【ココヘル352】自分をゆるせば、全てはうまく行く

 

◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 352号 2009.1.23
 
 あづまです。こんにちは。
 いつも読んでくださってありがとうございます。
 
 
 
 最近、私のテーマは、
「自分をゆるす」というものになってきています。
私自身の中にもまだ、自分をゆるしていない部分があるのかも
しれませんが、少なくとも、意識的に感じる部分で言えば、
自分に厳しく、自分を責めているために、恋愛や人間関係、仕事
などあらゆることがうまく行かなくなっている人が多いと感じて
います。
恋愛セラピーでは、自分をゆるすワークをよくやります。
※現在、心のデトックスマニュアルに特典としてつけている
 ものです。興味のある方は、とってもよいワークなのでやって
  みてほしいです。
  心のデトックスマニュアル
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◆ 自分をゆるすって?
 
 私はよく「罪悪感」という言葉を使いますが、それは、自分を責
めている状態を表します。
自分をゆるすというのは、罪悪感を解消することです。
この罪悪感、心の深いところに潜伏するのが得意な感情で、自覚
しづらいことが、いやす上で一番の問題になります。
 
 
◆ 自分をゆるす道 ?行動編
 
 そういえば、私は元々罪悪感が強いタイプの人間でした。
 
大学生の時にもボランティアサークルみたいなところに所属して
いましたし、恋愛でもなんとなく救いを求めている感じの女性に
惹かれてしまい、助けたい、救いたいという気持ちと愛を混同す
る傾向がありました。
ただ、そういった経験がまったく無駄だったかというと、今振り
返ってみるとそうでもないと思っています。
他人のために尽くすこと、
他人の幸せのために、努力してみることの中に、
自分の心の癒しの道がある。
そういう側面も、あると思うからです。
罪悪感を解消する道、行動編としては、
他人のために尽くすこと。
他人を助けること。
これが、大事だと思っています。
 
 
◆ 自分をゆるす道 ?メンタル編
 
 但し、行動だけで解決しようとすると陥る危険があるのが、
犠牲
というパターンです。
 *************************
 心理学的には「犠牲」と表現するのが正しいのですが、
 これはちょっと、誤解を生みやすい表現でもあります。
 
 なぜなら、本人が「犠牲になっている」と感じる場合、
 それは「被害者意識」といって、「依存」の典型的な
 症状だからです。
 
 「犠牲」の典型的なパターンは、「いい人でいたい」
 「償いをしたい」という気持ちで他人に尽くしていき、
 いよいよ限界を超えたところで「うつ」になったり、
 「爆発」したり(=抑え込んでいた依存心が出た)
 するというものだからです。
 *************************
 
 他人のために尽くしているのだけれど、
やってもやっても、自分の心の癒しにつながらない。
どんなにやっても、まだ頑張らなければいけない気がする。
 
 行動で解決しようとすると、メンタル面(潜んでいる罪悪感)の
課題が大きい人は、際限のない自己犠牲にはまりがちです。
 
 
◆ そもそも、なぜ自分をゆるしていないの?
 
 私の考えでは、罪悪感とは
失敗した愛の残骸
です。
ここで「愛」とは、
相手の幸せを願う心のことです。
人は誰でも、一緒にいる人、大切な人に幸せでいてほしい、笑顔
でいてほしいと願っているものです。
それが「愛」です。
子どもの頃に、お母さんには笑顔でいてほしかった。
でも、いつもキーキー、ギャーギャー言うばかりだった。
子どもの頃に、お父さんには笑顔でいてほしかった。
でも、お母さんや家族に怒鳴ったり、恐い顔ばかりだった。
よく、子ども時代に暴力をふるわれてその恐怖心が心の傷になっ
て・・・という「トラウマ」で物事を説明する人がいますが、
確かにそういうケースもあるのですが、私はむしろ、
お父さんやお母さん、あるいは家族の誰かが、笑顔じゃなかった。
子どもの頃に、無邪気にみんなの幸せを願っていたら、その希望
が打ち砕かれる経験をした。
そのような、
失敗した愛の残骸が、罪悪感となって、
幸せへのブレーキになるのだと考えています。
 
 
◆ 罪悪感が作り出す症状
 
 では、心の奥に罪悪感を持っていて、自分をゆるしていないと、
恋愛や人間関係でどんな症状が現れるのでしょうか。
ざっと列挙してみます。
 
 
 ・遠慮してしまう
・【他人】に対する怒りが収まらない
 
 ・恋人ができない
 
・遠距離恋愛が多くなる
 
・尽くすばかりで(表面的にうまく行っていても)心は苦しい
 
・依存的な相手を引き寄せてしまう
 
・横暴な相手(俺様タイプ)を引き寄せてしまう
 
・仕事などを頑張りすぎて、苦しいのに、やめられない
 
・他人に「嫌だ」と言えない
 
・社会的に「いけないこと」(不倫など)をしてしまう
 
 ・自分の気持ちがわからなくなる
 
 
 これらの症状は、心理学を学び、セラピーを実践する中で私が見
いだしたもので、こういった症状がある場合、罪悪感をいやす方
向でセラピーの組み立てをするという「判断基準」です。
 これらの症状に思い当たる方は、罪悪感のしわざかもしれません。
自分をゆるすことが、大事なテーマになるかもしれませんね。
 
 
◆ 罪悪感なんて、感じてないけれど・・・?
 
