男のマリッジブルーは、プロポーズ前にやってくる

マリッジブルーというと、女性がなるもの、というイメージがありますが…男性はマリッジブルーにはならないのでしょうか…「コミットメント」をするタイミングは、男女で違っています…男性にとって、女性のマリッジブルーに相当するものは、「プロポーズする前に迷う時期」ということになるわけです。

マリッジブルーというと、女性がなるもの、というイメージがありますが、ではなぜ、女性がなることが多いのでしょうか?男性はマリッジブルーにはならないのでしょうか。
 
その答えを探るには、男性と女性の結婚に対するプロセスの違いを考えておく必要があります。
多くのカップルでは、男性がプロポーズしますね、そして、女性がそれを受けるという形。
もちろん、うまく行くカップルでは、正式にプロポーズする前に、お互いに「ずっと一緒にいたいね」といった、暗黙の意思の確認がなされていることも多いわけですが、それでも、この手順がとても重要な意味を持っているのです。
 
実は、結婚というのはそれなりに覚悟が必要なイベントです。
経済的な利害関係も密になりますし、結婚しても自分の幸せは自分の責任という考えが大事、とはいうものの、自分の幸せをしっかり考えた結果やはり離婚だという話になった場合、やはり精神的経済的負担は非常に大きいものです。
 
ですから、この人で本当にいいのか、そうやって悩むことは、自然なことですし、その悩みを乗りこえる過程で人間的にも成長するものです。
 
 
まあきっと、色々あるだろうけど、ベストを尽くして、この相手と一緒に頑張っていこう、そういう気持ちになる(腹をくくる)ことを心理学的には「コミットメント」なんて表現したりしますが、そのような「覚悟(コミットメント)」が、結婚には必要なのです。
 
 
その「コミットメント」をするタイミングは、男女で違っています。
 
男性からプロポーズすることが多いですから、男性は、プロポーズの前にコミットメントしているわけです。
一方、女性は、彼氏からプロポーズされてから、迷い、悩み、そして覚悟を決めていくわけです。その期間に気持ちが不安定になることを、一般的に「マリッジブルー」と呼びます。
 
男性にとって、女性のマリッジブルーに相当するものは、
「プロポーズする前に迷う時期」
ということになるわけです。
 
この時期はまだ結婚を決めていないですから、マリッジブルーと呼ばれることはありませんし、女性の側も、彼が女性で言えばマリッジブルーに相当する状態になっているとは全く思っていないですね。
 
むしろ、女性には出産のタイムリミットがあるのに、男性はそれがないから気楽だ、ぐらいに世間では思われていることが多いようです。
 
そういう要素も、もちろんあると思いますが、男性は自分が根っこに持っている気持ちに気づくことが、女性よりも苦手ですから、本人も気楽に考えていると勘違いしていて、でも実際は、マリッジブルー的な状態になっているということは、起こりうることなのです。
 
 
もしこの記事を、男性のあなたが読んでいるなら、自分が結婚に対して思っている気持ちを余すところなく紙に書き出してみて下さい。結婚したい気持ちも、結婚に対して抵抗がある感じも、全て出してみることが大事です。そして、最近は言っても無駄だからと、言うのもあきらめていた、現在の彼女に対する不満も、ぜ????んぶ、書いてみること!
 
すると、いま、気楽に構えていると自分でも思っていた、なかなか結婚する気にならないという状況が、本当はものすごく結婚が嫌だと感じていることが原因であると気づくかもしれません(もちろん、そうでないかもしれません)。
 
 
逆にもしこの記事を、女性のあなたが読んでいるなら、彼は言ってみれば「プロポーズ前ブルー」とも言うべき状態になっているかもしれないわけですから、プレッシャーをかけてみたり、女性には出産のタイムリミットがあることを説明してみたりしても、むしろ逆効果であることが理解できると思います。
 
ここ一番と言うときに、自分の意見を押しつけてくる女性とは、結婚したくないなぁと男性の潜在意識は感じるものですから(男女逆にしても同じですから、この気持ち、分かりますよね?)。
 
ではどうしたら? という話になるわけですが、一番大事なポイントは、彼がどんなことに不満や不安を持っているか、ちゃんと聞くことです。彼だって、あなたの助けになりたいと思う気持ちはもちろんあるわけですが、神様じゃないですから、限界も弱さもあるわけです。それを受け止められる大人の女性でいることが、彼の「プロポーズ前ブルー」を解消する、一番のクスリなのです。
 
 
そして、結婚はこのように「コミットメント」が必要なぐらい重要なイベントですから、私は、出会って相手のことをよく知る前から「結婚しよう」「結婚しよう」という人間は、あまり信用できないと感じています。
むしろ、なかなかプロポーズできないぐらいの方が、本気で悩んだり考えたりしていると思うのです。
 
 
なかなか彼女との結婚に踏み切れない男性のあなた、
彼氏がなかなかプロポーズしてくれないとお嘆きの、女性のあなた、
 
その症状は、言わば男性のマリッジブルーである、「プロポーズ前ブルー」かもしれませんよ。
 
そういう視点も一度持ってみて、対処法を考えてみてはいかがでしょうか。
 
 
参考記事:
マリッジブルー 【マリッジブルー】
マリッジブルーの彼女にかけたい言葉
マリッジブルーの原因と解消法?男性と女性でこれだけ違う
も参照してみてください。


 

「男のマリッジブルーは、プロポーズ前にやってくる」への4件のフィードバック

  1. 自分は男です。
     
    掲載されているこのアドバイスで、僕自身の心の動揺を静められました。
    ありかどうございます。
     
    プロポーズをOKしてくれた彼女に、後日「いついつまでに、という期限がないのなら、そう結婚を急がないでほしい(というニュアンス)」の話しをされ、正直・・・、ひどく動揺しました。
     
    でも、
    彼女は、もしかしたら、ここで書かれたような状況であるのかも・・・
     
    と結婚へ向けた(前向きなステップ)の乗り越えるべき過程の一つというように、
     
    想定内のこと、ちゃんと前に進んでいる、と
     
    このアドバイスを読んで思えたことで、いたずらにふさぎ込むことから、脱せられそうです。

  2. 初めてコメントします。
    彼は今離婚後の調停や裁判で経済的理由をもとに私たちの結婚を否定しはじめる言動が多くなってきました。私に「迷惑をかけたくない。」これが彼の口癖です。現在の収入から慰謝料/養育費/財産分与など離婚相手にいくら要求がくるかわからないのに無理だ。って。
    たとえ毎月養育費を払っても私たち二人が仕事を続ければ、生活はできるのに何言ってるの?っと、不満を抱いていた私に気がつきました。
    私ももうすぐ40歳になるのも彼には負担になっているかな?って。
    彼がプロポーズできないのは、本気で私の将来を考えているからだと思うとすごく気持ちが楽になりました。今真剣に考えている彼に感謝の気持ちを伝えたくなりました。

  3. ミニチュアダックスloveさん
     
    コメントありがとうございます。
     
    そうですね。
    焦らずに、でも、止まらずに、彼女さんの気持ちを理解しようという心がけを続けていきましょうね。
     
    いい結果になりますように!

  4. ちゃこさん
     
    コメントありがとうございます。
    気づけてよかったですね。
     
    いい結果に結びつくことを、心からお祈りしております。

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