最近では男性に依存しない女性が増えてきました。特に若い女性は仕事をしっかりして男性に経済的には依存しない、自立した女性がいますね。
ところが。
経済的に自立した女性が、実は依存していると言ったら意外でしょうか?恋愛の本にはよく依存-自立-相互依存ということが書いてあり、依存の段階から自立に成長することが大切だと主張されています。相互依存は自立した二人が更なる幸せのためにお互いを必要とする、と書かれていますので、自立することがまずは大切だというわけです。
だったら、キャリアウーマンはみんな幸せな恋愛をしていなければおかしいですよね。自立しているわけですから。では、本に書いてある自立することが必要というのは嘘なんでしょうか?
ここで少し頭を整理しましょう。「自立」を経済的自立と精神的な自立に分けて考えます。
経済的な自立とは、男性に依存しない経済力を言います。これは、分かりやすいですね。個人的な意見を言えば、女性の場合妊娠、出産に続いて育児などの負担もありますから、仕事のみからの収入ではなく、投資などによるいわゆる「不労所得」で収入の基盤を構成することが真に経済的に自立した状態と言えるわけですが、ここではとりあえず仕事をして十分な収入を得ていれば自立していると考えましょう。
しかし、どんなに仕事ができても恋愛面での「自立」すなわち精神的な自立には至らないのです。これが多くの人に誤解されている点です。
では、精神的な自立とはなんでしょうか?
それは、不完全な自分を自分で認めているかどうかです。今のままの自分でいいんだと、心の深いところで感じているかどうかです。これは大変重要なポイントで、自分を許していて、心に余裕があることが恋愛には大きな意味を持ちます。なぜかというと、恋愛は一方が辛い気持ちを持っていたり、緊張しているともう一方も幸せを感じられないからです。
どんなところで、自分の不完全さを認めていることが生きてくるかというと、たとえば相手が失敗したとき。デートで遅刻した、なんだか意味が分からない目的で散財した、会社の上司に言われて信念に反した仕事をした、休日にだらだら過ごした、自己啓発といいながら将来お金にならないような自分磨きをしている、ちょっとしたことで怒った、なんだか自信がなさそう。人は色々な不完全さを持っているものです。実は自分の不完全さを認めていない人は、他人の不完全さも認めないのです。
自分の不完全さを認めない、というのは、言い換えると、本当の欲求を無理をして抑えているということです。例えばたまにはぱーっと散財をしたい自分がいたとして、でもそれはしてはいけないことだから「我慢」しているとします。その時にあなたの恋人がやたら高い服とか、いい歳してプラモデルとか、あなたには意味が分からないもので散財したとします。とてもイライラするはずです。だって、あなたにとってそれは「やってはいけないこと」なのですから。
恋人がやっていてイライラすることというのは実はあなたの心を映し出す鏡です。本当はあなたはそれをやりたくて仕方がないのです。でも、抑圧している。その目の前で平気でそのルール(あなたの頭の中にあるだけなんですよ)を破る恋人。イライラしますね!あなたは、恋人のどんな行動にイライラしますか?それはきっと、あなたが心の底でやりたいと思っていることですよ。
自分の不完全さを認める、というのは、言い換えると、理性的には馬鹿馬鹿しいとかダメだとか思える欲求であっても抑圧せずに、そういう愚かな欲求も持っているのが自分であって、抑圧して苦しくなったら、ちゃんとその欲求を満たしてあげることです。アホなことにお金を使ってはいけないと理性では思っていても、やっぱりぱぁーっとお金を使うことに憧れがあるのなら、半年に1回はやってみるとか、自分に対して必要以上に厳しくしないことが大切です。まずは自分がどんな欲求を抑圧しているかを知ることが大切です。隠された欲求を知るためには、他人がこれをしていると見ていてイライラする、ということがヒントになります。あなたの潜在意識はうらやましがって、イライラするという感情を生み出してあなたの意識にメッセージを送っているのです。
自分の不完全さを認め、自分を許すことができると、相手の不完全さも認められるようになります。こうなると恋愛は一気に幸せの度合いを増していきます。お互いイライラすることもなく、相手に何かを強制したり禁止したりすることもなく(これは、無言の圧力をかけることも含みます)、ただ一緒にいるだけでわくわくして、温かい気持ちで、相手が馬鹿なことをしても失敗をしても、多少がっかりすることはあるでしょうがイライラすることはなくなります。
この、自分の不完全さを認めるという点は、仕事で成果を出すこととはあまり関係ありません。むしろ本当の自分を認められたときには、仕事で成果を上げなければ「いけない」というような、あなたが自分に無意識に課している義務からは解放されているはずです。
そして、本当にそれができたとき、あなたが幸せを探求する旅が始まるのです。
(2007.4.3追記)
ここで精神的自立と書いていることは、「他人の評価がなくても自分を支えられる気持ち」すなわち「自己肯定感」が十分にあるという意味です。
自分が、他人に合わせて我慢しなければ、受け入れてもらえない。言い換えると「いい子の自分しか居場所がない感じがしている」という気持ちが強いということは、自分の存在価値の根拠を他人の評価に依存していることになります。
ダメな自分でも、ここに生きていてOKなんだ。そう思えたときに、生きるのが楽になります。
そして、他人に合わせて我慢する人生から、
自分が本当にやりたいこと、自分が本当に幸せと思えることを追求する人生に。
幸せを探求する旅が始まるのです。



うーん。何度も読み返してみたのですが、いまいち「精神的自立」と「不完全な自分を認めること」のつながりがわかりません。
全体的なお話はとってもわかりやすいと思うのですが、そこだけがあまりピンときません。説明してくださると嬉しいです。
投稿者 Lynne : 2007年4月 1日 11:47