 しかし、「罪悪感」と言われてもピンと来ないかもしれません。
 それは、心の奥深くに潜んでいるからです。
 
 私は「罪悪感は、感じない感情」という考えを持っています。
感じないのに感情だというのは禅問答みたいですね。
ちょっと例を挙げて解説しますね。
ふつう、彼氏に食事をご馳走してもらったら、嬉しいと感じる人
が多いと思いますが、こういう「自分が楽しくなる」場面で罪悪
感を感じてしまう人もいます。
では問題です。
上のような、罪悪感を感じやすい人は、
罪悪感を日頃感じているでしょうか?
 
 答えは、NO、です。
感じないのです。
ますます混乱してきましたね。
では、タネあかしをします。
 
 
実は、罪悪感は、「もしもの世界」で感じる感情なのです。
もしも、ご馳走してもらったら、罪悪感を感じる
 
 すると、「もしもの世界」に立ち入らないようにするのです。
つまり、ご馳走してもらわないという行動パターンが生まれる。
 という仕組みです。
ここから導かれる結論は、
 
罪悪感を持っていると、
自分が楽しいことに対して遠慮してしまう。
 
 ということです。
 
 
 自分が罪悪感を感じてしまいそうな「もしもの世界」には立ち入
らないようにしていますから、私たちは、日頃は罪悪感を感じな
いで生きています。
でも、確かに、罪悪感は存在するわけです。
その、「もしもの世界」に。
 
 そしてその、「もしもの世界」は、いまより幸せな世界です。
 
 
 ですから、あなたが罪悪感を抱えているかどうかは、
罪悪感を感じるかどうかで判断するのではなく、
 上に書いたような症状から推測してみるのが役立つのです。
なお、自覚症状があるぐらい罪悪感が強い場合は、
【恋愛セラピー】を受けてみた方が解決は楽だと思います。
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 自覚できる罪悪感は強くないけれど、上の症状には当てはまる方
は【心のデトックスマニュアル】の別冊を活用してみて下さい。
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◆ 自分をゆるしたら、ダメになってしまう!?
 
 自分をゆるすということに対して抵抗がある人の中には、
 
自分をゆるしたら、
際限なくだらしなくなってしまったり、
際限なくわがままになってしまったりするのでは・・・
そんな不安を持っている方もいらっしゃるようです。
私はそんなあなたが大好きです。
だって、それこそ、愛ですから。
自分をゆるしたら、だらしなくなるのか・・・
私は、ならないと思っています。
罪悪感が強い人は元々、他人を助けたかったり、他人の幸せを願
う気持ちが強かったり、やさしくて愛情があるのです。
ただちょっと、その愛がネガティブに出ているだけ。
だから、捉え方をちょっと変えるだけです。
 罪悪感:
「人にやさしくできなかった私にダメ出しする」
 
 これを、こう変えます。
 ↓↓↓
 愛:
「人にやさしくできた私を自分でほめる」
 
 
 減点法を加点法に変えるだけです。
自分をゆるしても、他人に尽くす気持ちが持続するコツ。
それは、自分の中にある愛情に気づくことです。
 
 
そして、
 
 罪悪感が強いあなたは、本当はやさしい人なのです。
ぜひ、その愛に気づいてください。
そして、前向きに、加点法で捉え直してみてくださいね。
 
 
 但し、ちょっと補足ですが・・・
罪悪感がいやされてフタが外れた直後は、寂しさが出たり、怒り
が出たり、依存的な自分が出ることもあります。
自覚しながらそんな自分と付き合っていけば、永遠に出るもので
はありません。ゼロにはならないにせよ、穏やかにはなります。
フタは取った方が楽になります。
 
 
 もうひとつ、補足です。
罪悪感の親戚に「無価値感」というものがあります。
これは、自分に価値がないと感じる気持ちのことです。
 
無条件に自分に価値がないと感じるほどの場合は恋愛どころでは
ないでしょうから、私の相談事例はありませんが、
よくあるのは、頑張っていない自分には価値がないという条件付
の無価値感を持っているケース。頑張るのをやめられなかったり
します。
この場合も、自分をゆるすことがテーマになります。
 
 
◆ 今日のまとめ
 
 最近セラピーのテーマにしているのが「自分をゆるすこと」
遠慮ぐせ/【他人】に対する怒り/恋人ができない/遠距離恋愛
尽くすばかり/依存的な相手の引き寄せ/横暴な相手の引き寄せ
 頑張りすぎ/嫌と言えない/不倫/自分の気持ちがわからない
 
 などの症状の根っこに「罪悪感」「自分をゆるしていない気持」
 がある場合が多い。
罪悪感を感じないように「行動を避ける」ことが多いため、自覚
できない罪悪感を持っていることも多い。
罪悪感は「失敗した愛の残骸」。
罪悪感を持っている人は本来、優しい性質を持っている人。
 
 
自分をゆるせば、全てはうまく行く。
 
 
 あなたも、自分をゆるし、罪悪感ではなく、
愛(自他の幸せを願う心)に従って生きる道を選んでみませんか。
きっと、幸せがいっぱい増えていきますよ。
 
 
 このテーマで本を書きたいなぁ・・・
 
 
 
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◆編集後記
 
 NHKのテレビで、脳の男女差についての特集番組をやっていた
ので、録画して昨日見ました。
すごかったのが大学の教授の部屋に、男性が女性を見るときにど
こを見ているのか、という研究をするためのフィギュアが置いて
あったこと。
結局、全体的な太め、細めは好みが分かれるが、とにかく腰のく
びれ(=ウエストとヒップの差)を見ているという結論だったの
ですが、女性のフィギュアがたくさん置いてある部屋で仕事をし
ている大学の先生って、日本ではなかなかいなそうです・・・
 
 アメリカって恋愛を大まじめに研究している人がいるんだ、とい
うのがちょっと新鮮な驚きでした。面白そう・・・
 
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