トップページ > 1.恋愛の悩みに関するコラム > マリッジブルーの原因と解消法~男性と女性でこれだけ違う
結婚前に立ちはだかる心の壁、マリッジブルー。婚約破棄から破談につながることすらあります。できることなら、簡単に解消、解決したいですね。
マリッジブルーはなぜ起こるかというと、結婚は原則としてほかの異性との出会いのチャンスをあきらめることだからです。決めた相手とずっと一緒にいるという覚悟が試されるから、不安や、相手に対する不満が湧き起こってくるのです。
一般に、マリッジブルーは女性がなりやすいと言われています。それは、男性がプロポーズすることが多いからです。プロポーズする側は、その時点までに心の壁を乗り越える必要があります。だから男性はマリッジブルーになるというよりは、プロポーズする手前で迷い、彼女に「彼が結婚を決意してくれない」と不満を持たれるわけです。
一方プロポーズされた側は、一瞬嬉しい時期がありますが、その後、マリッジブルーの典型的な症状である不安や不満が出てくるわけです。少し辛口に考えてみると、プロポーズを受けておいて、その後に「どうしよう」と迷うのは相手に失礼ではないかという気もしますが、やはり結婚となると、人生の重要事ですから、プロポーズする側も、される側も、しっかりと覚悟を決める必要があるわけです。心理学的にはこの「覚悟を決める」ことを「コミットメント」なんて言ったりします。
一般に、ヒーローの物語は、逆らえない運命によってヒーローにさせられ、始めは迷い、逡巡し、その後覚悟を決めて、困難に立ち向かってゆくという話の展開になっていることが多い。実はヒーローの物語を私たち一般の個人が、一番体験できるのが結婚ではないかと思います。
恋愛という、本人の意思なのか、本能なのか分からないものによって出会った相手と、一生添い遂げる覚悟を決める。そして、その後に待ち受けている人生の大きな試練にも二人で立ち向かってゆく。そんなストーリーが描けるでしょう。
マリッジブルーを魔法のように解決、解消することは、難しいというのが私の考えです。但し、マリッジブルーを自分の人生の物語のひと幕として捉えてみると、覚悟を決めるという大切なステップがやってきていることに気づくことができます。未知の世界に足を踏み入れるときは、不安がつきものです。
もうひとつ大事なことは、先ほどまでと逆のことを言っているように思えるかもしれませんが、異性との関わりがなくなるわけではないと考えることです。良い結婚生活は同性、異性を含め、交友関係が広がるものです。もちろん、簡単に結婚相手との関係を捨てて、別の人に走るのでは、本人も含め、幸せになることは難しいと思います。
そうではなくて、「もし、出会う順番が違っていたら、結婚していたかもしれない」と思えるような異性との友達づきあいも継続することです。結婚相手をダントツに大切に扱うことは、大前提として。
そして、結婚相手との関係を良く保つことを、最大限に努力して、もしも、それでもうまく行かなかったときは、潔く別れを選んで、既に破綻した関係に執着するよりは未来の幸せを取るという考えも、頭の隅に置いておくべきだと思います。あなたや相手がバツイチだったりすれば、より慎重になるでしょうが、それでも、一生添い遂げることを自分に課すのではなく、一生添い遂げるための、精一杯の努力をすることを自分に課すと考えるのがよいと思います。
最近は、女性の方が主導権を握っているカップルも増えていますから、そのような場合、男性側には激しい葛藤があるはずです。男性は結婚によって自分の自由が奪われるという感覚があると、非常に息苦しく思うものです。もしも、彼がマリッジブルーになっているとしたら、これまでの交際を通じて、あなた(女性)の側の主張ばかり通っていなかったか、少し考えてみてください。人は誰でも、自分の自由意思を持っているものです。たとえ表面的には他人に合わせる人でも。相手が大人しければ大人しいほど、よく気遣ってあげる必要があります(だから私は、ものをハッキリ言う人の方が結婚相手としては楽だと思っています)。
もしも、あなた(女性)がマリッジブルーになるのではなく、彼がマリッジブルーになってしまっているのだとしたら、結婚後も彼にお金、時間、行動の自由があることを、よく説明してあげてください。生活を営む上で必要なことはもちろんありますが、その場合でも主導権争いをせず、お互いに腹を割って恥ずかしいことも、言いにくいことも、相手を責めずに伝えあえる関係を作れば大丈夫。たとえ現実的な制約からの不自由さ(たとえば子供が生まれたら時間もお金もかかる)はあっても、相手に支配されるような息苦しさはないはずです(大抵、こっちの方が重要ですから)。もちろん、あなたが色々制限をつけて束縛するつもりだったとしたら、問題外ですが。
