長いこと彼氏ができない時に、考えてみるべきこと

この記事では彼氏が長いことできない女性が、何を考えてみるべきか、について書いていきたいと思います。まず結論をざっくり言うと、です。

さて。長いこと、というのは20代後半から30代で3年以上だったら長いです。20代前半までだったら2年以上で「長い」に入ると考えて良いと思います。

本当に、彼氏がほしいと思っているか?

まず大事なことは、自分が「彼氏がほしい」と思っているのか、という点です。この記事を読んでいる時点で、一般的な意味では「ほしい」に入る方が多いのではないかと思いますが、ここではもう一歩踏み込んで質問します。

本当に、ほしいですか?

少し説明が必要かもしれません。「本当はほしくない」に分類される例を一つ挙げます。たとえば、彼氏は面倒くさいと思っているけれど、女友達はみんな彼氏がいて、友達に見せるために彼氏がほしい(自分だけ置いて行かれている感じを解消したい)、という場合は、本当の動機は「同性にバカにされたくない」であって、「彼氏がほしい」どころか「本当は彼氏は面倒なのでいらない」ということなのです。

もう一度問います。あなたは、彼氏を本当にほしいですか?

自信を持ってほしいと言えなかったり、色々ネガティブな思いが出てきてしまった方は、本文の最後に潜在意識レベルの問題について書いていますので、そちらも参照してみて下さい。

では、本心から「ほしい」と思っているのに、手に入っていない場合、次に考えるべきことは何か?

行動をしているか? 出会いの数は十分か?

それは、行動しているのか? です。

あなたは、出会いを作るための行動をしていますか?
そして、月に何人、対象の年齢の男性と、新しく出会っていますか?

仮にX人と出会ったとします。会話をしてお互いの名前を知る以上の出会いを1人と数えることにします。仕事でもプライベートでもOKとしましょう(但し仕事上の出会いから恋愛するのは絶対しないと決めている方は、プライベートのみでカウントして下さい)。

私の概算だと50÷X=Y(か月) このYが、あなたに彼氏ができるまでの期待月数です。(他にメンタルな課題などがない場合)人によって差は結構あると思いますので、この数式はあくまで目安ですが、50÷3≒16 16か月か・・・まあそんな感じで考えてみて下さい。

友達との食事に、ちょっと知らない人も誘ってもらう。初めての人がいる飲み会等にも積極的に参加してみる。男性もいそうな習い事や講座を受講してみる。などなど、出会いの機会を積極的に作ることは、実はかなり重要なポイントです。

好かれているか? 引き合っているか?

次に、出会いの数は結構あるのに、それでも彼氏ができない場合について書いていきます。この場合、好かれていないのか、自分が好きにならないのか、どちらなのかを特定することがまず大事です。

好かれていないパターンは、振り返ってみるとよく分かるはずです。自分が「この人いいな」と思っても、相手からはお断りのお返事ばかり、という経験をすることになるからです。といっても、5人中4人断られるぐらいの比率なら特段気に病む必要はありません。人の相性とは、そんなものだからです。

本当に断られるばかり、という場合、あなたがどうして好かれないのか、既婚者の男性に「厳しい意見をお願いします」と頼んで教えてもらうと良いでしょう。自分の頭で考えるだけでは、なかなか分からない部分がありますから。

ただ、そうやって教えてもらった理由は全て鵜呑みにしない方が良いと思います。なぜなら、答えてくれた相手も、あなたのことを全て知っているわけではないからです。それに上手く説明できないこともあるからです。服のセンスが云々ということを言われたとして、でも本質は年齢不相応の若作りをしすぎていて「イタい」ということかもしれません。相手もそこまで鋭く言語化できないことがある、というのを前提に、ヒントをもらうつもりで聞きましょう。

好かれないのが見た目の印象が理由のこともあるでしょう。但し意外に影響が大きいのは精神年齢の低さです。考えが浅い、感情を上手に出せない、(逆に)感情をコントロールできない、などの部分はとくに30代ぐらいからは好かれない理由として重要な要因になります(男性がそこを重視するようになってくるので)。

今度は逆に、あなたが出会った男性をあまり好きにならないという場合について考えて行きたいと思います。

女性が男性をなかなか好きにならない場合、メジャーな要因としてふたつ考えてみると良いと思います。

ひとつめが潜在意識レベルの問題。根っこに人間不信等があり、人間に対する安心感が欠如しているケース。これはインナーチャイルド課題です。

ふたつめが仕事ストレス、時間的ゆとりのなさ等により感情が閉じているケース。感動して涙がじわっと出る、というような経験を最近しましたか? していないとすると、もしかすると閉じているかもしれません。

