心の力がある人は、ひとりで感情を感じきることもできる。
×生活の場で出す(相手にぶつけるなど)と、悪影響が出る。
でも、一番悪いのは、心の中にため込んだままにしておくこと。
ため込まれた感情は、出口を求めてさまよいます。そして、
×いつか爆発する
×体の不調となって出る(体の痛み、アトピー、うつなど)
×恐怖心、嫌悪感などとして自覚される
 (「自分自身の心の中の怒り」が原因の対人恐怖など)
このあたりはまだ、自分が出口になっているのでよい方です。
もっと抑圧が強いとどうなるかというと、
××周りの人が、抑圧された怒りを表現し始める
 (自分が怒らず「いい人」をすると、いじめられる)
××家族の中で弱い人が、病気になる
こうして感情は、他人を出口にしてでも、出て行こうとします。
感情をためるクセのある人は、こうなる前にセラピーなどを利用
して、ちゃんと出口を作ってあげてくださいね。
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でも、私の信念のひとつに、
「よい恋愛の『癒し効果』は、セラピーより優れている」
 
 というものがあります。
恋愛で、PEA(恋愛のホルモン)が出て、幸せを感じた状態に
なると、そのパワーのおかげで、過去の辛い想い出が、
「もう、浄化してくれ? 手放してくれ?」と
癒しを求めて意識の表面に登ってきます。
これが、「魔の時期」に感じるネガティブな感情の正体です。
 
 要するに、
今までの人生でため込んできた想いが噴出しているのです。
この時期の人がセラピーに来られたときは、私は、
 
「我慢したり、あきらめたりした想いが多い人ほど、
 この時期に毒が一杯出るんですよ。」
 
 と、お伝えしています。
日頃の心の健康管理が、実は一番大事なんですけどね。
 
 
◆ 魔の時期にさしかかったらどうすればいいか?
 
 まずは、出てきた感情を客観的に観察しながら、
「あ?、怒りが出てきているな?、ため込んでたな?私・・・」
相手にぶつけたりして恋愛を破壊しないようにだけ気をつけて、
無事その時期をやり過ごすことを考えます。
ちゃんと感じることが大事なので、ゆっくりでいいから、感じて
終了させることが大切です。またフタをしたら、元に戻ってしま
いますので。
出てくる感情が強い場合は、恋愛セラピーを利用するなど、
サポートを受けた方が楽にやり過ごせるかもしれません。
 
 
 そして、この「感情噴出」が必要な過程だと理解することです。
人は「私はこの程度しか幸せになってはいけない」と思っている
とき、色々な欲求や失望を飲み込んで我慢して生きています。
しかし、そのままでは「もっと幸せ」になれないんです。
ここは分かりにくいので、たとえ話を書きます。
ある女性が、親から恋愛を禁じられて育ちました。
本当は好きな人と一緒に過ごしたいと願っています。
 
でも、禁じられているので、我慢して、そしていつか、フタをし
て「そんな感情はなかった」ことにしてしまいました。
 
そのときに
「恋愛はいけないもの」「だから、今の私は正しいんだ」
【つまり、みじめじゃないんだ】と、
自分を説得しました。
それで、その時はみじめな気持ちにフタができて、
少し楽になったのです。
ところがあるとき、親の気が変わり、彼を作ってもいい、
週に1回だけ会っていいというルールに変わったとします。
 
  ***************************
  ★ちょっと解説★
  ここで「親」が横暴だとか、そういう理解をしないで下さい
   ね。ここでは分かりやすく「親」としましたが、人生の中で
   は、「貧乏」「家族の問題」「親」「勝負所」「留学」
   「引越」「いじめ」などなど、
   「自分の力でどうにもならない出来事」があるものです。
   そのときの状況を「正当化」「合理化」して、感情にフタを
   するというのは、誰でもあることなのです。
  ***************************
 
