息子を愛する母親

 

マザコンの話です。
 
先日ドラゴン桜というテレビドラマを見ていて、腹を空かせた生徒がいて、釣り竿がある。どうする?という質問に対して「魚を釣ってあげる」と答えた女性教師が「だからダメなんだ」と言われるシーンがありました。
 
これは、中国の故事だと思いますが、魚を与えることはその人を1日養うこと。それに対して魚の釣り方を教えることはその人を一生養うこと。親や教師が目指すのは後者であるはずです。
 
ところが、頭では分かっていても、世話をすることで自分の存在価値を確かめてしまうような母親が実際にはいます。つまり、息子の世話をすることで自立を阻害するんです。母親がいなければ生きていけない、依存的な人間を作り出すわけです。
 
これは、ある意味虐待であるとも言えます。精神的な。こうして育てられた男性は、自分一人で生きていけるという基本的な自信を身につけることを親からもらえなかったわけですから、弱いです。依存的になります。いわゆる「マザコン男」というやつですね。
 
今の自分の彼氏や旦那さんがこのタイプだとすれば、ちょっと厄介です。
 
尻を叩いていい男になってもらうしかありませんが、「やれば出来る」という基本的な自信がありませんから、これをつけるところから取り組む必要があります。ちょっとしたことでも、達成したら「すごい」とちょっと褒める。なんか、子供を育てるみたいですね。育て直しといっても良いと思います。
 
決して尻を叩く手をゆるめず、でも叩きすぎないよう、褒めながら、彼氏や旦那さんが男としての自信をつけていくように導いていく必要があります。大変ですね。
 
自信(セルフイメージといいます)がついてくれば、男性は一気にいい男に変貌します。だれも褒めてくれませんが、自分だけの楽しみですね。一人の男を、まさに「男にした」わけですから。
 
逆に、手に負えない、そう思ったときは、別れるときかもしれません。
 
関連記事として、真に男を立てるということや、甘えの欲求?マザコン男について男心をつかむ方法も参考になると思います。