解決志向とは?診断しません

 

 私が標榜している「解決志向」というのは、こういう特徴があります。
 
 
 「診断しない」
 
 
 時々私に「原因はなんですか」とか「病名は」みたいに聞く方がいらっしゃいます。
 
 
 「わかりません」
 
 
 そんな、無責任な。あなた専門家でしょ?
 そう言いたくなる気持ちも分かります。
 
 
 まあ、説明を聞いてください。
 心の問題というのは、心がネガティブに向かってしまう「くせ」がついているのが大抵の原因です。
 
 
 そうと分かったら、対策は決まっています。
 「毎日を心穏やかに過ごせる生活習慣、心の習慣をつける」
 
 
 だから、原因が離婚であっても、小さな頃の虐待であっても、職場のストレスであっても、結局同じような対策になってしまうのです。だったら、原因をあまり一生懸命探ったり、病名をつけようと一生懸命になっても仕方ないのです。
 
 
 だから私は、原因は?とか病名は?という質問に答えないのです。
 特に、病名をつけると、かえって病気になって、元気がなくなってしまう人もいますから。
 
 
 但し・・・
 
 毎日感じているストレスが、
 ・外部の環境から来ているものか?
 ・自分の心の中にある傷から来ているものか?
 ・身体的な傷や不調から来ているものか?
 
 このぐらいの分類は必要だと思っています。
 それから、
 
 心の成長の段階が、どのぐらいにあるのか、ということは見ます。
 心理学的に言って厳密な分け方ではありませんが、ざっとこんな感じで見ています。
 ・反抗期前(怒れない、人の言いなりになってしまう)
 ・依存の段階(人生が他人次第と感じている。思い通りに他人が動かないと不安になる)
 ・自立の段階(自分で何でもする。自立しているが、他人の助けを借りることが苦手)
 ・十分に成長(他人との境界線もしっかりしているし、相互に助け合うこともできる)
 まあ、十分に成長しているケースではあまりセラピストは必要ないかもしれません。
 
 
 そして、どうやってストレスを減らして日々を穏やかに過ごしていくか一緒に考えます。また、心の成長は幸せを感じるごとに加速していきますので、「幸せに成長する」方法を一緒に考えます。
 
 
 そういう訳ですので、
 病名をつけてほしい方は、お断りします
 解決方法を探りたい方には力を貸します
 
 どうぞ、ご理解いただけますよう、お願いいたします。