でも、急に彼を作ったり、週に1回会うことは心理的抵抗が生じ
て難しいのです。
 
なぜなら、自分の感情にフタをするために、
「恋愛はいけないもの」「だから恋愛をしていない私は正しい」
という理屈で自分を説得してしまったから。
恋愛に向けて一歩前に踏み出せないのです。
そのフタを取るためには、当時一緒に飲み込んだ、
「恋愛できない私はみじめで辛い」という
【感情のフタも一緒にとる】必要があります。
人は、自分自身や、自分の置かれた状況を正当化するように
色々な理由を考えます。そのときに自分の本心にフタをすること
があるのです。
余裕が出てきて、今よりもうちょっと幸せになろうというときは、
本心のフタを取って、飲み込んだネガティブな感情を出してあげ
る必要があります。
これは、幸せになるために必要な試験、みたいなものです。
いまより幸せになることを自分に許可する、とも言えます。
ちなみにたとえ話のこの女性、今度は彼と週に2回会えることに
なったとすると、もうちょっと幸せになった分、また過去のネガ
ティブな感情が(恋愛の始めほどではないにしても)出てきます。
このように、不本意な環境に適応するために、自分を説得して頑
張って生きてきた人ほど、
幸せになるときには、その時に飲み込んだ感情が噴き出します。
 
 
 だから、感情が噴出するのは、
幸せになるための必要な過程だと前向きに捉えましょう。
 
ため込んだ分だけなら、相手にぶつけないように注意しながら、
しばらく自分の気持ちと向き合って過ごせばおとなしくなります。
※ため込んだ感情が多い人は、セラピーなどを利用するのも、
 解決が早くなります。
 
 
◆ 今日のまとめ
 
 恋愛が始まり、ラブラブの時期を少し過ぎて、大体2、3カ月目。
ネガティブな感情が表に出てくることがあります【魔の時期】。
これは、基本的には幸せになるための通過点。
過去にため込んだ感情のフタが取れて出てきているのです。
相手にぶつけて関係を壊さないように注意しながら、ひとりの時
や(激しい場合は)セラピーを利用して感情の整理をつければ、
今より幸せになることを自分に許可できるようになります。
あづまの信念
【よい恋愛の癒し効果は、心理セラピーより高い】
共依存みたいな恋愛は、癒し効果ないですからご注意を。
 
 
 
 ★恋愛の問題に、心理セラピーの手法も活用して切り込みます。
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◆ 次回以降に配信予定のテーマ
 
 次回以降、運命の相手と永遠の愛が育つ恋愛をするためにはどん
なことに気をつけたらよいのか、それを引き続き書きます。
 
 ・【次回予定】交際2カ月目!「魔の時期」の乗り越え方
 
 ・何回目のデートで体の関係を持っていい?
 ・恋愛するのによい心の状態とは?
 ・マリッジブルーの心理学
 ・男が「結婚したい」と思う女性は?
 ・こんな女性とは結婚したくない
 ・「結婚を前提にお付き合い」してはいけない理由
 ・親から説得する(外堀を埋める)としっぺ返しを受ける
 ・女を「結婚したい」と思わせられる男性の行動は?
 ・男をほめるときに気をつけること。
 ・許すこと。謝ること。
 
 永遠の愛が育つ恋愛をするために、こんなこと
 が知りたい、というご質問やご意見がありましたら、
 遠慮なくメールにてお寄せ下さいね。
 
 ※最近ご質問を募集しているので、相談メールも頂きます。
 基本的に個別のご相談は「恋愛セラピー」で承っております。
 https://www.556health.com/order.html
 メルマガ誌上で取り上げる題材は、ご本人にとって深刻かどうか
ではなく、メルマガのテーマとして有意義かどうかで判断してお
りますので、その点ご了解下さい。
 