恋愛に対して感情を開く上で有効なのが、男性から親切を受け取る習慣です。ちょっとしたことを手伝ってくれたり、優しい言葉をかけてくれたり。そういう小さな親切は日常に満ちているはずですが、それを心から受け取ってみて下さい。

女性の恋愛感情は、小さな親切を受け取っていると開いてきます。受け取り下手だと恋愛感情が開きにくいんですね。

自分が相手を好きにならない方のパターンの場合は、受け取って心から喜ぶ(相手に好かれるためにではなく、自分の心のために)ということを、心掛けてみると今までとパターンが変わるかも知れません。試してみて下さいね。

望みを具体的にしているか?

さて、上の「好きにならない」ケースと密接に関係しているのがこれです。望みを具体的にしているか。なぜこれが大事なのかというと、それは、特に結婚も視野に入れたパートナー探しの場合、誰でも良い、というわけには行かず、相手選びも必然的に慎重になるからです。

前項の話は、要するに以下のように進め、ということです。

○受け取る→好きになる→もっと受け取る→もっと好きになる→(どちらかが)告白→交際へ

逆に、以下のような話ではないよ、と言っています。

×好きな人ができる→受け取って喜ぶ→相手がもっと近づいてくる→受け取って喜ぶ→告白される→交際へ

なぜそれだとダメなのか。それは、「好きにならない」→「受け取らない」→「やっぱり好きにならない」という悪循環のループが解消されないからです。

つまり、事の本質は「あなたが相手を好きになる前に、相手の親切を受け取る」という点なのです。「まだ好きになっていない相手から、受け取る」という課題をクリアする必要がある、と言い換えてもいい。

この課題をクリアしないと、見た目や第一印象だけで相手選びをしてしまったり、「しばらく親切にすれば情も移るだろう」的に不倫を仕掛けてくる人の罠に落ちてしまったり、そして何より、恋愛が思い通りにならないことに嫌気が差して、相手との距離を取って、彼氏のできない期間が長引いてしまったり、という問題を作ってしまうわけです。

そして、好きになる前に、受け取るか受け取らないか決めないといけない、というのは、なかなか難しい判断です。そこで、相手に求める要素をリストアップして整理し、自分がどんなパートナーを求めているのか、そしてそのパートナーとどんな人生を歩みたいと考えているのか、自分の求めていることを明確に、具体的にすることが有効なのです。

本当はいくつかコツがあり、二日間のワークショップで学んで頂いているのですが、それを数行で書くのは無理ですので、自己流でも良いのでまずはリストアップしてみると良いと思います。

以下の記事も参考にしてみて下さい。
なぜ、結婚の条件をリストアップするのか?

潜在意識レベルの問題

最後に、潜在意識レベルの問題について書いていきます。たとえば、男性不信が強くて、そもそも男性に近づくことに対して心理的抵抗が強いような場合、普通の婚活では解決できません。

過去に遡って、問題の原因となった体験の記憶を開き、心理セラピーで解決する、というような方針で臨むことが有効です。

あるいは、承認不足、孤独感など、他人から認められた経験の少なさが原因の場合、過剰に相手に承認を求めて依存的になることもあります。上に書いた「精神年齢の幼さ」の中に、こういう原因が潜んでいることもあります。

こうした場合であっても、過去の記憶を開き、認められた経験から得たエネルギーを意識することで中和をし、過去の承認不足を解消していくことが必要になります。

潜在意識レベルの問題のうち上記の二つは、いわゆるインナーチャイルド課題です。しっかり取り組む必要があります。それに対して、もうひとつ潜在意識レベルの問題ーーより浅い問題ーーがありますので、それも書いておきます。

それは、親から言われた言葉や、先生から言われた言葉、そして社会で言われているようなことが刷り込みとして潜在意識に「すっ」と入ってしまって、それを自分で吟味することなく鵜呑みにしてしまったようなケースです。

たとえば、母親が疲れているときについポロッと「結婚なんてするもんじゃないわよ」と言った。で、それを「女は結婚なんてするものではない」とシリアスに受け取ってしまって、心の深いところで結婚に対するブレーキをかけてしまっていた、というような場合もあります。

下記の記事も参考にしてみて下さい。
彼氏ができない理由、自己診断チャート

ではでは!