彼に怒りを感じて、苦しいあなたへ

彼に怒りを感じるということは、その原因になった出来事があるのですよね?大きいところでは浮気や借金、あなたの大切な人への失礼な言動など。怒りを感じたとき、これを「ぶつける」「飲み込む」しか選択肢がないのなら、問題ですよ。どちらを選んでも、幸せにはつながらないですから。

彼に怒りを感じるというのは、非常に漠然とした記事のテーマなので、うまく書けるか分かりませんが、書くだけ書いてみます。
 
彼に怒りを感じるということは、その原因になった出来事があるのですよね?
大きいところでは浮気や借金、あなたの大切な人への失礼な言動など。
もう少し目立たないところでは、誠意のない言動だったり、自分勝手な行動だったり。これだって、ずっと繰り返されたら、我慢の限界を超えてしまいますよね。
 
怒りを感じたとき、これを「ぶつける」「飲み込む」しか選択肢がないのなら、問題ですよ。どちらを選んでも、幸せにはつながらないですから。
 
まず、怒りはメッセージです。心が限界に近づいているよ、ということを教えてくれているんです。だから、飲み込むのは問題外です。分かりますよね?
 
同時に、相手にぶつける怒りは、相手を「突き放す」ための感情です。彼がいつも記念日を忘れるからといって「なんで私の誕生日も覚えていてくれないわけ!」と怒ったとしますね。
 
言葉のメッセージでは、「私の誕生日を覚えていてほしい」つまり、「私に近づいてほしい」というメッセージを送っていますが、
 
感情のメッセージは「怒り」、つまり「あっちへ行きなさい」というメッセージを送っているのです。
 
男性はこういう場合、無意識のうちに感情のメッセージの方に従ってしまいます。頭では「誕生日を覚えておかなきゃいけないな」と考えながらも、気持ちの方ではなんとなく彼女に近づきづらい・・・遠巻きにしよう・・・みたいに。これはあなたの欲しい結果でしょうか?
 
 
もちろん、人間ですから、怒ってしまう日もあるでしょう。全て完璧にやろうとしたら、気がおかしくなってしまいます。ですが、やはりここは、感情に振り回されて欲しくない結果を招くのではなく、賢く振る舞って、欲しい結果をしっかり手に入れるしたたかさを身につけることを目指しましょう。
 
 
相手の愛情を求めるときに使う感情表現は「寂しさ(甘えたい気持ち)」です。怒りではありません。ちゃんと、少し寂しげな声や、甘えた声で「私はあなたの愛情を求めています」ということを感情表現しましょう。そうすれば、言葉と感情が矛盾したダブルメッセージにはならず、相手の男性も、何を求められているのか理解しやすいのです。
 
 
では、出てきてしまった怒りは、どうしたらよいのでしょうか?
 
出さない手紙を書いて、そこに十分に怒りを表現する、陶器などを袋に詰めてたたき割る、パンチドールを殴る、クッションなどを殴る、などの方法は、比較的よく使われる方法です。
 
 
しかし、表面を覆っている怒りとは、別のところに本当の問題があると、私は思います。
 
怒りはほとんどの場合、二次的な感情で、別の感情が化けて出たものです。
愛情を求めて、求めて・・・これは「寂しさ」の感情ですが・・・求めて・・・ついに限界を超えて怒りになる。これは寂しさが怒りに化けたケースです。
 
あるいは、何かトラブルが起きたときに、相手に対して湧いてくる怒りの場合は、元々「自分を責める気持ち」が強い人の方が相手のことも責めてしまうものです。自分を責める気持ちは罪悪感などの感情です。
 
自分のことを「悪い」と裁いたり、「ダメ」と見下したり、「ひどい・冷たい」と感情的に嫌ったりすることはありませんか?
 
その傾向が強いほど、彼が起こした問題をきっかけにして、ひどい怒りが湧いてくるものです。
 
自分を心の底で責めている人ほど、他人も責めてしまう。意外に感じるかもしれませんが、しっかり深層心理を掘り下げて恋愛セラピーをやっているとほぼ例外はありません。
 
ゆるしのワークの概念と手順をご参考になり、許しについて考えてみてはいかがでしょうか。


 

「彼に怒りを感じて、苦しいあなたへ」への5件のフィードバック

  1. 私の悩み、ズバリ言い当ててくれていて胸のすく思いです。
    彼に私の弱音を打ち明けても、「そんなこというな」とばかりに否定されることが多く、そのたびに悲しい思いをしていました。
    先日、ささいなことでしたがとうとう思いが爆発して彼の前で大泣きしてしまいました。
     