 ※送って下さったメールは、ココヘル誌上でご紹介することがあ
 りますので、その点ご了解下さい。個人が特定できる部分は割愛
 して掲載しますのでご安心下さい。
 
 azma☆556health.com  ☆→@に代えてください。
 
 なお、このメールに「返信」するとあづまに届きます。
 
 
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◆編集後記
 
 昨日は、買い物に出て、本の原稿の仕上げをして・・・
夜も一件カウンセリングがあったので、夕飯は夜の11時。
さすがにちょっと疲れました。
仕事の忙しさと家の忙しさが一緒に来た場合、今すぐやらなくて
も死なないことは後回し(家の中は汚くなりますが)、割り切っ
て優先順位をつけて淡々とこなしています。
メルマガへのメールなどは、ほとんど返信していませんのであし
からず。
今日は少しスローペースで生活しています。
知花とお散歩に行こうかな・・・と思ったら寝ちゃったみたい。
 
 
 
◆愛の永久磁石になる方法【セミナーDVD】
 
 矢野先生とあづまが幸せな恋愛、結婚生活、人間関係を引き寄せ
 るための【愛の永久磁石】になる方法について語りました。
 
 このDVDの中のインナーチャイルドヒーリングのワークが、
 とにかく泣ける、という感想を頂いております。
 https://www.556health.com/sp/dvd.html
 
 ↓このメルマガの下の方に、詳しい説明があります。
 
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 応援ありがとう!まぐまぐ殿堂入り! 祝!29000部
 ◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学
 ◆ご意見、ご感想お待ちしています。このまま返信!
 ・頂いたメールは、事前確認なく掲載することがあります。
 ・お名前はイニシャルにします。
 ・メール相談は行っていません。また、多数のメールを頂くた
  め、個別の返信はできないことがございます。
 
 もっと幸せな恋愛・結婚生活・人間関係を求める方に情報提供
 をするのが本誌の目的です。ご自身の責任にてご活用下さい。
 
 ◆制作:阿妻靖史(あづま やすし 恋愛セラピスト)
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  (解除依頼は受けていません。ご自分でお願いします)
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 によって登録になります。違法なアドレス収集は行っていません。
 
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◆ 愛を引き寄せる秘訣のDVD 内容紹介です。
 
第1部 講師:あづまやすし
 
 ◆緊張をほぐし、円滑なコミュニケーションをする方法★
 
 ◆男女の心理の違い
   男性のほしいもの、女性のほしいもの。
   男性への禁句、女性への禁句。
 
 ◆コミュニケーションスキル
   アイメッセージとアクショントーク。
  「これは禁句」という言い方。
 
 ◆コミュニケーションスキルが通用しないケースの考え方1
   相手が不平不満愚痴タイプの場合:愚痴のこぼし上手、
   愚痴聞き上手になり、お互いの心を元気にする方法。
   それでもダメなときは執着を手放すワーク★
 
 ◆コミュニケーションスキルが通用しないケースの考え方2
   自分が「正しさ」を主張している場合:本当にほしい
   ものを自分に許可すること。
 
 ◆過去の経験から来る恨みや禁止を手放し、
  楽に生きるためのワーク★
   (インナーチャイルドヒーリングの応用版です)
 
第2部 講師:矢野惣一
 
 ◆恋と愛の違い
   恋は○○○でするもの。愛は○○○でするもの。
   ↑名言です!
 
 ◆愛の目的
   愛に「目的」があるなんて!?これを知ると、何が愛
   なのか分からず空回りしていたあなたも、正しい方向で
   ムダのない努力ができます。
   ☆「愛と勘違いしやすいもの」の話は絶品です。
 
 ◆理想の結婚相手と理想の結婚を知るワーク★
   恋愛は相手の○○とするもの。
   結婚は相手の○○とするもの。←目から鱗の名言!
   ワークは矢野惣一の真骨頂、光と影の統合のワークです。
 
 ◆愛と癒し ?その表現方法?
   癒しは「見る」「聴く」「触れる」で起こる。
   真髄は話を聴いてみてください!
 
第3部 質疑応答
   ナイスで鋭い質問が飛び交いました。
   講師も必死で答えました(笑)
 
 
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