最後に、今の日本には、そういう習慣はありませんが、せっかくマリッジブルーで心の毒が出てきているのだから、結婚前のブライダルエステならぬ、心のブライダルエステをすればいいのに、と、セラピストの視点から見ると思います。
価値観も習慣も違う相手と共同生活するわけですから、自分と違う部分をたくさん発見することになります。たとえば、お金は天下の回りものと考え、他人のためにもドンドン使う人と、節約命の人が結婚したら、お互い激しくストレスが溜まることは目に見えています。
そんな時に、お互いに「共感の質問」をもって、理解し合えば、本当は人生の幅がぐっと広がるのです。共感の質問とは「この人は何が苦しくて、その行動を取るのだろう?」と自問することです。
たとえば、「お金は天下の回りもの」と言っていた側が、本当は寂しがり屋で、人を引きつけるためにはついついお金をたくさん使ってしまうという苦しさを抱えているかもしれないし、節約命の側が、小さい頃貧乏して、お金のない苦しさを誰よりも分かっているから、もうそういう生活に戻らないよう、必死で努力しているのかもしれません。
今のは一例ですが、価値観が食い違ったときに、自分の正しさを主張するのではなく、相手の苦しさを思いやることができれば、自分の経験から得た狭い価値観へのしがみつきを手放し、考え方を広げることもできます。そしてお互いに本当の意味で信頼しあえる最強のチームメイトになれるのです。
共感の質問は、マリッジブルーのまっただ中にいる状態で、カップルの二人だけで行うのはひょっとして難しいかもしれません。恋愛セラピストとしては、ブライダルエステのような感覚で、心のブライダルエステとして、マリッジブルーの段階のカップルが、気軽に恋愛カウンセリングを利用するようになったらその後の夫婦喧嘩も減るだろうし、いいだろうな、と思っています。
最後の最後に、マリッジブルーが重症だと感じるあなたに。ひょっとするとあなたは、ご両親の結婚生活に悪印象を持っていませんか? このような場合、親からうまく行く結婚生活のあり方を学ぶチャンスがなかったわけです。そのまま行ったら、やはりうまく行かないかもしれません。
パートナーに対する接し方や、自分の心のあり方について、こうしたらダメ、こうしたらうまく行く、ということを十分に学び直し、結婚生活をうまく営む自信をつける必要があるかもしれませんね。
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cokitiさん
コメントありがとうございました。
ご結婚おめでとうございます。
お幸せに。
投稿者 あづま : 2008年06月02日 08:48
こんにちは。
「結婚は原則としてほかの異性との出会いのチャンスをあきらめること」というお言葉にどきっとしてしまいました。
私は先日、破断してしまった方ですが、たしかにそこの引っかかりが大きくて、でも、それを理由にするとみっともない気がして、別の理由で彼を責めてしまっていました。
ブライダルセラピーというものが実際にあればいいのにと私も思います。
結婚に至るって本当にヒーローみたいに運命に負けないような大人じゃないと出来ないものかもしれませんね。私は子供すぎました。
ともあれ、いつもコラムを楽しく読ませて頂いてます。これからも頑張ってくださいね。
投稿者 uni : 2008年06月06日 13:39
uniさん
コメントありがとうございます。
いつか、しっかり成長して、人生で起こる様々な問題にも、しっかり対応できるという自信をつけ、幸せな結婚生活が出来るといいですね。
応援しています。
では!
投稿者 あづま(恋愛セラピスト) : 2008年06月12日 21:18
温かいコメントありがとうございます。ウェブサイトをお持ちの方はURLの記入ををどうぞ。メールは公開されません。
★「私はどうしたらいいのでしょうか?」と書きたくなった方へ:きっと今苦しいのでしょうね。
ここに書いて楽になるなら、ご活用下さい。自分の力で立てることをお祈りしております。
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秋に結婚します。
よいパートナーになりあえるように、我慢せずに相手のことを見てあげられたらいいなと思います。
よいアドバイスをありがとうございました。
投稿者 cokiti : 2008年05月31日 01:09