    自分の寂しさが怒りとなって、でも彼を怒って嫌われてしまうのが怖くて、それでなかなか言い出せずため込んでしまい、こんなことになってしまったんです。
     
    結果的に自分の思いを打ち明けられたのでよかったと思うのですが、改善には時間がかかりそうです。

  2. ぷちぷちとまとさん
     
    そうですか。辛いご経験でしたね。
    本当は、彼に受け止めてもらいたいですよね。
     
    まずは、自分で自分を裁いたり、見下したり、嫌ったりしないことが大事です。
    すべてはそこから、です。
     
    応援しています。

  3. はじめまして。
    今日初めてこちらのサイトを拝見させていただいて、涙が出る思いでした。
     
    ここ最近、夫の仕事が忙しくて休日を一緒に過ごすことができず、
    家事育児すべてを私ばかりがやっている、なんのねぎらいの言葉もない、と、
    不満がたまっていました。
     
    最近というか、ここ1、2年はずっと、家事育児の分担のことや、同居の苦労など、
    文句ばかりを言っていたという実感があります。
     
    もともと、どちらかというと「愛情のざる」に近い私と、愛情表現のへたな夫。
    つねに、悩んでいました。
    「もっと愛して」という私と、「愛してる」とだけ言う夫。
     
    それでも、結婚して子供にも恵まれ、幸せに暮らしてはきましたが、
    いつになっても夫から本当に愛されているとはどうしても感じられませんでした。
     
    教師をしていた母が、私が子供のころに単身赴任などで家におらず、
    また物心ついてからは母が病気をし入退院をくりかえしていたことが、
    自分としては愛情不足であったと強く感じてきました。
    (そのうえ母も姑からひどい仕打ちをうけていたので、子供である私に対してストレスをぶつけていたように感じました。つねに小言ばかりで、自分の生徒ばかりをかわいがっていると感じていました。)
     
    感情表現をあまりしない夫は、やはり幼少期に父親が母親を怒る場面を日常的に
    見てきたことが、トラウマになっていると聞きました。
     
    なので、夫の性格をなんとか変えられないものかと今日必死でネット上探していたら、
    こちらのページにたどり着きました。
     
    そして、サイト内や「30分でわかる男心のつかみかた」を読ませていただいて、
    一番の原因は自分だった、と反省しました。
     
    幸い、まだ修復可能な段階だと思いますので、これから「いい女」になれるよう、
    がんばっていきたいと思います。
     
    これからもこちらのサイト、応援させていただきます!

  4. こんにちは。
    わたしは今学生で、社会人の彼と遠恋中です。
    ご意見をいただきたいのですが、
    彼はほぼ毎日仕事が終わると電話をくれるのですが、
    わたしは毎日電話をするのはすこし負担です。
    でも彼は仕事が大変でその話をしたいようです。
     
    普段なら話をきいてあげることもできるのですが、
    いまわたしは大事な試験が控えていてあまり余裕がありません。
    勉強をしたいから連絡が少なくなってしまうかもしれないとつたえたのですが、
    それでも電話をかけてきて、何時間も話をします。
    彼はとてもマイペースで、まったく悪気がない様子なので
    どのように伝えれば分かってくれるのかわからず、イライラばかりつのってしまいます。
     
     
    これは依存の関係なのでしょうか?
    イライラの感情のままに彼と話をしてしまうは
    よくない気がして、なやんでいます。
    なにかアドバイスをいただけないでしょうか?

  5. ponさん
     
    コメントありがとうございます。
     
    ponさんは、彼に、本当はどうしてほしいのですか?
     
    まずそれを、よくよく考えてみてください。
    その答えをAとしましょう。
     
    次に、望むようにしてもらえなくて、どんな気持ちでしょうか?
    ここをよくよく掘り下げると、イライラの下にある本当の気持ちが出てくるはずです。
    その答えをBとします。答えはひとつではないかもしれません。
     
     
    伝え方ですが、
     
    彼に対して、
    (1)事実:なるべく客観的に、彼が毎日のように電話をしてくる事実を伝える。
    (2)感情:そのことで、こんな気持ちになっている(B)を率直に伝える(ここは主観的に)。
    (3)要求(提案):そして、本当はどうしてほしいのか(A)を伝える。
     
    この、(1)?(3)を、大体1分?1分半ぐらいで伝えるのがコツです。
    これは「アサーティブ」というコミュニケーションのトレーニングで、よく行われる方式で、とても有効な方法だと考えています。
     
    但し、私は合計8日間×一日あたり6時間=合計48時間ぐらいトレーニングを受けました。準備なしで言えるようになるためには、本来そのぐらいきちんと取り組むものだと思います。
     
    ですので、慣れないうちは、原稿を用意することをお勧めします。
    上に書いたポイントを、大体A5サイズの紙一枚に書いて(このぐらいの分量が1分?1分半)、それを、何度か読む練習をして、そして、いざ本番、という感じで彼に伝える。
     
     
    客観的な事実、きちんと自分と向き合って掘り下げた感情、そして、よくよく考え抜いた提案。これがあれば、きっと伝わると思います。
     
    遠距離恋愛だと、いろいろ苦労もあるかと思いますが、頑張って下さいね。応援しています。

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